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第50回小児東洋医学会学術集会
2023年9月17日に行われた小児東洋医学会学術集会にて「自閉スペクトラム症(ASD)に対して湯液治療が奏功したきょうだい例」の発表をしてきました。
日本では、子どもに対して、煎じ薬がほとんど使われていないのですが
臨床では、自閉症の子どもたちにとても効果があります。
(よくある粉薬の漢方薬は「エキス剤」と言います。
韓国ドラマに出てくるような、グツグツ煮出す漢方薬が「煎じ薬」です。)
202
漢方コンサル(1期:2023年10月〜2024年3月)
「漢方薬で治せる疾患を増やしたい!」
「西洋医学で解決策がない不調に漢方薬を使いたい」
そう思って勉強会に出てみるけれど、実際の診療ではどの漢方薬を使っていいのか迷う。
鼻汁には、辛夷清肺湯・小青竜湯・葛根湯加川芎辛夷って書いてあるけれど、これらはどう使い分けるんだろう。
処方を出してみて、すごく効果がある人もいるけれど、効かなかった人もいる。効果がなかった時の次の一手を知りたい。
このよ
自己紹介①(難病発症〜東洋医学に出会うまで)
皆様、はじめまして。
小児漢方医・鈴村水鳥です。
東洋医学との出会い
私が東洋医学に出会ったきっかけは、医学部の2年生の時に尋常性天疱瘡という難病になったことがきっかけでした。
天疱瘡とは、自己免疫疾患の1つです。
私の場合は、口の中にびらんが出来たり、体全身に水疱ができたり、少しの刺激で皮膚がめくれていく症状がありました。
病名を告げられた時は、5年後の自分が想像できず、医師になるという夢も