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桜街スピカ
2024年5月23日 19:31
暗がりに満ちる光私はただこの瞬間切り取った一瞬がどうしても愛おしくて死を思えばいつか終わる寂しいけれど輝いている歩を進め橋を渡り川を越え彼岸花の向こう側例え遠くに行ったとしてもいっぱいの気持ちを語らおう生きていたいからだるまさんたちは転がってひとりひとり消えていく最後に残るのは私だけ
2024年5月3日 21:43
欠けているものがあった心に穴が空いていた何が足りないのかその答えを求めるように積み重なっていくルーズリーフ目が悪くなるほど手が黒ずむほど知識が増えるその裏で何が出来るかを考えていた詠われていく慰みの詩突き詰めていく一人旅やがて心は満たされていったその傍らでふと気になった当然のように一人じゃない貴方集団の中で輝く
2024年4月29日 18:02
焦がれた声で湖の水を掬えば差し掛かる中盤戦これからも旅は続く辿り着く果ても知らないけれど私を救うのは私の役目そう信じて歩き続けるもしもこの弱さを認めてしまえたなら生きることを諦めたなら楽になれるとしても嗚呼もう辞めてしまおうそんな思考を振り切った何度だって失望した他人に運命を託しても誰かに
2024年4月3日 08:09
苦しみの先に人に好かれない幸せがあった糾弾される苦痛に心は擦り切れる罪人という名前をつけられ生きていることを否定されるそれも一つの正義で私も彼らを否定する気はないけれど権利だけは誰にも否定できない生きる権利だけは命を懸けて戦うことを許してください私の罪は消えない許されようなんて思わないだから貴方の正義と戦おう
2023年12月15日 17:41
私には夢がある。いつか聞いた予言の詩。誰かが作った予言の詩。それが私を作ったんだ。予言の内容はこうだ。「現実の世界は不自由だ。時として嘘だって平気でつかなきゃいけないし。自分を傷付ける人に対して容赦しちゃいけない。少し感じた違和感で、細い希望を手探り寄せる。それはそれは血にまみれた物語だ。僕らはそれに縛られている。楽園はどこだ?夢はどこに
2023年11月11日 21:53
一人は無力だ。誰であっても、他人に助けられて生きている。一人では誰も生きていけないけど。私は他人が怖かった。自分を助けてくれた人。自分に優しくしてくれた人。何割かは、エゴで出来ていたから。本当に他人のために他人を救おうとする人は少ない。もし本当に存在するなら本来、幸せになるべき人だ。なのに。そんな人が幸せになれるとは限らない。時に利用され
2023年10月15日 22:27
死したフレーズ言葉を忘れ。散らばった欠片は綺麗だ。浮かばないタイトル。思い付かない物語。何かを書きたい感情だけが自分を動かしている。決断の時が来る。足掻いて、足掻いて、足掻いた先で。私に残されたものはなんだ。間違って、怯えて、傷付いて。それでも未来は残されていた。バラバラにされた心のピース。言葉の欠片。それは星のように綺麗で、儚くて。
2023年9月9日 19:34
目を瞑って、深呼吸。布団の中で落ち着いて。漠然と考える。あの日の夜空を思い返す。輝く星と光。照らされて淡く輝いた夜桜は。夢の中。夜の街に桜を散らせば。目が覚めたなら。あの春はまた、終わりを告げる。遠く消えた筈の春の恒星。仄かな光は、僕を照らしたまま。真っ白な世界に感情を吐いた。小さな世界を埋め尽くす文字。嘘偽りない感情。強さも
2023年7月24日 12:48
もしも、懐玉が輝けば。内に秘めた才能が開花すれば。劣等感は消えるだろうか。孤独ではなくなるだろうか。まだ、旅の途中。遥か遠い、夢を目指して。進みだす足。怖がりながら。生きてきた日々。積み重ねた日々。絶望が増えていく。苦しみも増えていった。残されたのは、いつだって。傷だらけで、強くなった自分だった。何かを、失った自分だった。例え。足掻い
2023年7月2日 21:53
もうひとつの世界。可能性。その道は、枝分かれしている。たくさんの事を、悩みながら。失いながら。……また、新たなものを得る。今まで、選んできたものを信じながらも。「もしも」なんて。ふと、思い浮かべていた。縁を失った、彼らのこと。でも。再会した人も。あれから、二度と会わなかった人も。何処か遠くの世界でその人らしく、息をしている。きっと、そ
2023年6月26日 23:41
人が社会で生きる時。疑いなく乗っかっている。一つ一つそんな風に、歯車は見える。「社会」は大きな機械だ。国の心臓みたいなものだ。人類史が刻まれた、とある巻物の登場人物で。それぞれが違う特性や文化を持つ。途方もない時間の中で。経験したことのない「もう一度」を繰り返している。人は、繰り返している。生命は育まれ、様々なものが花開く。長く息をしたもの。
2023年6月14日 05:06
見える景色は黒か白か。見えない青色、電車に揺られ。降りる時に、優しく見送ってくれた人の暖かさだけを覚えている。楽しい記憶だけを覚えている。辛かったことは薄れていく。幸せな脳の裏で考えていること。生きるとか死ぬとか常に考えている。この問題に向き合わずとも生きられる誰か。そんな誰かに、負けてられないから。夢で身体を満たしていく。心の世界、薄暗い洞穴を。
2023年6月9日 20:34
生きてると気持ちの乱高下。いいことも悪いこともある。悲しみや苦しみがあるから、幸せがある。その道はジグザグじゃなくて。「人生はきっと、螺旋階段なんだ。」誰かの言葉に胸を打たれる。 苦しみの渦中に言葉を投げ込んでみる。登っていくごとに、成長していく地続きの道。雲の向こうで、生まれ変わりながら。やがてはゴールに辿り着く。だから。自分の好きなことも。誰かの
2023年6月1日 23:08
嘘を吐いた。少しだけ、嘘を吐いた。それは貴方にではなくて。それは自分に対してであった。横顔が綺麗で鮮やかな貴方のこと。誰よりも笑顔が素敵な貴方のこと。忘れたくて、忘れる訳じゃない。貴方だって人間だ。今が間違っていることくらい分かってる。正直でないことくらい分かっている。気がついた時には、僕はいつも遅かった。貴方と一緒にいたかった。僕は誰も探していない