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「選定の夢。」(詩)

私には夢がある。


いつか聞いた予言の詩。


誰かが作った予言の詩。


それが私を作ったんだ。


予言の内容はこうだ。


「現実の世界は不自由だ。


時として嘘だって

平気でつかなきゃいけないし。


自分を傷付ける人に対して

容赦しちゃいけない。


少し感じた違和感で、

細い希望を手探り寄せる。


それはそれは血にまみれた物語だ。


僕らはそれに縛られている。


楽園はどこだ?


夢はどこにある?


きっとそうだ。


詩の世界にこそ自由がある。


夢がある。


何を書いてもいい。


どんな思想でも吐き出せる。


言葉を吐き出したなら。


言霊はもっと強くなる。


人の感情を揺さぶる、そんな力が宿る。


その力で、世界は変わる。


楽園に変わる。」


そんな予言を夢に見たから。


私は勇気を振り絞る。


怖いものは今だってたくさんある。


自分の全てだって

いつか誰かに否定されるかもしれない。


けれど。


怯えていちゃ、何も始まらない。


この夢だけは、叶えたいんだ。


そうさ。


ありのままの自分でいるために。


何度も。


何度でも。


言葉のナイフを振りかざす。


そう。


これはそんな予言の元の戦争だ。


要領の得ない言葉の織り成す

心に張り付いた呪いみたいな言葉達を。


私は武器にして生きていく。


糧にして生きていく。


「生きる」


そう。


それが、私の夢だから。

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