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「Another world remake.」(詩)

もうひとつの世界。


可能性。


その道は、枝分かれしている。


たくさんの事を、悩みながら。


失いながら。


……また、新たなものを得る。


今まで、

選んできたものを信じながらも。


「もしも」なんて。


ふと、思い浮かべていた。


縁を失った、彼らのこと。


でも。


再会した人も。


あれから、二度と会わなかった人も。


何処か遠くの世界で

その人らしく、息をしている。


きっと、それだけだから。


同じ様に、自分も進む。


確かな夢を抱いて。


諦めたこと。


諦められなかったこと。


好きになったこと。


好きになれなかったこと。


その全てで、自分は作られている。


未来を見据える。


後戻りはしない。


後悔と苦しみも、全部。


抱きしめて前に進む。


どれだけ、苦しい道でも。


せめて、この想いだけには

嘘をつかないように。


歩んだ道を、否定しないために。


戒めて。


叶えるために。


より強く、生まれ変わる為に。


言葉のナイフを持って、駆け抜ける。


「自分を証明したい。」


なんて。


自分を守る言い訳を着飾って。


表現する孤独の中で、

自身の醜さを知って。


それでも、いつか。


あの日みたいに、笑いたいから。


未だ白紙の世界の中心で

無数に広がる世界線の一つ。


果てしない道のりの中で。


僕は、小さく息をして。


静かにまた、歩き始めた。

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