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「心情シュルレアリスム。」(詩)

見える景色は黒か白か。


見えない青色、電車に揺られ。


降りる時に、優しく見送ってくれた

人の暖かさだけを覚えている。


楽しい記憶だけを覚えている。


辛かったことは薄れていく。


幸せな脳の裏で考えていること。


生きるとか死ぬとか

常に考えている。


この問題に向き合わずとも生きられる誰か。


そんな誰かに、負けてられないから。


夢で身体を満たしていく。


心の世界、薄暗い洞穴を。


大空の下、鮮やかな浅瀬の海で満たして。


メガホンを持った少女が

響くように叫ぶ。


言葉が心に響いていく。


これから先に何があっても、

僕は1人じゃない。


心に正直に生きる。


生きたなら、きっと。


その姿を、誰かはきっとみてくれる。


その先で、

きっと自分を愛せるようになるから。


この景色のような青空を目指すために。


……また、僕は息をした。

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