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求職リアル‼

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人生何度目かの求職活動。 生活の大半を占める仕事という、生きて行くための居場所探しは、社会に出て働くという現実の難しさと厳しさをまざまざと見せつける。 働くことは生きることなのか…
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2024年4月の記事一覧

12月17日

 母の離職票が届いたので、ハローワーク行きに便乗した。応募したい求人があったわけではないが、求職者マイページが三ヶ月の利用期間を経て無効になって久しい。有効化してもらうには再度訪れねばならず、それだけのためにわざわさ片道三十分以上かけなければならないのが、時間もガソリンも勿体なく思え、不便さに苛々しながらも放置していたのだった。
 ハローワークは閑古鳥であった。こんなに空いているのを見たことがない

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12月10日

 パソコンがインターネットに接続できなくなった。無線なので、スマホでは接続できていると確認できるが、パソコンではエラーになる。メールの送受信は出来るし、インスタグラムは見られる。プロバイダーのメールサイトにも繋がるのだが、他がすべてエラー。面接対策も滞り、ハローワークなどの就活サイトにアクセスすることも出来なくなった。
 インスタ&メールサイトのみOK…というパターンは過去にもあり、電源を落とした

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12月9日

 大都会から逃げたくて、真反対の方角にあるド田舎の求人に応募した。土地柄はこちらの方が合っている。しかし以前見たこの求人は、学歴が応募条件に追いついていなかった。今回は契約社員。社員ではないが、学歴に制限はない。希望者は、3年以内に正社員採用されるという実績もある。時間をかけるだけの価値があるかは判らない。やはり大都会から逃げただけなのかも知れない。
 自問自答のストレスを発散させる為に鍵盤に向か

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12月8日

 求職サイトからの応募で初めて、面接日調整の連絡が来た。
 実は二件応募し、働きたいのは近隣の事務職だったが、こちらはあっさり書類選考で撃沈。勢いで応募したもう一件から〝面接〟という返信が来たのである。
 面接…といっても、〝面接会〟とある。普通の面接とは違う匂いがする。催し物会場みたいなところに、人が沢山いるイメージ。実際は判らないが…。
 まさか面接…という話になるとは思わなかったので、大いに

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12月7日

 ネットで仕事を探してばかりいるせいか、派遣会社の求人広告がやたらと入る。居所は割れているようで、近隣の求人もそこそこあるのだと知り、詳細情報を探ろうと、ついついクリックしてしまう。
 派遣…。就職環境として希望は0だが、既に無職も9ヶ月目に入ると、何なりと出来ることをしないと貯金が底を尽きるのも時間の問題だともやもやしている。
 たまたま読むことになった、群ようこさんの『れんげ荘』という小説の主

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12月6日

 このところ、求職サイトからのメールが急激に増えている。コロナは第三波が来ているようで、過去最多の感染者を連日記録しているが、就職市場は徐々に活気を取り戻しているのか、新年度に向けて求人数が増えつつあるのか、実際のところ判らない。相変わらず内容が頓珍漢なので、〝これぞ!〟というものは皆無だ。私のどの経歴を見て応募を勧めるのかわからない、謎な職種が目白押しである。
 いよいよ年末の大掃除月間に入り、

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12月5日

 前回書いた、市の広報に載っていた求人が、今月の広報でも募集されていた。
 あの後、週の終わりに返信が来たのだが…
『他にもご質問等ございましたら、下の連絡先にお問い合わせください』と、丁寧な回答の最後には、電話番号が記されていた。
 問い合わせ先にメールアドレスが書かれていても、電話の方が早いということなのだろうが、ならば何故、問い合わせ先のメールアドレスが記載されているのか疑問に思う。送られて

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11月12日

 市の広報に載っている求人情報の詳細を、HP上で探るが、なかなか行き当たらない。毎月載っているので、なかなか人が決まらないのかと思っていたが、調べてみれば至極見つけにくい載せ方をしており、見つけられる人がいないせいで決まらないのではないかとさえ思った。
 気になる教育関係職も、資格や免許の有無が記されていない職種がある。かといって、〝不問〟という記述も無く、どういう人間なら応募できるのか、若しくは

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11月9日

 嫌々やったことは大概失敗する。そう自覚したものだから、石橋を叩き捲って結局渡らない…そんな生活になって久しい。決して良い傾向だとは思わないが、無理に渡って上手くいった経験がない。それだけは真実なので、今は自分を信じるしかないと思っている。誰も否定しないのは、それだけ人と関わる機会が減ったからかも知れない。先日、大枚をはたいて大きな買い物をしたことを知った弟が言った。
「血ぃ吐くまで働けよ!」
 

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10月11日

 今月に入って、求職者マイページから求人検索が出来なくなった。保存していた希望条件がクリック出来なくなっている。マイページではなく、トップページからの検索は可能なので、検索自体出来なくはないのだが、複数の希望条件を毎回一から入れ直さなければならず、かなり不便だ。また、気になる求人があってもマイページに保存出来ないので、比較検討しようにも5ケタ+8ケタの求人番号をいちいち控えておいて、その都度入力し

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10月9日

 このところ、求職サイトから入る〝スカウト〟メッセージの内容が、保険外交員か警備員の二択になって来た。
 どちらの経験も無ければ、どちらのスキルも無い。希望職種として登録もしていなければ、勿論、今後希望する予定もない。
 機械が人工知能を上回る日は遠くないらしいが、既に上回っている分野もあるように聞いた気もする。本当だろうかと訝しい。
 少なくとも、求職サイトに関しては、〝人の心、機械知らず〟とい

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10月3日

 10月に入って、求人数がドッと増えた。といっても、惹かれるものが皆無なのは変わらない。
 月初めはいつも、有り得ない量の求人が入る。それはほぼ毎月の常で、珍しい事では無い事にいい加減気付いている。私にとっての〝求人〟が無いことにもそろそろ慣れてしまったが、それを「仕方ない」と思ってこの先の人生を生きて行けるわけではないので、もどかしい。
 最近、自分に暗示をかけることを忘れていた。
「なるように

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9月25日

 今日、最後の認定日を迎えた。コロナによる救済措置のお陰で、60日伸びた給付期間だったが、与えられたチャンスは無駄に終わった。
 認定日が近付く度に焦った。自分の道だと思える場所が見当たらず、100点満点など無いのだという諦めと、兎に角仕事がしたいという思いから、少しでも条件に引っかかればチャレンジは続けたものの、何ひとつ結果には繋がらなかった。その都度落ち込んだが、何処かでホッとする気持ちもあっ

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8月11日

 丸一ヶ月書かずにいたのだと、今初めて知った。書かなかった理由をここに記すのは止めにする。受け入れられないこと、受け入れ切れないこと、受け容れたくないことがずっと心の中に鎮座している。ようやくこのフォルダを開く気になったのは、何度目かの振出しに戻ったせいだ。

 先ず、オンライン面接から二次面接に臨んだ遠方の求人は、見事に撃沈した。想定外のことが多過ぎて、プラスマイナス0になるのだとしたら合格も

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