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人と人のアイダ

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人と人のアイダにある境界線について、あれこれ考えて書いた記事たち
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記事一覧

一緒にいると辛くなる人がいるあなたへ

一緒にいると辛くなる人がいるあなたへ

「あなたのその健全さが辛い」と言われたことがあります。

大事な友人の一人でした。相手も私のことを大事に思っていたからこそ、話してくれたのだと思います。

あなた(私)は何も悪くないのだけど、そのひたむきに努力できちゃう感じとか、未来は明るいって根拠なく信じられてしまう感じとか、人の良いところばかり見ることができちゃう感じとか、全て辛いと。

私はその人が、辛い気持ちでいるだろうなということもなん

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ほしい言葉は相手に伝えてみるといい

ほしい言葉は相手に伝えてみるといい

たまに、仕事が忙しいことに対する文句を言います。

友人は言います。

ええそうです。そのとおりです。

たしかに私が選んだ仕事たちです。別に誰かに強制されて仕事しているわけじゃないし、やめたいと思ってる訳でもない。私にとってすんごい大事な仕事たちです。

でも、重なって忙しいな〜みたいな、文句言いたい時あるじゃないですか。雨が降って「ちぇ!!」と同じようなものですよ。ただ「大変だねぇ」と言ってほ

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愚痴る時はマナーが大事

愚痴る時はマナーが大事

ただ愚痴りたい時ってある。

でも愚痴るという行為には、ある程度マナーが必要だと思っている。だって、愚痴を聞くって大変だ。共感を表したり、同情したり、相手はいつだってたくさん考えて聞いてくれている。それを理解してこの行為を行わなくてはいけないと思っている。

というわけで(どういうわけで)、突然だけど愚痴る時のマイルールを紹介しよう!

相手を楽しませる愚痴を

まず、ただ愚痴るんじゃなくて起承転

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「嘘つく人はどう?」と問われた時は・・・

「嘘つく人はどう?」と問われた時は・・・

先日、「嘘つく人ってどう思いますか?」と聞かれました。

ソーシャルワークの仕事はおもしろい。いろんな人から、いろんな問いかけをされる。

「嘘つく人かぁ。そうですねぇ。そうねぇ。」なんて、言いながら、コーヒーを飲んだり、おしぼりを触ったりして考えました。

嘘をつく人について考える時は、自分も嘘をつくということを一回棚に上げて考えないとうまく考えられない気がします。私も人生でいろいろと嘘をついて

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「がっかり」するのは相手の勝手

「がっかり」するのは相手の勝手

最近、「がっかりだわ〜」と言われて傷ついた方からの話を聞きました。

私は「がっかり」もしくは「残念だよ」という言葉の持つ攻撃力に、いつも圧倒されています。「がっかり攻撃」と名前をつけていて、過去にはこんな記事も書いています。

(この過去記事、ちょっと読みづらいな…)

いまいちど、言いたいのですが。

「がっかりだわ〜」は、相手をコントロールしたいという大きな意図を持って発される言葉です。

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私のnote記録ー152件から伝えたいことを探る。

私のnote記録ー152件から伝えたいことを探る。

最近、毎日noteを書いている私です。
つぶやき機能を使って休む日もありますが、現在44日連続投稿!

年明けに「やめてもいい」と宣言したら、気持ちが楽になり続けられています。そうなの〜やめてもいいのです〜。

そして、過去をさかのぼるとこんな記事も出てきた。

2年前、34件noteを書いた時点で振り返ったのです。なつかしい〜。

当時書いた記事はほとんど下書きに戻してしまいました。途中から自分

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自分の心としか付き合えないのに

自分の心としか付き合えないのに

目の前の人の悲しみが和らぎますように。
目の前の人が怒りを鎮めますように。
目の前の人の機嫌がなおりますように。
目の前の人がいつも幸せでありますように。

目の前の人は悲しくて泣くし
目の前の人は怒りで怒鳴るし
目の前の人は不機嫌で無視するし
目の前の人は不幸な時がある。

目の前の人の悲しみが和らぎますように。
目の前の人が怒りを鎮めますように。
目の前の人の機嫌がなおりますように。
目の前の

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期待しているのは私だから

期待しているのは私だから

よく、「期待するのは相手の勝手」という言葉を使います。

人間関係で、誰かからの期待が苦しい時があります。「恋人だから週末は一緒に過ごすよね〜?」な期待とか、「親の言うことは聞くよね〜?」な期待。

他には「せっかく手伝ったんだから成果出すよね〜?」な期待とか、「私の後輩だったらここまではついてくるよね〜?」とか、「お前はもっといけるぜ〜」という期待。

疲れたけど休めないし断れない。「がっかりし

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「がんばって」「無理しないで」の主語は相手なのだ

「がんばって」「無理しないで」の主語は相手なのだ

「ハマヤマ10minラヂオ 言の葉と息する」の「#23 ほどよいと息する」がアップされた。ぜひ聞いてくだされ。

今回のテーマの中で、相手にとっての「ほどよい言葉」ってなんだろう…という話題になった時に、私が誰かに手渡してきた言葉たちが頭の中でたくさん蘇った。

相手が大変な時に、私たちは言葉をかけたくなる。でも同時に、「がんばってね」「無理しないでね」「ゆっくり休んでね」など、どの言葉をかけてい

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褒める作法・褒められる作法

褒める作法・褒められる作法

「褒める」という言葉はあまり好きではなく、基本的には使わない。なんだか偉そうな気がしてしまう。

そうすると困るのが、素敵だな〜と思う気持ちを伝える言葉に、適切な単語がないことだ。

ワンピースを褒める。
髪型を褒める。
笑顔を褒める。
文字を褒める。

単に「素敵ねぇ」と言いたいだけなのに、なんだか上から目線な気がしてしまう。そうすると、言い方を変えるしかない。

ワンピースが素敵だと伝える。

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苦手な人は良き「練習相手」になる

苦手な人は良き「練習相手」になる

いつでもどこでも、苦手な人は現れる。「あの人と合わないから…」と場所を変えても、結局同じような人が現れる。そしていつでも、自分は同じようなことで悩んでいる。

そんな経験はないだろうか。

周りの人も環境も違うのに、いつも同じような人に悩まされる。「あ〜あ、あの人さえいなければ、この職場(学校)は完璧なのに!」「あ〜あ、あの人が変わってくれたら!自分がおかしいと気づいてくれたら!」と思ってしまう。

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「そんなつもりじゃなかった」にまつわる対応

「そんなつもりじゃなかった」にまつわる対応

人と人というのは本当にすれ違ったり絡まったりで、世の中には「そんなつもりじゃなかった」という気持ちが飛び交っているのではないかと思う。

私が関わる「そんなつもりじゃなかった」には2種類ある。

1つは、私自身が「そんなつもりじゃなかったのだけど!」と思うこと。

もう1つは「そんなつもりじゃないよ〜」と相手から言われること。

どちらも、人と関わる時に起きること。「そんなつもりじゃなかった!」は

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説得しなくていい

説得しなくていい

「どうしてわかってくれないんだろう」と、人にあれこれ説明してみることがある。

家族だからといって、毎日電話をかけてこられると困る理由とか。

恋人よりも、友人を大切にしたい場合がある時とか。

何も予定はないんだけど、なんだか人に会いたくない日があることとか。

相手が納得しないと、ダメな気がする時がある。

「全然意味わからないよ。どうして会いたくないの?」と恋人から言われたら、今日は会えない

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師匠とはすれ違うくらいでいい

師匠とはすれ違うくらいでいい

私には、心の中で「師匠」と呼んでいる人が何人かいる。彼らは、私が生きる上で重要な言葉をくれた人たちだ。

毎度出てくるByron Katieは師匠の1人だ。彼女が私にとって師匠なのは、30歳のあの日、あの時、たまたま彼女の本を手にとった私が、彼女の言葉でものの見方がコロリと変わったからだ。

きっと、あのタイミングで彼女の本を読まなければ「コロリ」はやってこなかったし、彼女の違う本を先に読んでいて

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