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はがの森
2023年8月11日 11:08
ずっと自分で作った服に自信が持てなかった。2畳半の小さな作業部屋で、夢中で作っていても、完成してみると、なんかパッとしない気がして。誰かに褒めて欲しくて、写真を送りつけても、いくらみんなにヨシヨシされても、どこか不安。それは、本当に服が良いから褒めているの?それとも、頑張っている私へのお情け?慰め?メンヘラになっちゃうよねぇ。困ったねぇ。だから、頑張って作った初めてのリメ
2023年11月20日 13:22
“慮る6日間”と一週間ぶりの“答え合わせ”それは、今日も変わらず君を想っている証拠で。こんな関係も、なんだかんだ心地良いと思える。本当はやり過ごすつもりだった恋人の連絡不精。君が思っている百億倍、私は連絡を心待ちにして携帯が鳴るたびに期待して、本当に淋しくて。それでも強要はしたくないし、喧嘩も嫌なの。考えれば考えるほど八方塞がりだ。この涙は、墓場まで持っていこう。そう決めた
2024年1月8日 13:30
「芳賀乃森、売り払ったって」父があまりにもサラッと告げるものだから、事の重大さに気づくのに1週間もかかった。曽祖父が村人達から寄贈されて、祖父が管理していた芳賀乃森を、ついに売却したという。いつも家族並んで記念撮影していたあの森が、とうとう無くなってしまった。❄︎ ❄︎ ❄︎芳賀乃森。北海道の奥深くに眠る私達の森。ぴょんぴょん飛び跳ねるうさぎを眺めながら、その奥には
2023年12月17日 00:00
「雪奈の誕生日はやっぱり沢山雪が降るね」ママはリビングの外を眺めてニッコリと微笑む。私が生まれた日はとんでもない吹雪で、パパは出産に全く間に合わなかったらしい。吹雪じゃない誕生日を迎えるのにも慣れてきた。もう5回目らしいよ。早いもんだね。23歳は、“温かさ”を分かち合える人になりたい。この一年は本当に穏やかで、ぬくぬくした日々を過ごしていた気がする。初めての大阪、初めての