丹波 ぎろ

日記を記したり、現実と空想を混ぜながら、記したり。 強迫性障害を発症し、後にうつ病を発…

丹波 ぎろ

日記を記したり、現実と空想を混ぜながら、記したり。 強迫性障害を発症し、後にうつ病を発症。 国立大中退→私大進学

記事一覧

他人の為に生きるのは間違いでしょうか。私は、自分の為に生きることができません。しかし、日常を送っていると、自分の為にだとか、自分のやりたいようにといったことを言…

丹波 ぎろ
3週間前
5

Peaceを優しく銜えるとき、月下で君の唇に触れた透明感のある感覚と柔らな音と絡み合う舌の甘みが浮かび上がる。

丹波 ぎろ
3週間前
1

gradation #2

優しさなんてありがたくはないと言い切れないが言い切れる気もしてやまない。 人々が私を巻き込んで渦を作っては、何かしらが触れて、思い出したくないことまでも触れられ…

丹波 ぎろ
3週間前
2

伽藍堂

真っ白な姿で生まれてきました 気づけば黒く変わり果てていました 心だけだと思っていたら 肺は心の色に敵いませんでした フィルターを舐めては 接吻のように感じる日々を…

丹波 ぎろ
1か月前
2

gradation #1

社会の歯車のようにありたい自分と、Anti-peacefulでありたい自分が同時に存在して気味が悪い。生きること以上に難しい事象は生を得た以上存在しないと考えられる。 雨だ…

丹波 ぎろ
1か月前
4

心臓を強く握って

23区は夜ということを感じさせずに 気づけばモダンなライトが 僕を照らしていました 敷き詰められたコンクリートの 隙間から顔を出す優しそうな草が 僕に懐古を教えてくれ…

丹波 ぎろ
1か月前
2

灰桜 ・ 肌

音沙汰なく 姿を見せるなんて 賞美期限が一瞬の あなたを 映したくて たまらないんだから 少しくらい 声を掛けてよ どうせまた 居なくなるんだから 揺れる 揺れる 揺れる …

丹波 ぎろ
1か月前
2

閉塞と開放

風呂に浸かれば いつもと少し違う言葉を 書けるんじゃないかと思って 壁紙の線を眺めては 濡れた携帯電話を さらに濡らしていく 純潔を流しては 不純を取り入れて 不純を…

丹波 ぎろ
1か月前
1

織り成す季節

桜も笑わない春だというのに 若者のすべてを聴けば夏模様 午後八時だというのに 温い空気とざわめきがまとわりついて どこにも隠れられやしないよ 涼しげな色の浴衣を着て…

丹波 ぎろ
1か月前
2

心の嘔吐

(嘔吐という用語を使うと、どこかサルトルのような雰囲気がありますが、サルトルの著書とは無関係です。) こんにちは。丹波 ぎろです。 このnoteでは、私の最近の習慣…

丹波 ぎろ
1か月前
1

惜別十八、逢瀬十九

お久しぶりです。丹波 ぎろです。 近頃は、色々なことをしていました。具体的にいえば、自分がどういうことを考え、モットーに生きているのか可視化しようと自伝的なもの…

丹波 ぎろ
2か月前
7

tweet

How can I believe other people? I don't know the answer now. I may not understand the problem forever. I feel humankind scary, because they have intelligence, …

丹波 ぎろ
2か月前
2

自由律俳句がエロい

自由律俳句がエロいという話をしたいと思う。私は"俳句"というものに少し嫌悪感というか、触れてはいけないものみたいなイメージがあった。なぜなら、ルールが難しそうであ…

丹波 ぎろ
3か月前
5

少し欠けた花瓶に一輪の花を

中心街のちょっとしたネオンの色が、日が落ちてないというのに、いつもより五月蝿い気がする。昨日の驟雨で湿ったアスファルトによる乱反射のせいだろうか。そんな、ちょっ…

丹波 ぎろ
3か月前
1

ほんとは会って話したい、だけど

夜になると彼女を思い出す。何度もnoteで書かせてもらっているあの彼女だ。勝手にごめんね。 彼女と別れて、自分自身を見つめる時間が増えた。どういう自分でいればいいの…

丹波 ぎろ
3か月前
5

彼女のことを忘れたいけど、忘れられない

彼女のことをもう思い出さないように、頑張って前を向いて生きようとしていても、ふとしたときに写真に写った彼女が目の前に現れることがある。その時には、人生で感じたこ…

丹波 ぎろ
3か月前
9

他人の為に生きるのは間違いでしょうか。私は、自分の為に生きることができません。しかし、日常を送っていると、自分の為にだとか、自分のやりたいようにといったことを言われることが多々あります。もちろん、自分が好きなことを自分の好きなだけ行い、自分を慈しむことや、自分の人生(自分が主人公である人生)を送ることが大切なのは分かります。けれども、他人の為に尽くすことで得られる喜びで自身の生を感じることのできる

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Peaceを優しく銜えるとき、月下で君の唇に触れた透明感のある感覚と柔らな音と絡み合う舌の甘みが浮かび上がる。

gradation #2

優しさなんてありがたくはないと言い切れないが言い切れる気もしてやまない。
人々が私を巻き込んで渦を作っては、何かしらが触れて、思い出したくないことまでも触れられそうな気がする。渦のピースに探しているものがないか確かめては、無いことを悟り、無駄な自身の優しさが傷口に鹽化ナトリウムを薄く塗って、泡が立つような気がした。歯を食いしばっては、身体中の細胞という細胞が振動する心地がして、涙が零れて染みる。

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伽藍堂

伽藍堂

真っ白な姿で生まれてきました
気づけば黒く変わり果てていました
心だけだと思っていたら
肺は心の色に敵いませんでした
フィルターを舐めては
接吻のように感じる日々を送っていました
指の数では足りなくなる日が増えてきました
身体を泡で包んだ匂いは煙というより
あなたのような気がしました

煙はトランスルーセントになっていきました
よく知った女が私と一緒に布団に入っていました
女は私の方を向いて目を瞑

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gradation #1

社会の歯車のようにありたい自分と、Anti-peacefulでありたい自分が同時に存在して気味が悪い。生きること以上に難しい事象は生を得た以上存在しないと考えられる。

雨だ叫べ 雨だ叫べ 雨だ叫べ 雨だ叫べ
雨だ叫べ 雨だ叫べ 雨だ叫べ
晴れた泣け 晴れた泣け 晴れた泣け 晴れた泣け
晴れた泣け 晴れた泣け 晴れた泣け

手を繋いで歩く親子
子供は早足でじたばたと、親はゆっくりと
人生の感

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心臓を強く握って

23区は夜ということを感じさせずに
気づけばモダンなライトが
僕を照らしていました

敷き詰められたコンクリートの
隙間から顔を出す優しそうな草が
僕に懐古を教えてくれました

踵で棘を刺すような
見上げるくらいの背丈の女性が
僕に畏怖を教えてくれました

大きな花が描かれたカーディガンの
同じくらいの背丈の女性が
僕の過去を掻き回してくれました

娼婦に満ち満ちたこの社会で
『ヰタ・セクスアリス

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灰桜 ・ 肌

灰桜 ・ 肌

音沙汰なく 姿を見せるなんて
賞美期限が一瞬の あなたを
映したくて たまらないんだから
少しくらい 声を掛けてよ
どうせまた 居なくなるんだから

揺れる 揺れる 揺れる
濡れる 濡れる 濡れる
"××"と音を立てながら
流れる 流れる 流れる
消える 消える 消える
何も纏ってなくても 綺麗だね
艶やかだったのに 可愛らしくなるんだね

「あと何回 あなたに会えるのかな」
そんなこと考えると

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閉塞と開放

閉塞と開放

風呂に浸かれば いつもと少し違う言葉を
書けるんじゃないかと思って
壁紙の線を眺めては 濡れた携帯電話を
さらに濡らしていく

純潔を流しては 不純を取り入れて
不純を流しては 純潔を取り入れる
不貞腐れた心も 少し恢復する気がして
また不貞腐れていくんだ

着実に明日へと 進んでいるはずなのに
進んでいないような気がして
取り残されてる気がして

風呂の栓を抜いたから もう
今の自分には 何もな

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織り成す季節

織り成す季節

桜も笑わない春だというのに
若者のすべてを聴けば夏模様
午後八時だというのに
温い空気とざわめきがまとわりついて
どこにも隠れられやしないよ
涼しげな色の浴衣を着て来たんだね
ソーダ色のアイスを
一口食べては一口もらってはにかむ
側にいても似合う服を着てこればよかった
でもそんなもの一つもないよ
難しいなとっても
とっても難しいな
遠い存在に感じてしまうんだ
瞳に映らなくなってほしくないよ
二人の

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心の嘔吐

(嘔吐という用語を使うと、どこかサルトルのような雰囲気がありますが、サルトルの著書とは無関係です。)

こんにちは。丹波 ぎろです。
このnoteでは、私の最近の習慣についてお話ししたいと思います。(ただ、私はあらゆることを三日坊主にしてしまう癖があるので、毎日行っている訳ではないことをご承知おきください。また、本音を言えば毎日行いたいと思っています。)それは、思っていることをノート(≠not

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惜別十八、逢瀬十九

お久しぶりです。丹波 ぎろです。

近頃は、色々なことをしていました。具体的にいえば、自分がどういうことを考え、モットーに生きているのか可視化しようと自伝的なものを記したり、自己表現をするために他の方法はないかと芸術を探究したり、勉学に努めたりしていました。

私の拙いnoteを見て下さる人がいらっしゃり、メールで"スキのお知らせ"の通知が来る度に、わざわざ読んでくださっている人がいることを身

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tweet

How can I believe other people?
I don't know the answer now.
I may not understand the problem forever.
I feel humankind scary, because they have intelligence, so they never move like animals.
Move, m

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自由律俳句がエロい

自由律俳句がエロいという話をしたいと思う。私は"俳句"というものに少し嫌悪感というか、触れてはいけないものみたいなイメージがあった。なぜなら、ルールが難しそうであったからだ。たまに俳句を評価しているテレビ番組を拝見することがあるが、見ていると難しそうだなぁ、厳しそうだなぁという印象を抱える。また、俳句の善し悪しがイマイチよく分からない。それゆえ、私には遠い世界だなぁと感じていた。
しかしこの間、

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少し欠けた花瓶に一輪の花を

中心街のちょっとしたネオンの色が、日が落ちてないというのに、いつもより五月蝿い気がする。昨日の驟雨で湿ったアスファルトによる乱反射のせいだろうか。そんな、ちょっとした変化がやけに目に映り、無関心でいたい気持ちを上回って疲れてしまう。自転車のブレーキの軋む音、自動車のタイヤと地面との摩擦音、誰かが足を擦って歩く音、何もかもが体の血の巡りを早めている気がする。周りに流されて失われそうな自分自身に意識を

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ほんとは会って話したい、だけど

夜になると彼女を思い出す。何度もnoteで書かせてもらっているあの彼女だ。勝手にごめんね。

彼女と別れて、自分自身を見つめる時間が増えた。どういう自分でいればいいのか、自分の性格はこれでいいのか、どうしたら友好な関係を築いていけるのか、どうしたらまた大事な人に出会えるか考えている。また、ギターを練習したり、増えに増えた本を読んだりしている。ほんとは、彼女の前で弾き語りしたかったんだよね。

自分

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彼女のことを忘れたいけど、忘れられない

彼女のことをもう思い出さないように、頑張って前を向いて生きようとしていても、ふとしたときに写真に写った彼女が目の前に現れることがある。その時には、人生で感じたことのない酷い孤独感と孤立感に苛まれる。彼女からもらった幾つかのものは棄てた。自分自身を苦しめないために。でも、すべて棄てた訳じゃない。クリスマスに2人で一緒に選んだショルダーバッグは棄てるにも棄てられなかった。本当は棄てたかった。でも、棄て

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