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『蜷川実花展 Eternity in a Moment 瞬きの中の永遠』
2023の展覧会納めはこちら。
圧倒的に心を奪っていく展示でした。というのが全体を見ての感想。
確かに「地上200メートルの桃源郷」
でありました。
入って最初は真っ暗な世界に花が緑が降ってくる世界からスタート。
写真展ではなかった。
(写真展だと思って行った)
映像とデジタルのインスタレーションはチームラボを想起させるなと思ったのですが、(チームラボをそんなに知らないけど)ちょっと違う感じがす
没後190年『木米』~文人はいつも竹林に遊ぶのだから~
サントリー美術館で開催中(~3月26日まで)の「没後190年「木米」展」。江戸時代の陶芸の人だよね、というあさー---いイメージで見に行ったもの知らずなので、結果楽しくてめろめろになったので、張り切ってレポートしていきます。
木米ってだれ
木米といえば江戸時代の陶芸の人、なんです。確かに。けど、それだけじゃなくって!多才。幼いころ、池大雅に学んだそうで、そりゃあ、文人画だわ。と思いました。とは
市民の市民による現代アート「ルードヴィヒ美術館展」でムムム…
ドイツのケルンにルードヴィヒ美術館はあります。集められているのは、ポップアートや抽象画など20世紀に入ってからの近現代アートの数々です。近代西洋アートはまったく守備範囲外なのですが、言いたいことがてんこもりなので、レポートします。
ルードヴィヒ美術館とは?世界の美術館データベースによると
ケルンの大聖堂の裏手にある現代美術館。1976年2月5日、ペーター・ルートヴィヒと妻イレーネは350点の現
「琉球」展で琉球を考える
東京国立博物館、6月26日で閉幕の「沖縄復帰50年記念特別展『琉球』」を見てきました。良くも悪くも「本土と琉球」についていろいろと考えさせられる展示でした。
1,万国津梁、アジアの架け橋として
海洋国家であった琉球王国(この場合古琉球を含んで)がいかに大陸と、というか世界の架け橋となっていたか、というのがよくわかる展示が多かったです。
入ってすぐに展示されていたのは朝鮮で描かれた地図。地図に
大正ロマンとか、昭和モダンについて考えてみる~百段階段
浪漫はロマン。フランス語の「Roman」を由来にする外来語です。大辞林によると、カタカナでロマン、と書くとロマンス小説。とくに長編小説をあらわします。他には感情的、理想的に物事をとらえること。夢や冒険などへの強い憧れを持つこと。「ロマンを追う」「ロマンを駆り立てられる」なんていう言い方しますね。対して浪漫はロマンに漢字をあてたものになりますが、抒情的な理想をあげたもの、という意に変わるようですね。
もっとみる伝統の伝えかた〜体感!日本の伝統芸能
トーハク表慶館で現在開催中の「体感!日本の伝統芸能」を見てきました。ユネスコ無形文化遺産の特別展です。こちらは多分ほんとうは当初のオリンピック期間に開催予定だったもので、初めてニッポンに来た外国人に楽しんでもらおう!という気合に満ち溢れた展示でした。を(ですよね?そうじゃなかったらそれはそれでかなり衝撃)
個人的には私はこの展示をもう少しどうにかして、全国回ればいいじゃない!と思ったので、レポート
2000年前に眠った町「ポンペイ」
東京国立博物館にて開催中の『特別展・ポンペイ』を見てきました。
混雑はそれほどしていなかったです。古代ローマは専門外なのですが、めちゃくちゃ楽しかったのでレポート作ります。
ポンペイとは?
ポンペイは南イタリアのナポリの近くにある都市でした。海に面した港町で、地中海を交易することで栄えた都市です。この都市がヴェスヴィオ山の噴火により一夜として死の町になってしまったことは知られた通り。
軽石と火
「Museum Start あいうえの」のすばらしさを伝えるnote其の二
「Museum Start あいうえの」に参加して、その楽しさに釘付けになってしまいましたので、勝手によさを伝える会(其の一はこちら)第二回目の記事になります。「あいうえの」の理念、博物館におけるSDGsとは、ということについて前回書いたので今回は「SDGsで探究!名建築を見る」という今回のイベントについて書いていきたいと思います。
1.東京都美術館はこんな美術館だ1926年(大正15年)日本で