2本足の犬

『犬は「しつけ」で育てるな!』の著者・堀明のアカウントです 🐕犬関係の著作は7冊上梓し…

2本足の犬

『犬は「しつけ」で育てるな!』の著者・堀明のアカウントです 🐕犬関係の著作は7冊上梓しています 📚「ここまでわかった犬たちの内なる世界 シーズン2」完結しました! 📸「犬を撮る」フォトオフィス☞https://akirahori-photo.jimdofree.com

マガジン

  • 犬の生態あれこれ

    犬と人の幸せにつながる、犬の生態に沿った暮らしを。その一助となればうれしいです。 こちらのラインアップでは、1000〜2000字程度の短めの記事をご用意しています。 コンテンツは少しずつ増えていくと思います(不定期投稿です)。 ※リーダー論に関する記事(2本)は、Newマガジン『犬の目線で考える』に移動しました。

  • 犬の目線で考える。

    もし犬が言葉を話せたら、こんなことを伝えたいのかもしれないな。そんなイメージでワンテーマごとに深掘りを試みるマガジンです。 ときに動物福祉の視点も入れながら、行動や習性、人との関係性にフォーカスしていきます。 ==投稿頻度は? ーー じわじわと更新できればと思っています。 == かなり挑戦的な企画のような気がしますが、大丈夫ですか? ーー そう突っ込まれると、素早くはい大丈夫ですと切り返せそうにありません。正直自分でも不安ですが、乗り掛かった船なので沈没するまで(?)はがんばります。 ※お断り 上記インタビューは、 日を追うに従い、読者の許可なく改ざんされる可能性があります。

  • 四半世紀の凸凹撮影記

    動物写真家として活動を始めて、そろそろ四半世紀を迎えようとしています。 書き留めたフィールドノートをもとに自身の記憶の格納庫を開け放ってみました。 noteで初めて書いたぶっちゃけ話。どうぞご笑覧くだい。 .

  • ここまでわかった犬たちの内なる世界 シーズン2

    連作コラムの続編です。 筆者の観察体験をお話しするとともに、 HOTな新情報やデータも逐一紹介しています。 “できるだけわかりやすく面白く “を心がけています。 シーズン1よりやや長文、 平均すると1本のコラムが9000字程度です(長短のばらつきはあります)。

  • ここまでわかった犬たちの内なる世界 シーズン1

    127匹のイヌたちと寝食を共にするように暮らし、6万㎡の牧草地をフィールドに“半放し飼い“のイヌの群れをつぶさに観察した筆者が、イヌをめぐる認知科学の現況にも着目しつつ、独自の視点で犬の内的世界に分け入ろうと試みる連作コラムです。

記事一覧

固定された記事

ようこそ! 犬たちの内なる世界へ

noteマガジン『ここまでわかった犬たちの内なる世界』の扉を叩いてくださり、ありがとうございます。 最初におことわりしておきますが、このnoteマガジンは、犬の飼い方…

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ジャーマン・ショートヘアード・ポインター 
 GERMAN SHORTHAIRED POINTER: 近現代 ドイツ

2本足の犬
37分前
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ワイマラナー WEIMARANER : 近現代 ドイツ

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ブリタニー BRITTANY : 近世以前 フランス

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犬と雪〜イヌたちは新しい方法で世界とかかわろうとする

☻ 暑いので涼しげな画像の数々をどうぞお楽しみ下さい。 ぶる、ぶる、ぶるるっ。 キラキラに輝いた雪の結晶をまとった被毛を震わせている。 犬たちが室内で暖をとりなが…

2本足の犬
2週間前
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モチベーションアゲアゲ企画

早いものです。note を始めて3周年となりました。 この1年は、 昨秋見舞われた例の「腕が突然動かなくなる」件の影響も尾を引き、 記事の更新をサボり続け、 先日UPした『…

2本足の犬
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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った④

Photo&text=Akira Hori All rights reserved 長逗留となったコバラム(Kovalam)を後にした私は、野生のゾウがいることで知られているペリヤール野生動物保護区での撮影を…

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2本足の犬
3週間前
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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った③

Photo&text=Akira Hori All rights reserved これまで見てきたように、インドにはストリートドッグが実に多い。 一体どのくらいの野良犬がいるんだろうか? ためしにHo…

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2本足の犬
4週間前
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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った ②

Photo&text=Akira Hori All rights reserved インドで私はぼんやりと犬を撮っていた。 前回の話を一行でまとめなさいと言われたら、そう書くことになるだろう 。 ぼん…

0〜
割引あり
2本足の犬
8か月前
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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った ①

Photo&text=Akira Hori All rights reserved アーグラーの安ホテルの1室にバックパックを放り込んだ私は、真っ先にタージ・ マハルの川べりに向かった。 タージ・マハ…

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2本足の犬
9か月前
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"知的不服従"というイヌの能力

先日、ニュースサイトを眺めていたら、気になるタイトルの記事が目に留まりました。 早速、開いてみると、まずは、災害救助犬には、どんなイヌが向いているのかについて述…

2本足の犬
10か月前
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サルーキ SALUKI:近世以前 中東

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グレート・デーン GREAT DANE:近現代 ドイツ

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ダルメシアン DALMATIAN: 近世以前 クロアチア

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犬にとって尻尾は"心の窓"

いきなりですが、皆さんに質問です。 でも、どうか身構えないでください。 イヌのしぐさのキホンのキともいうべきごく簡単なことをとり上げます。 【Question】次の2枚の…

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ボルゾイ BORZOI:近世以前 ロシア

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ようこそ! 犬たちの内なる世界へ

ようこそ! 犬たちの内なる世界へ



noteマガジン『ここまでわかった犬たちの内なる世界』の扉を叩いてくださり、ありがとうございます。

最初におことわりしておきますが、このnoteマガジンは、犬の飼い方やトレーニングのガイドブックではありません。

筆者なりに重ねた観察に基づき、動物心理学の今日の知見も視野に入れながら、ときに仮説を交えつつ、タイトルに示したとおり、イヌの意識や心理を探ろうというものです。

飼い主にとっての共

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犬と雪〜イヌたちは新しい方法で世界とかかわろうとする

犬と雪〜イヌたちは新しい方法で世界とかかわろうとする

☻ 暑いので涼しげな画像の数々をどうぞお楽しみ下さい。

ぶる、ぶる、ぶるるっ。
キラキラに輝いた雪の結晶をまとった被毛を震わせている。

犬たちが室内で暖をとりながら一夜を過ごしている間に
降雪は一気にやってきた。

50cmを超える新雪の中にブルトーザーのように突入していく。

犬たちはラッセルを始めた。

レトリーバーはボール遊びが大好きだ。
投げられたボールが新雪にすぽっと落ちた。
間髪入

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モチベーションアゲアゲ企画

モチベーションアゲアゲ企画

早いものです。note を始めて3周年となりました。

この1年は、 昨秋見舞われた例の「腕が突然動かなくなる」件の影響も尾を引き、 記事の更新をサボり続け、 先日UPした『 犬のインド』のようにほとんど頓挫しかねないピンチを抱え込むという苦境に陥りました。

「 おいおい、今さら言い訳かよ」というツッコミが聞こえてきそうですが、 いやはや、本当に。 自らのコンディション不良のみならず、大学時代か

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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った④

こうして私は80日間【犬のインド】を撮った④

Photo&text=Akira Hori All rights reserved

長逗留となったコバラム(Kovalam)を後にした私は、野生のゾウがいることで知られているペリヤール野生動物保護区での撮影を終えるとコモリン岬をめざした。

コモリン岬はアラビア海、インド洋、ベンガル湾の3つの海が合流するするインドの最南端にある。そこは太陽が海から昇り海に沈むという希有な場所だ。

こう聞いてス

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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った③

こうして私は80日間【犬のインド】を撮った③

Photo&text=Akira Hori All rights reserved

これまで見てきたように、インドにはストリートドッグが実に多い。

一体どのくらいの野良犬がいるんだろうか?
ためしにHow many stray dogs in India? で ググってみると

over 60 milion

と表示される。もちろん推定だが6000万頭を下らないというわけだ。

"パリア"と

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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った ②

こうして私は80日間【犬のインド】を撮った ②

Photo&text=Akira Hori All rights reserved

インドで私はぼんやりと犬を撮っていた。

前回の話を一行でまとめなさいと言われたら、そう書くことになるだろう 。

ぼんやりと犬の写真を? 読者の皆さんは、「堀らしくないぞ」と違和感を抱かれるかもしれない。なにしろこのnoteの書き手は「2本足の犬」を自称しているくらいなのだから(笑)

5度目の撮影旅行は6カ

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こうして私は80日間【犬のインド】を撮った ①

こうして私は80日間【犬のインド】を撮った ①

Photo&text=Akira Hori All rights reserved

アーグラーの安ホテルの1室にバックパックを放り込んだ私は、真っ先にタージ・ マハルの川べりに向かった。

タージ・マハルで狙っていたのはハゲワシだったそこには時々ハゲワシがたむろしているという。たまにはそういうショットをものにするのも悪くない。 そんな狙いがあったのだが、屍肉を貪る猛禽類の姿はどこにもなかった。

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"知的不服従"というイヌの能力

"知的不服従"というイヌの能力

先日、ニュースサイトを眺めていたら、気になるタイトルの記事が目に留まりました。

早速、開いてみると、まずは、災害救助犬には、どんなイヌが向いているのかについて述べています。
犬種は限定されていないということです。なぜなら、瓦礫、土砂、雪、水など、救難場所や活動が多岐にわたり、大型犬の体力が必要な時もあれば、狭いところに身軽に入っていける小さめのサイズが求められることもあるからです。

性格的な適

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犬にとって尻尾は"心の窓"

犬にとって尻尾は"心の窓"

いきなりですが、皆さんに質問です。
でも、どうか身構えないでください。

イヌのしぐさのキホンのキともいうべきごく簡単なことをとり上げます。

【Question】次の2枚のイヌの写真を見比べてください。イヌのしぐさについて、上の写真と下の写真で、特徴的に異なっている点は何ですか?

下の空欄【  】を埋める形で答えてください。
(漢字だと2文字、ひらがなだと3文字)

イヌの【  】の位置

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