サルーキ SALUKI:近世以前 中東

画像1 サルーキは、犬種として確立された犬の中では最も古い部類に属する。もともとは中東地域でその類稀な走力を活かして、ガゼルやウサギなどを狩る仕事をしていた。 狩りは複数のサルーキと鷹を連携させて行なわれた。遊牧民のベドウィン族は、この犬を「高貴なるもの(エル・ホール)」と呼んでいたそうだ。  当初、このサルーキは、狩りに出かける際、焼けた砂から足を守るためにラクダに乗せて運ばれたという
画像2 中東全域で何千年にも渡りハウンドとして狩猟に用いられたサルーキは、地域ごとの獲物に応じてその特徴が少しずつ変化していったという。その結果、現在では多様なタイプが存在し、重量や体高のバリエーションも豊富だ。被毛はスムースとフェザリングのあるタイプの2つに分けられる。(2024/07/22更新)

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