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2020年4月の記事一覧
トニー・マテリと「Sleepwalker」とは
トニー・マテリ(Tony Matelli,1971- US)Sleepwalkerでよく知られているアメリカ(NY在住)の彫刻家。
トニー・マテリへの批判は、その作品である「スリープウォーカー」(夢遊病)に起因しているだろう。
名門女子大学である*ウェルズリー・カレッジ(Wellesley College)の外に、最初に公的に設置されたこの彫刻は、言葉と行為の両方で攻撃を受けた。
ご覧いただけれ
トニー・マテリの「Josh」と周辺
トニー・マテリ(Tony Matelli,1971- US)Sleepwalkerでよく知られているアメリカ(NY在住)の彫刻家。
その作品は、あまりにリアルなテクスチャー(質感)や色彩の生きているような人物の彫刻で著名だ。その異様なまでにリアル彫刻作品は、観る者に衝撃を与えるが、それは、表面状の事ではないのだ、なぜ、そのような彫刻なのか?
そのコンセプトを探ると、
自ら「コンテンポラリー・ヴァニ
Larry Riversの絵画と評価の多様性
ラリー・リヴァース(Larry Rivers,1923-2002 US)
アメリカのアーティスト、画家、ミュージシャン、映画製作、そして俳優も行う。
ポップ・アートの先駆的者だ。ある意味、アンディウォーホルなどのアーティストの前身(祖父)と言われる。
簡単に言えば、抽象表現主義のスタンスと広告の商業的イメージを融合させた。
その業績は、アメリカの大衆文化の日常的なオブジェクトを、自然主義的アートと
Marvin Israel-伝説のアートディレクターの絵画
マーヴィン・イズラエル(Marvin Israel,1924-1984 US)
:アメリカのアーティスト、写真家、画家、そして、アートディレクターだった。
今回は、そのMarvin Israelの絵画に、スポットを当てる。
その絵画は、モダンでシュールであり、抽象的な視点で知られている。
その絵画の語っているものは、多様な解釈ができるだろう。
それは、どうやら、こちら側の解釈の問題かも知れない。
写真家Paul Strandの作品と理念
ポール・ストランド(Paul Strand, 1890– 1976 US)
アメリカ合衆国の写真家、映画監督・撮影監督。
アルフレッド・スティーグリッツやエドワード・ウェストンのようなモダニズム写真家と共に、写真を芸術としての確立した。いわゆる、*ストレートフォトグラフィ(Straight Photography) の作家だ。
ポール・ストランドのカメラワークは、アメリカ、欧州、そしてアフリカにも
#1)女性画家Georgia O'Keeffeの苦難の道
ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe,1188-1986 US)
アメリカ女性画家であり、20世紀を代表するアメリカモダニズムを実践した。
風景、花や植物、動物の骨等が、主なテーマだった。
カンパス全体に、花の絵を描いた作品、動物の頭蓋骨を扱ったことで著名だ。
そして、特記事項はグローバルに抽象画も描いていたという事だろう。
今、申し上げたいことは・・・
そう、、誰にでも、スラン
#2)女性画家Georgia O'Keeffeと自然と晩年
ジョージア・オキーフ(Georgia O'Keeffe、1188 - 1986 US)
オキーフは、良く言われるような強い女性だっただろうか?
オキーフの人柄は、世間が抱いている、いわゆる「ニューメキシコの砂漠に住む、孤高のアーティスト」というイメージだが、オキーフの晩年と会った人達からは、家事を楽しみ、そして、経済的にも精神的にも自立したごく普通な自然体の女性だった、と言われる。
ジョージア・
白と黒の神社-夢語り-
note公式のお題「私の不思議体験」用の記事です。
https://note.com/info/n/n5768176aee24
無彩色の道を中心に
白と黒の神社が2社ある
とても広い神社で
大きな木が1柱ずつ立っていた
白色の神社は明るく日が差し
汚れた様子もなく
真っ白で無機質な境内の中にある
黒色の神社は薄暗い霧が立ち込め
陰鬱な空気が漂い
煤のように真っ黒な境内の中にある
自分は白
画家片岡球子-先駆者の苦悩と克服
片岡球子(かたおか たまこ、1905 - 2008)日本画家。
従来の日本画にない大胆な画面構成、鮮やかなであり従来と異なる色使いから、当初の評価は様々だった。ただ、先駆者は、誰でもそう言った苦悩するものだろう。
そして、片岡球子は、自身の信念に従った創作を続け、やがて従来の日本画の概念を揺るがすような力強い表現を確立した。
面構(つらがまえ)シリーズ、そして、富士山シリーズの評価は高く定着した。
女性画家-小倉遊亀の静なる挑戦
小倉遊亀(おぐらゆき,1895- 2000)日本画家
日本美術院に属し活躍する、また、女性として初の日本美術院理事長となる。その画業と経歴は、画壇への女性の位置づけを押し上げた優れた画家だ。1980年には、上村松園についで女性として2人目の文化勲章を受章している、その当時は、まだ、女性の壁は厚かった時代だ。
そして、晩年も意欲的に絵筆を執り(とり)続け、亡くなる105歳まで、昭和期の女性のみなら
愛されることを知るためには、愛されなかったを知る必要がある。片方を知るために片方を知る。プラスとマイナスが合致してゼロになる。ゼロポイント。