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#生き方
パン屋のおじさん82歳、温かい心遣いに涙した日曜の朝
1.日曜日の朝はパン屋のおじさんと会う日
毎週日曜の朝7時前、私は近所の商店街へ調理パンを買いに行っています。
朝早くから開いているパン屋さんは、今では珍しくなったと思います。
しかも安くておいしいので通い始め、もうかれこれ12、3年になりました。
店の奥では、体格のいい寡黙そうな男性がパンを焼いています。
店先で接客を担当しているのは、82歳のおじさんです。おじさんはほっそりしていて明るく、
認知症も発達障害も脳の機能に関係するが、似て非なるものだという話
同居していた義父を、結局私は10年間介護しました。
義父は元々は物静かな温厚な人で、私にとても優しく接してくれました。
一緒にいる時は心が癒されるので、大好きな義父でした。
しかし、60代後半から性格が変わり始めました。
ネガティブな発言が徐々に増え、いつも不満を口にするようになり、
周囲の人の事は考えられなくなってドンドンわがままになっていきました。
6、7年も経ってからようやく義父の状態
介護疲れで悲鳴をあげた心と身体
発症8年後に舅(4年前に他界)が「前頭側頭型認知症」だとわかった
3番目の病院でMRIを撮ってもらい、
脳の前頭葉と側頭葉の委縮が原因の認知症だと、やっと診断が下りました。前の二つの病院で「うつ」と診断されていたのですが、私には何か違和感がありました。
「認知症」というと、その多くは「アルツハイマー型認知症」で、
舅のような「前頭側頭型認知症」は、認知症患者全体のわずか7%だそうです。記憶力は衰