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物書き(仮)でも喋りたい

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作品の感想文。急に思い付いた日記にする程ではない駄文。そんな物が見れます。
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今、暇?【小説書いてます】

今、暇?【小説書いてます】

こんにちは、今日くらりです。プロの物書きになりたい私です。

最近小説投稿サイト「カクヨム」で定期的に作品を投稿しています。どうしても読んで貰いたい作品だけ載せるので、ぜひ読みに来てください。

こちらはnoteに短編シナリオとして投稿したものの小説版です。

シナリオはこちら↓

「今日全然寝てないんだよね」
このフレーズ、生きていれば必ず耳にしませんか?もしくは、使っていませんか?

考えれば

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【祝】初の脚本投稿

【祝】初の脚本投稿

こんにちはこんばんは。今日くらりです。

初めて長編脚本の投稿をしました。

「film buyer」という脚本専門の投稿サイトで閲覧出来ますので、お時間ある時にぜひ。

人を見て自分を見る【映画感想文:夜明けのすべて】

人を見て自分を見る【映画感想文:夜明けのすべて】

ある映画の舞台挨拶を鑑賞した。
私は雪国に住んでいるので、直接ではなく全国生中継の恩恵を受けた観客のうちの一人だ。

正直、今回の作品を最初に知ったのは、私の好きな俳優さんが映画をやると知ったからだ。

原作があるというのなら、先に読んでおくのが礼儀だと自分勝手にルールを作った私。作者やパッケージに触れて「読みたい」と思ったわけではないあたり、不純な理由から入ってしまったかもしれない。

だがこの

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正解を探して【映画感想文:ちょっと思い出しただけ】

正解を探して【映画感想文:ちょっと思い出しただけ】

記憶って、自分が捨てたと思ってもどこかに残ってることがある。

引き出しの奥の方とか、衣替えで衣替えしなかった衣服の中とか、絶妙に手が届かないベッドと壁の隙間とか、中学校の卒業アルバムの隣とか。あれ、ここにあったんだと、ふいに思い出すことがある。

元々あったし使ってたし、なんなら愛着持って接してた物も、目の前から無くなったら私達は「捨てた」「忘れてた」と解釈する。

でも物とは違って人は、対

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【報告】カクヨム投稿を始めました。

【報告】カクヨム投稿を始めました。

こんばんは、今日くらりです。

いつも記事を読んでくださりありがとうございます。いいね・コメント励みになります。
今後ともよろしくお願いします。

突然ですが、ご報告です。
小説サイト「カクヨム」にて、小説投稿を始めました。

今は5作品載せています。

今は短編だけですが、時間があれば長編も書きたいと思っています。いつも私のnoteを読んで下さっている皆さんに、私は日記だけじゃないんだぞ😠とい

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生命は身近に【読書感想文:宇佐美りん 推し、燃ゆ】

生命は身近に【読書感想文:宇佐美りん 推し、燃ゆ】

本を一冊読み終えた。
『推し、燃ゆ』という作品だ。

読了した時、私は最後の作者紹介欄が目に入った。

「一九九九年生まれ……」

便利な時代に生まれて良かったと思った。すぐにSafariを開いて「宇佐美りん」と検索をかける。私と一つしか違わない彼女が書いたたった2作目を、私は今読み終わっていたのだ。

言葉が出ない。

今日、国民的アイドルが結婚した。

アイドルに疎い私でも、小さい頃から知って

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人生設計【読書感想文:村田沙耶香 生命式】

人生設計【読書感想文:村田沙耶香 生命式】

本を一冊読み終えた。
『生命式』という短編集だ。今回は全作まとめた感想を書こうと思う。

この作品には、世界の変化についていく人間と、それに疑問を持つ人間の二つが存在した。現代を生きる人間が、以前までは有り得なかった生活をしている。

でもその変化を作っているのも人間で、誰しもが良い方向に変わりたくて動いている。出来るだけ楽しく、明るく、安心して生きられる世の中を常に望んで生きている。だが、未来は

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Bitter chocolate【映画感想文:ウォンカとチョコレート工場のはじまり】

Bitter chocolate【映画感想文:ウォンカとチョコレート工場のはじまり】

チャーリーとチョコレート工場を観たことがあるだろうか。私は観たことの無い人を知らない。

先日、ウォンカとチョコレート工場のはじまりを観に行ってニッコニコで帰ってきた。
私は非人間的なものも色とりどりの世界もファンタジーも大好き。ウキウキで鑑賞してきた。

前作のチャーリーとチョコレート工場は2005年に公開したそう。私が5歳の時だ。でもこの映画のあるあるだと思うが、いつが最初かなんて分からない。

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温度差【読書感想文:朝井リョウ 少女は卒業しない⑶】

温度差【読書感想文:朝井リョウ 少女は卒業しない⑶】

前回の投稿はこちら↓

本を一冊読み終えた。
『少女は卒業しない』という短編集だ。今回は三作目、「在校生代表」の感想文を書こうと思う。

私の速読は、母方の祖父に似たのだと母が言った。
パラパラッとめくるだけで読めるような速読能力は無いが、自分の中ですっ飛ばして良いと判断した一、二文字は読み終わった文章と同等の扱いにした。

この作品は、そんな私の速読をさらに加速させる書き方だった。

前回前々回

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12月始まったので小説を書きます。【告知】

12月始まったので小説を書きます。【告知】

皆さんこんばんは、今日くらりです。
いつもスキ、コメント、フォローありがとうございます。

本日より、小説投稿サイトでの創作を始めます。

私が使おうと思っているのは、

・Prologue
・NOVEL DAYS

この二つになります。

Prologueについては、公式のnoteアカウントがあるので特にこの記事を見て頂いたら分かると思います。
2000字以内で投稿しようサイトです。

私が毎日

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誰かの凸凹【読書感想文:朝井リョウ 少女は卒業しない⑵】

誰かの凸凹【読書感想文:朝井リョウ 少女は卒業しない⑵】

前回の投稿はこちら↓

本を一冊読み終えた。
『少女は卒業しない』という短編集だ。今回は二作目、「屋上は青」の感想文を書こうと思う。

「メイク崩したくないなあ」そう思った。

私の母は、自分が異端であることや人と変わっていることを自負している人間だ。
誰の目も気にせず、好きなことややりたいこと、大切な人の為に必死に動くことが出来ている。
だから、私がどんな選択をしようと、どんな物が好きだろうと、

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非日常【読書感想文:朝井リョウ 少女は卒業しない⑴】

非日常【読書感想文:朝井リョウ 少女は卒業しない⑴】

前回の読書感想文はこちら↓

本を一冊読み終えた。
『少女は卒業しない』という短編集だ。今回は一作目、「エンドロールが始まる」の感想文を書こうと思う。

短編集の舞台は高校。
一つの何気ない理由の塊が近くに現れることを知って、彼らの日常が非日常として繰り広げられる話だ。

日常は、自分が思っていなくても出来上がるものだ。

朝起きる、顔を洗う、友達や先生に挨拶をして、つまらない授業を右から左に受け

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優しい人【読書感想文:瀬尾まいこ 夜明けのすべて】

優しい人【読書感想文:瀬尾まいこ 夜明けのすべて】

前回の読書感想文はこちら↓

本を一冊読み終えた。
夜明けのすべて、という作品だ。

私は原作があるものは、映画が公開する前に本を読まなければと思ってしまう。映画を観に行こう詐欺ではなく、本当に観なければいけないと自分の背中を押すためだ。

今回の作品も、読み終わった後、絶対に映画館に行くと決めた。

最近はとか、時代的にとか、あんまり言いたくないけど、人は人が自ら生きづらい世の中を作っている気が

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人間の怖さ【読書感想文:雨穴 変な家】

人間の怖さ【読書感想文:雨穴 変な家】

本を一冊読み切った。
『変な家』という作品だ。

私は本を選ぶ時、何の知識も無くパッケージや帯や本屋さんが工夫を凝らして描くPOPに釣られて手に取ってしまう。あまり本を読まないことと常に何も考えていないことがバレてしまう。

だから作者の雨穴さんや、彼の本業や、どんな経緯でこの本を書かれたかなどは何も知らないし、むしろこんな無知な人間すらも面白いと思わせてくれる本だったということに驚きを隠せない。

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