みなえもん

働くことを通して誰もが自信を持って一歩を踏み出せるサポートがしたい。と思いながらずっと…

みなえもん

働くことを通して誰もが自信を持って一歩を踏み出せるサポートがしたい。と思いながらずっと人事の仕事をしています | 仕事、家族のことを中心に自分の備忘録的に書きます

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記事一覧

残念な上司の話

とても残念な上司がいた。 幸い私の直属の上司ではなかったので、業務上とても困るということはなかったけど、反面教師として忘れないように書いておきたい。 先日急に、…

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3ヶ月間のコーチングを受けてみて

縁あってお知り合いになった起業家の女性から、11月から3ヶ月間のコーチングを受けることができた。 去年の秋頃は、初めてグローバルチームに配属されたばかで、自分の新し…

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流れに身を任せられたら

昔から苦手なことの1つに、「なるようになる」がある。物心ついた頃から、「こうでありたい」や「これを実現・達成したい」という気持ちの強い性格だった。負けず嫌い、達…

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社内公募へ応募を決めた3つの理由

個人的なキャリアの話。 最近は部署内のポリティカルな動きや、心ない噂に心底疲れていた。何人もの人が辞めたり、あらぬ疑いをかけられたり、なんとなくお互いが疑心暗鬼…

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捨てる神あれば拾う神あり?

夜になるとなぞ不安が襲ってくる日々が、随分と続いていた。 夜はなかなか寝つけず、朝はすっきり起きられないという悪循環から、ようやく解放されたように感じる。 仕事…

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自分を許すことの難しさ

長かった1週間が、やっと終わった。 今週の前半は、自分で自分にがっかりするくらい力が出なかった。 そういうことって不可抗力のようにときどき起こる。 逆に後半は命を…

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自分の可能性を拡げるもの

昨日は上司との面談で、2019年にグローバルチームで新しくイニシアティブを取るプロジェクトを1週間でまとめて提案するように、という宿題をもらった。 海外勤務の打診やプ…

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答えあわせの日の憂鬱

"生理は前月1ヶ月の過ごし方の通知表"という言葉を前に読んだ記事で目にしたことがある。 生理の状態でその前の1ヶ月に何を食べてどう過ごしたか、自分の身体をどれくらい…

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不妊様に陥らないために

最近知った「不妊様」という言葉。 他人の妊娠を妬んだり、子供の話題に不快な気持ちになったり、不妊治療していることで周りに過度な気遣いを強要したりする人のことをい…

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"いい嫁"の幻想と劣等感

我が家の年末年始の恒例行事といえば、実家への帰省。海外やホテルで年越しをしたい私とは対照的に、夫は実家でのんびり過ごしたい派。"TVを見ながらこたつにみかん"なお正…

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『アリー/スター誕生』が頭から離れない理由

Lady Gagaは私の憧れの人で、彼女の歌やパフォーマンスやインタビューにはいつも勇気づけられてきた。そんな彼女が初主演する話題の映画『アリー/スター誕生』を年末に見て…

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世界で一番思い通りにならない夫へ

私と夫は、生きる速度が違いすぎる。 8年半前に付き合ってから今日まで、お互いマイペースなのでいつまでも距離は縮まらない。 価値観、金銭感覚、理想のライフスタイルは…

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「英語の壁」を乗り越えるための3つのヒント

日本人が私一人というグローバルチームに配属され、早2ヶ月。 仮にも英語を武器に転職やキャリアアップをしてきたはずなのに、今とてつもない「英語の壁」にぶつかってい…

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残念な上司の話

残念な上司の話

とても残念な上司がいた。
幸い私の直属の上司ではなかったので、業務上とても困るということはなかったけど、反面教師として忘れないように書いておきたい。

先日急に、実は退職することになったと個室に呼ばれて打ち明けられた。驚いたのは私だけだったようで、彼の部下や他のメンバーの反応は冷ややかだった。

それからすぐ、先週突然あらぬ疑いをかけられた。
まだオフィシャルにアナウンスしていないのに、私が他のメ

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3ヶ月間のコーチングを受けてみて

3ヶ月間のコーチングを受けてみて

縁あってお知り合いになった起業家の女性から、11月から3ヶ月間のコーチングを受けることができた。
去年の秋頃は、初めてグローバルチームに配属されたばかで、自分の新しいアサイントメントに戸惑ったり、プロのメンターを養成する起業家女性との出会いがあったり、自分にとって変化の激しい時期だった。
HRの人間として、コーチングやメンタリングを学ぶ必要性はずっと感じていて、一度自分が受けてみようかなと思い、3

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流れに身を任せられたら

流れに身を任せられたら

昔から苦手なことの1つに、「なるようになる」がある。物心ついた頃から、「こうでありたい」や「これを実現・達成したい」という気持ちの強い性格だった。負けず嫌い、達成志向、向上心が高い、と言ってもらえることもあったけれど、見ていて疲れる、頑張ることが目的になっている、自分にも他人にも厳しい、といったフィードバックをもらうことも多かった。
キャリアでも仕事でも、目標やゴールを設定し、逆算して今の行動を決

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社内公募へ応募を決めた3つの理由

社内公募へ応募を決めた3つの理由

個人的なキャリアの話。
最近は部署内のポリティカルな動きや、心ない噂に心底疲れていた。何人もの人が辞めたり、あらぬ疑いをかけられたり、なんとなくお互いが疑心暗鬼になっている雰囲気を感じる。
そんな先週のとある夜に、同じ人事部内のマネージャーからグループウェアのチャットが来た。
遅くまで働いていることへの労いと、ランチかディナーのお誘いだった。暫く前にも同じようなことがあったので、もしかすると彼女の

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捨てる神あれば拾う神あり?

捨てる神あれば拾う神あり?

夜になるとなぞ不安が襲ってくる日々が、随分と続いていた。
夜はなかなか寝つけず、朝はすっきり起きられないという悪循環から、ようやく解放されたように感じる。

仕事が楽しくて仕方なく、寝食を忘れるほど没頭していた20代半ばの私は、プライベートと仕事の境目は全くなかったと言い切れるほど仕事を中心とした生活をしていた。本当に休日と平日の差がなかった。
今は他にも優先すべきことが増え、それと反比例するよう

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自分を許すことの難しさ

自分を許すことの難しさ

長かった1週間が、やっと終わった。
今週の前半は、自分で自分にがっかりするくらい力が出なかった。
そういうことって不可抗力のようにときどき起こる。

逆に後半は命を削るような勢いで働いてしまった。
最近ふと、心や身体を酷使することに罪悪感を覚えることが増えた。
年齢によるものなのか、妊活をしているからなのか、理由は分からないけど「無理をしたくない」という気持ちが芽生えている。

仕事もプライベート

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自分の可能性を拡げるもの

自分の可能性を拡げるもの

昨日は上司との面談で、2019年にグローバルチームで新しくイニシアティブを取るプロジェクトを1週間でまとめて提案するように、という宿題をもらった。
海外勤務の打診やプロモーションの期待も伝えられ、以前の自分であれば手放しで喜ぶと同時に即決で受けていたんだろうなと複雑な気持ちになる。

これまでの人生で、キャリアや仕事以上に優先すべきものなどなかった。
今思えば当然だけど、自分なりに頑張ったつもりだ

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答えあわせの日の憂鬱

答えあわせの日の憂鬱

"生理は前月1ヶ月の過ごし方の通知表"という言葉を前に読んだ記事で目にしたことがある。
生理の状態でその前の1ヶ月に何を食べてどう過ごしたか、自分の身体をどれくらいケアしたかが分かるらしい。

数日前から微熱がずっと下がらず、熱っぽさや軽い吐き気が続いていた。
毎月同じことを繰り返しているが、生理前はPMS(月経前症候群)なのか妊娠の初期症状なのか分からない謎の体調不良が起こり、心が掻き乱される。

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不妊様に陥らないために

不妊様に陥らないために

最近知った「不妊様」という言葉。
他人の妊娠を妬んだり、子供の話題に不快な気持ちになったり、不妊治療していることで周りに過度な気遣いを強要したりする人のことをいうらしい。

20代前半の頃、子供が欲しいなんて思ったことはなかった。目の前の仕事や自分のキャリアのことで頭がいっぱいだった。
ハードワークとストレスで生理が止まっても、ピル飲んでれば大丈夫、くらいにしか考えず、きちんと身体のケアをしていな

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"いい嫁"の幻想と劣等感

"いい嫁"の幻想と劣等感

我が家の年末年始の恒例行事といえば、実家への帰省。海外やホテルで年越しをしたい私とは対照的に、夫は実家でのんびり過ごしたい派。"TVを見ながらこたつにみかん"なお正月が定着しつつある。
ただ、年末から私の心を憂鬱にさせていた夫の実家への帰省は、私にとっては「のんびり」なんていう心境じゃない。別に意地悪をされるわけでも、酷い扱いを受けるわけでもないので、世間からは贅沢な悩みと言われるかもしれない。そ

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『アリー/スター誕生』が頭から離れない理由

『アリー/スター誕生』が頭から離れない理由

Lady Gagaは私の憧れの人で、彼女の歌やパフォーマンスやインタビューにはいつも勇気づけられてきた。そんな彼女が初主演する話題の映画『アリー/スター誕生』を年末に見てから、言葉にならない「哀しみ」のようなものがいつまでも押し寄せてくる。
少し時間も経ったので、何が心をさざ波立てているのかを考えてみたい。

※映画に関するネタバレを含みますので、映画未鑑賞の方はご注意ください。

あらすじ有名ミ

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世界で一番思い通りにならない夫へ

世界で一番思い通りにならない夫へ

私と夫は、生きる速度が違いすぎる。
8年半前に付き合ってから今日まで、お互いマイペースなのでいつまでも距離は縮まらない。
価値観、金銭感覚、理想のライフスタイルはそんなに遠くないのに、生きてるペースがとにかく違う、と感じる。
でも、別にそれで構わないと思う。

夫と話をしていると、人と分かり合うことはこんなにも難しかっただろうかと毎回のように思い知らされる。
それと同時に、そんなの他人なのだから

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「英語の壁」を乗り越えるための3つのヒント

「英語の壁」を乗り越えるための3つのヒント

日本人が私一人というグローバルチームに配属され、早2ヶ月。
仮にも英語を武器に転職やキャリアアップをしてきたはずなのに、今とてつもない「英語の壁」にぶつかっている。
逃げ出したくなる気持ちに襲われながらも、なんとか会社が提供する語学研修に申し込んだ。私の会社では、英語のネイティブスピーカーである"コンサルタント"と呼ばれる専門の講師が外部の会社から派遣され、1回45分、最大20時間の研修を自由に

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