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「英語の壁」を乗り越えるための3つのヒント

日本人が私一人というグローバルチームに配属され、早2ヶ月。
仮にも英語を武器に転職やキャリアアップをしてきたはずなのに、今とてつもない「英語の壁」にぶつかっている。
逃げ出したくなる気持ちに襲われながらも、なんとか会社が提供する語学研修に申し込んだ。私の会社では、英語のネイティブスピーカーである"コンサルタント"と呼ばれる専門の講師が外部の会社から派遣され、1回45分、最大20時間の研修を自由に受講できるようになっている。
研修内容が受講する社員の主体性に委ねられていて、用意されたカリキュラムは何もない。そして前回の研修時間、あろうことか英語でのファシリテーションが全然できず突然泣き出してしまったのだ。思い出すのも恥ずかしいが、もう二度と英語で泣かないために、そして自信を持って英語を使えるように、壁を乗り越えるヒントになりそうな情報をまとめてみた。

1. 心理的安全性 - Amy Edmonson, Harvard Business School教授

「成功するチームの構築に最も重要」とGoogleが発表したことでも有名な「心理的安全性」の高い環境を意識的に構築し、維持すること。
そのために個人ができることとしては、可能性を最大限に広げるような質問を心がける。相手の信念や価値観を引き出すためには、Yes/Noで答えるClosed Questionではなく、相手に敬意と興味を示しつつOpen Questionを繰り返す。例えば、こんな質問を練習しておくと役立ちそう。

"What is a benefit of xxxx?"
"Can you explain xxxx in more detail?"
"What is your evidence/experience with xxxx?"

著作: The Fearless Organization: Creating Psychological Safety in the Workplace for Learning, Innovation, and Growth
ビデオ: Building a psychologically safe workplace: Amy Edmondson at TEDxHGSE - YouTube

2. アサーティブコミュニケーション - Karen Kelsky, The Professor Is In創設者

自分の主張を一方的に述べることではなく、相手を尊重しながら適切な方法で自己表現を行うこと。
自分の考えを押し通すアグレッシブさとも、自信がなくて自己主張ができないパッシブさとも違う、アサーティブミュニケーション。相手と信頼関係を築き、対等な関係で問題解決を目指す。以下を意識すれば相手に与える印象が変わりそう。

"the confidence to state opinions clearly and firmly"
 "to back them up in the face of disagreement"
"to make strong and steady eye contact"
 "to use emphatic hand gestures"
"to display calm and confident body language while speaking and listening"

ブログ: What is Assertiveness, for Women?

3. 異文化理解力 - Erin Meyer, INSEAD教授

文化的差異を理解することで、多様性を強みに変えること。グローバル企業でリーダーシップを発揮したり、多国籍な職場で成果を出し続けるために必要なスキル。
English Editionで購入したので、今年の冬休みの課題図書にしようと思う。

著作: The Culture Map: Breaking Through the Invisible Boundaries of Global Business
ビデオ: The Culture Map: The Future of Management

最後に、「英語の壁」から逃げずに立ち向かおうとする自分へ。

"What would you do if you weren't afraid?” (怖がれなければ何ができる?) - Sheryl Sandberg, Facebook COO

#グローバル #英語 #異文化理解力 #キャリア #仕事