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不妊様に陥らないために

最近知った「不妊様」という言葉。
他人の妊娠を妬んだり、子供の話題に不快な気持ちになったり、不妊治療していることで周りに過度な気遣いを強要したりする人のことをいうらしい。

20代前半の頃、子供が欲しいなんて思ったことはなかった。目の前の仕事や自分のキャリアのことで頭がいっぱいだった。
ハードワークとストレスで生理が止まっても、ピル飲んでれば大丈夫、くらいにしか考えず、きちんと身体のケアをしていなかったと思う。
今よりも妊娠力が高かったあの頃、子供を産んでいれば良かったのだろうか。
考えても仕方のないことだけど、つくづく自分は「タイミング」に振り回される人生を避けてきたと思う。自分で決めたタイミングがベストのタイミング。そう信じるしかない。

最近、周りのおめでた話が急に増えて、子供って欲しいと思ってもなかなかすぐにできないんだって気づいて、色んなことに勝手に傷ついている自分が情けない。

かつて一緒に働いていた前職の同年代の女性たちが7人も産休・育休中だと知ったとき。2人目なんて絶対いらないと言っていた今の職場の同僚にあっさり2人目妊娠の報告を受けたとき。夫の実家で肩身の狭い思いをしたとき。そして、弟が家族ぐるみで6年も付き合っていた彼女と別れて、全く別の女の子と授かり婚することになったと相談を受けたとき。
私は不妊様に陥りかけていたと思う。

他人と比べても仕方ないし、私には私のタイミングがある。頭では分かっている。友人の子供を見せてもらって心から可愛いと思うし、祝福もさせてもらった。
だけど常に心のどこかがモヤモヤして、自分に女性として欠陥があるんじゃないかとか、なんで私には授からないんだろうとか、自分で自分が恥ずかしくなるような思考に陥ってしまう。
本当に自分が情けなくて嫌になる。

働く女性の「産みどき」って、よく議論されるけど本当に大きなお世話だと思っていた。
まだ20代の若いうちに子供を産んでキャリアはあとで築いた方がいいとか、若いうちにキャリアの貯金をして30代で融通がきく管理職になってから子供を産んだ方がいいとか、学生時代から母親や女性の先輩方にたくさん聞かされてきた。

今もどちらかが正解だとは思わない。その人の選択でもあるし、選んだ選択が希望通り叶うわけでもないから。
この件に限らずだけど、選んだ、又は選ぶことになった選択がベストなものになるように尽くすしかないんだと思う。
意思決定が1割、それを受けての行動が9割だと思って生きている。

2019年は不妊治療と向き合うと決めているけど、夫との結婚生活が妊活一色にならないようにしたいと思う。この先も夫と2人家族でも、幸せな家庭を築ける。

#不妊様 #不妊 #不妊治療 #働く女性 #行動が9割