#鑑賞
【エッセイ】キュビスムと私─シンポジウムと倉俣史朗展、グラフィックデザイン展を添えて─
はじめに ずいぶんとキュビスム中毒になっている私は、6月21日に最後となるキュビスム展の観覧をし、翌22日には「キュビスム、美の革命─その生成と拡張」と銘打たれた国際シンポジウムに参加してきた。
今回はこの京都旅行をなるべく手短にまとめていきたい。なにせキュビスム関連の事柄以外でもイベントが盛りだくさんだったのだ。これまでの展覧会についての記事では頑張って解説を試みるなどしていたが、本記事はただ
「ゴヤ」戦争版画展 美術館遍路記③
1日に3カ所美術館を巡った話。こちらはラストの国立西洋美術館、「真理はよみがえるだろうか ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」の記事だ。東京国立近代美術館と東京都美術館の記事を先に見ていただけるとうれしい。
1カ所目 東京国立近代美術館
2カ所目 東京都美術館
ゴヤについて さて、正直なところゴヤについてはあまり知らないため、手許にある西洋美術史の書籍を頼りにしながら整理していこうと思う。
フラン
「デ・キリコ展」 美術館遍路記②
とある金曜日、3カ所の美術館を巡ってきた。前の記事はこちら。
今回はその続き、東京都美術館「デ・キリコ展」だ。
デ・キリコ展 東京国立近代美術館を出て竹橋駅から上野駅へと移動、上野公園内の東京都美術館に行く。お目当ての「デ・キリコ展」はシュルレアリスムの先駆ともいわれた「形而上絵画」で知られる、ジョルジョ・デ・キリコの回顧展だ。
音声案内はムロツヨシさん。TRIO展と同様、現地で借りるか「
「TRIO」展 美術館遍路記①
金曜日。それは博物館・美術館が20:00まで開館している(こともある)日──。某金曜日、私は東京国立近代美術館の「TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション」と「MOMATコレクション」展、東京都美術館の「デ・キリコ展」、国立西洋美術館の「真理はよみがえるだろうか? ゴヤ〈戦争の惨禍〉全場面」を1日で回ってきた。疲れた。
本記事は東京国立近代美術館に絞っている。東京都美術館、国立西
優しいお顔の神仏たちにお目にかかったお話
東京ステーションギャラリーで2023/12/2~2024/2/12の日程で開催されている「みちのく いとしい仏たち」という展覧会へ、会期ギリギリの2/10に行ってきた。なぜ観に行ったかというとメインビジュアルになっている面長な像のプロポーションに惹かれたからだ。
なぜか公式ホームページは上手く埋め込みができなかったため「美術館ナビ」というサイトで代用する。見切れちゃった……。↓
東京ステーシ