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書いたとたんに忘れていくエッセイ

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#人生

勝手に考える企画

勝手に考える企画

企画って、理想と現実のギャップを埋めるという作業なのかもしれない。そうすると、やっぱり、理想のイメージを具体的にもっている必要があるんだろう。

たとえば、いい生活がしたい、というのは多くの人が望んでいることだと思う。
いい生活ってなんだろう。たとえば家族。妻がいて、子どもがいて、海に近い町で生活したい。自分でハンドリングできる仕事があって、ストレスも少ない。少なくとも質の悪いストレスに常にさらさ

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いきのこる

いきのこる

人生にはしんどい時期がある。
そういう時、偉人の言葉とか、はげまし系のブログを読んで、勇気づけられることがある。
いいことだ。
しかし、そこで終わってはいけない。
「今のままのあなたでいい」というたぐいのことが書いてあっても、そうじゃないのだ。
「今のままのあなた」でよかったら、うまくいっているはずなのだ。
でもうまくいっていない。
じゃあ、このままではいけないのだ。

今の状態はあなたの人格を否

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仮面をつけて生きる

仮面は他の存在になる道具だ。
宗教的な儀式において、仮面をつけた人間は神や神に近い存在になる。それが「三丁目の山田さん」だったとしても、その空間、時間においては、本人は神的な存在だし、それをみている町内会の人たちも「山田さん」ではなく神である、神に遣わされた存在であるという認識になる。

人間は、自分がそうであると信じている存在になる。
会社でも、一般社員が係長になり、課長になり、部長になり、と昇

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問い続ける

問い続ける

問うことによって、問いが磨かれていく。
誰かに問えば答えが戻ってくるが、自分に対する問いはかならずしも回答が得られるとは限らない。答えを得るために問うというよりは、自分を深化させるために問うのだ。

他人に質問するときは、相手を見極めなければならない。真面目に答えてくれる人を選ぶこと。答えを持っている人を選ぶこと。ラーメン屋さんに「あなたにとって自転車とは?」などと問うても、「出前に使います」とか

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今日のマインドフルネス015

問いの立て方が大切だ。
物事に向き合う時に、事前に、なにを得たいのか、なにを得られるのか、調べておく。そして、そこから問いを立てる。講演会、読書、なんでもそうだ。
マインドフルネスも、自分の状態や今この瞬間への問いだ。
自分はどういう状態なのか、望ましい状態とどの程度乖離しているか。

問い続けることによって、問いのクオリティがあがっていく。
物事はなんでも、繰り返すことによって洗練されていく。た

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今日のマインドフルネス014

今日のマインドフルネス014

マインドワンダリングという言葉がある。
マインドフルネスの反対語で、思考が勝手にさまようことを言う。
気がつくと、昔のことを思い出してムカついていたり、お先真っ暗な未来を想像して絶望していたりする。それがマインドワンダリング。そういう状態に、早く気づいて、取り込まれないようにするのが大切だ。

しかし、意識的にマインドワンダリングするのはいいらしい。
想像するに、意識的なマインドワンダリングは新し

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今日のマインドフルネス013

味わい尽くす。
マインドフルネスのキーワード。

今この瞬間に意識を向ける。
歩いているときは、筋肉の調子や、空気、地面の凹凸などに意識をむける。
ごはんを食べているときは、食べ物の匂いや食感、味わい、のどごし。
映画を観ているときもそう。登場人物がどんな気持ちなのか、彼の目にはなにが見えているのか、なにを考えているのか。あの痛みはどんな痛みなのか。
読書も同じだ。作者はどんな気持ちでこの本を書い

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キンエンとコンカツ012

キンエンとコンカツ012

禁煙と婚活。
共通点はなんだろうと考えてみた。
人生をよいものにしたい、ということだろう。
これは多くの人が望んでいることと思う。

「おれは不幸になりたいんだ!」
という人は、自暴自棄になっているだけで、心の底では幸せになりたいんだと思う。ドラマとかで、最後に素直になって「お、おれはただ、うらやましかったんだよぉぉぉ!」なんて、泣き崩れる役。
そういう時、美人看護婦なんかが胸で抱きしめてくれれば

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今日のマインドフルネス012

今日のマインドフルネス012

マインドフルネスとは、過去でも未来でもない現在にだけ意識をむける体験だ。
過去でも未来でもないということは、どんどん深化していくと、最後には本当に、今この瞬間だけになる。つまり、自分という意識もなくなるんだろうか。
もちろん、これは極端な例だけど、本当に今この瞬間に集中したらそうなるんじゃないか。
本当にできたらすごいことだ。日常生活に支障がありそうだ。

ぼくはさいわいそんなことはできない。日常

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