マガジンのカバー画像

ちまこのエッセイ

75
エッセイをまとめました。 よかったら読んでください。
運営しているクリエイター

#エッセイ

その温かさを知る

最近はメンタル面での不安も大きく、人と関わることにおいてかなりネガティブになっていた。
今日、いつも話してくれる友達と話していて「あなたにはもっと、自信もってほしい」とアドバイスをもらった。
それを聞いて1時間近く号泣していた今日の夜。

私が送るメッセージをいつも細かく見てくれていて、色々な話をしているうちに、私は彼女のその優しさに泣いた。

最近は、自分から人が離れていくことが続いたり、自己表

もっとみる

今日だって進んでいるのだ

夕飯を食べ終えたあとは身体の中が静かに感じる。
満たされないものが満たされた感覚だろうか。
最近は、食後に小さいアイスをひとつだけ食べるのが日課になっている。冬のささやかな楽しみ。

寝る前にハーブティーを入れて「今日もお疲れ様」と、今日なにもしていない日でも自分をいたわることにした。

ふと、スマホを見たら好きなアーティストが、とあるサイトで連載している記事が更新されていた。
最近は、ちょっと

もっとみる

それぞれのタイプで生きている

新しい環境に慣れたかなと感じてしばらく経つと、ある一定のラインから気持ちがフリーズして、怖くなることがある。
これは自分の中でよくある「慣れることが怖い」ってやつ。

これが出始めると、いきなり調子が悪くなる。
私の場合は、言葉系に影響してくるので最近、かなり話せない。緘黙の様な症状がぶり返してきて、結構焦る。

もっとみる

8月31日が怖い君へ

8月31日の夜。あの頃の私は何を考えていただろうか。

小学校低学年の時は「夏休みがもう終わっちゃう…」と寂しがっていたのに。学年が上がるにつれて憂鬱になってゆく。人間関係って恐ろしいや。
自分の人生の「○○に行きたくない」という理由の大半が人だった。

あと、小学校での夏休み明けの授業で、「夏休みの思い出」みたいなものを作文やら絵やらで書かされることも嫌だった。夏休みだからって皆が思い出を作って

もっとみる

あのときの言葉は今でも

ここまでの私の人生は、決して楽な道のりではないと思うし、これからのほうが、崩れそうな崖にしがみつくくらいに、大変なことが待っているとも思う。

生きていく中で、「この人の言葉に救われた」という事が多い気がする。

人間関係に早くも躓き学校に行きたくなくて、「明日から不登校になるか!」と意味不明な決意表明をしていた小学5年の秋。

その夜に担任の先生が電話をくれて、
「明日だけでも学校、来てみない?

もっとみる

やっと定位置に着けた

*なんか浮いていたあの頃私は何処に居ても馴染めない奴だ。
小学生の時の集合写真やクラス写真が大量に出てきたので見ていた。
いつも真ん中か端に写ってはいたが、楽しそうじゃなかった。
明らかに「今、とりあえず笑っています」って感じの笑顔。

実際、小学5~6年生の時は友達が居るとは言い難い状況だったし、先生が好きだったので先生に会いに学校に行っているようなものだった。
修学旅行は特に行きたくなかった。

もっとみる

何年経っても変わらないこと

今日は高校時代から付き合いのある友達から、
「これからちま子の家行く〜!
ご飯奢るからドライブしようよ」
と、かなり内容たっぷりのご飯行こうLINEが来ていた。

いつも呑気に過ごしているし、今は収入もなかった為にものすごく申し訳なかったけれど、お言葉に甘えさせてもらった。お寿司好きの友達と回転寿司行って、色んな話をした。

普段、「友達って居ても居なくても変わんないんじゃ……?」と思ってしまうド

もっとみる

繋いで繋がって今がある

私を今の私まで繋げてくれた人がいた。
その人はとても儚かった。
天使のように現れて、去っていった。
私はその子の独特な雰囲気が大好きだった。

今思えば私に言葉を紡ぐことを教えてくれたのかもしれない。
私が詩を書き始めたのはちょうど2年前くらいだった。
「感情は湧いては消えるものだから、焼き付けておきたい」と思って書き始めたのがきっかけだった。

そして私にたくさんの言葉をくれた。
でもいつも寂

もっとみる

「ヤミヤミ」とうまく付き合いたい

「綱渡りで生きてるね、いつも」
そう言われることが多い。
1番多いのは、「あなたの人生、大変ね」

私は正直、「人生」と言えるほどこの世界で生きていないし、私の大変さはどのレベルなのかも分かっていない。というか、恵まれているだろうなと思う。

恵まれていなかったらきっと、ニートになった時点で家が無くなっていることだろうし、今まで生きていない。

でも、綱渡りで生きているのは本当でこれを言われた時に

もっとみる

ものすごくぶっ飛んだスキンシップ

小学校2年生くらいの時、隣の席の男の子の鉛筆をすべて折ったことがある。
その子のことは嫌いだったわけでもないし、よく話していた。意地悪するような子でもなく優しい子だった。

そのことがあった時、担任の先生に悲しそうな目で怒られたのを今でもかなり鮮明に覚えている。
「なにか嫌なことがあったの?」「おうちで何かあったの?」とめちゃめちゃ質問責めにされた。

私は心の中で「私はただあの子と仲良くしたか

もっとみる

貴重な体験を表現へ

人生初のポトレ撮影に行ってきました。

Twitterでとても素敵な写真を載せていたMAOさん(@NASE_32)に、どうしても撮っていただきたくて…。
予定が合って会えたので嬉しかったです。

「表現すること」の難しさや想いというのは取り組んでみないと分からない。
だから、やったことのない体験をしたかったというのがポトレ撮影をしたかった理由です。
(あとは、写真を撮られることが好きだというのもあ

もっとみる

コンプレックスとお友達になりたい②

前の記事と合わせて読んでね。
↓↓↓
https://note.mu/chimako790/n/nbbebf69d3fad

私の入社した会社は3月入社だったために、高校の卒業式が終わってから1週間くらいで入社するというドタバタだった。
入社して3ヶ月から半年は、いろんな部署をまわり研修というカタチだったから、いろんな部署で話せないことを第一に怒られたのを覚えている。

夏休みが終わってちょっとし

もっとみる

コンプレックスとお友達になりたい①

私は、場面によって話せなくなることがよくある。
いつからだろう?って考えると、始まりは小学校6年生くらいだった気がする。

最初はそんなに頻繁にあるわけじゃないから気にはしていなかったけど、クラスでの発表会、国語の時間の音読、新学期の自己紹介とできなくなることが増えた。

もともと人前が苦手だったのと緊張しやすい体質だったから、小学生の時は「中学に上がったらまた新しい環境だし、慣れたら話せるように

もっとみる