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どこでも街歩き

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趣味と言うか、生活の一部となっている街歩き。平日のランチタイム後の職場周辺や、休日の地元での街歩き、外出や旅行での駅などを拠点としたウォーキングなど、ちょっとしたきっかけで歩き始…
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#わたしの旅行記

「観光道踏切」のものがたり

「観光道踏切」のものがたり

観光道踏切。

それって、どこにあるのですか?どんな観光名所?と聞きたくなりますが、実は今ではどう見ても観光名所には程遠い光景が広がっています。その場所は、

川崎市多摩区の、JR南武線 稲田堤駅。京王相模原線の京王稲田堤駅と近く、南武線の電車が到着するたびに、たくさんの利用客が狭い通路に押し寄せる駅。駅前広場が無く、京王線に乗りかえる利用客が、狭い街路を往来する駅。とはいえ、大型商業施設もあまり

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■玉川上水と水道施設のある下町街歩き(京王線:代田橋駅~明大前駅)

■玉川上水と水道施設のある下町街歩き(京王線:代田橋駅~明大前駅)

あっという間に12月になりました。多忙だった秋があっという間に過ぎた感じです。今回は、しばらく前に探索した場所をご紹介したいと思います。京王線の代田橋駅から明大前駅にかけてです。このあたり、なかなか面白い構造物などが登場します。

■まずは今昔マップで確認

この付近の地図を見てみましょう。代田橋駅は、京王線で新宿駅から昼間の各駅停車に乗ると、2駅目という、都心にとても近い場所にあります。隣の明大

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◎あざみ野・江田という街を歩く◎

◎あざみ野・江田という街を歩く◎

横浜市青葉区。東急田園都市線のあざみ野駅。何度か訪れたことはあるものの、土地勘はほとんど無いこの街。ちょっと降り立って歩いてみることにしました。

■まずは、今昔マップで確認

昔は、多摩丘陵の中の小さな河川が流れる谷戸があり、大山道の宿場があったこの街。今では、東急田園都市線が通り、横浜市営地下鉄との乗換駅ができ、国道246号と東名高速道路が走る、とても賑やかな場所になりました。そんな地区を少し

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■渋谷で街歩き■2つの「渋谷隧道」を巡る街歩き

■渋谷で街歩き■2つの「渋谷隧道」を巡る街歩き

今回は、来月(12月23日)に、「まいまい東京」でガイドをする予定の、渋谷駅周辺を巡る街歩きの内容を、あらかじめ予習したり、復習したりできるような内容です。一緒に街歩きをする方は、これを眺めながら歩くと、少しは楽しみが増えるかも・・という内容です。

なお、このコースは、今回初めて歩くコースになっていて、下見をした際の記事がアップされています。こちらにコース全体の歩く内容が記されています。

今回

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◎「いちえふ」周辺の今を歩く◎(後編)富岡駅の今と昔を比べてみる

◎「いちえふ」周辺の今を歩く◎(後編)富岡駅の今と昔を比べてみる

先日、「いちえふ」こと、福島第一原発周辺に行ってきました。前回の投稿で、とみおかアーカイブ・ミュージアムという、震災前後の町の様子を丁寧に保存するプロジェクトの一環で作られた博物館などを訪れた模様をお伝えしました。(前回の記事はこちら)

今回は、富岡駅周辺を歩いた模様をお伝えします。実は、富岡駅付近を訪問するのは、2014年2月以来約10年ぶりです。その時の様子も、あとでご紹介しますので、その模

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◎「いちえふ」周辺の今を歩く◎(前編)とみおかアーカイブ・ミュージアムを訪ねる

◎「いちえふ」周辺の今を歩く◎(前編)とみおかアーカイブ・ミュージアムを訪ねる

いちえふ

って、知っていますか?仕事で従事している人や、地域の方からは、そのように呼ばれているのでお馴染みですが・・。正式名称は、

東京電力 福島第一原子力発電所

といいます。皆さんご存じの通り、東日本大震災で大きな事故が起きてしまった、その場所です。この現地では、今でも放射能という見えない敵に怯えながら、着実に廃炉という作業に向けて日々奮闘されている従事者の皆さんがいらっしゃいます。その一

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□ドボクスキー 台湾を行く□③学会の式典に参加

□ドボクスキー 台湾を行く□③学会の式典に参加

9月に台湾を訪問した際の記録を書いています。今回の台湾訪問は観光旅行ではなく(←ここ重要!)、日本の土木学会の代表団の一員として、アジア土木学協会連合協議会(ACECC)ならびに台湾の土木学会である、「中国土木水利工程学会(CICHE)の創立50周年の行事や式典等に出席し、講演の段取りなどを行いました。その合間に、台北市街を少し動き回った様子を、前回までにお伝えしました。(前回の記事はこちら)

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□ドボクスキー 台湾を行く□②国立台湾博物館 鉄道部を訪れる

□ドボクスキー 台湾を行く□②国立台湾博物館 鉄道部を訪れる

土木が好きで、鉄道が好きな人が、台湾まで遠征しても、行きたい場所は鉄分高めの場所を選びがち、という、そんな旅行を楽しみました。前回は、台北についてまず、交通系ICカードをゲットし、実際に鉄道に乗ってみるところまでたどり着きました。(前回の記事はこちら)

今回はまず、台北の町を少し鉄分高めに歩いたことを紹介したいと思います。

ということで、まずは鉄道に興味のある方にお勧めの博物館である、国立台湾

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□ドボクスキー 台湾を行く□①台北に降り立つ

□ドボクスキー 台湾を行く□①台北に降り立つ

土木技術者、街歩き好き、結構鉄分高め・・という私ですが、基本的にそのテリトリーは、「日本国内」から外には出られていなかったのですが・・(笑)。今回は何と、土木学会の中でミッションを与えられたので、かなり久しぶりの海外渡航を果たしました。その行先は・・、

台湾

です。台湾で見聞きしてきたことを、私なりの土木技術者・街歩き好き・鉄分高めフィルターに通して、ご紹介してみようと思います!

■台北へ向

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〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ④帰りに岩国・錦帯橋へ

〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ④帰りに岩国・錦帯橋へ

9月12日から15日まで、土木学会全国大会のため、広島に滞在しました。分散開催となった今回は、広島市内、東広島、そして宮島・五日市付近を訪れました。(前回の記事はこちら)

今回は、15日に訪れた、広島工業大学のある、広島市佐伯区と、そこから西に向かい岩国を訪れた模様について書きたいと思います。

■五日市へ

まずは、広島工業大学のある、五日市へ。前回の記事の際に訪れた、宮島から戻り、最寄り駅で

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〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ③宮島を訪れる

〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ③宮島を訪れる

土木学会全国大会で、広島に滞在していました。広島と言っても、初日は平和記念公園に隣接した広島国際会議場、2日目は、東広島市にある、広島大学、そしてこの3日目(9月15日)は、広島市の西にある、広島工業大学に行きました。分散開催となった今回の大会。移動は大変ですが、その分ドボクスキーな人には、いろんな場所を見られるメリットがあるものです。前回は安佐南区の土石流災害の伝承館と、広島大学近くの西条を訪れ

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〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ②広島の土石流災害と広島大学・西条を行く

〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ②広島の土石流災害と広島大学・西条を行く

2023年9月13日から15日にかけて、広島で開催された、土木学会全国大会。14日には、私自身は、「『ポストコロナ』における土木技術者の学びについて」という演目で、広島大学で発表をしてきました。これは、昨年の全国大会で討論会を企画した内容を報文に取りまとめた結果を報告したものです。自分自身で報文に取りまとめ、発表して質疑応答を行うという一連のプロセス、このあたりは学会活動をやっていると改めて実感で

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〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ①土木学会全国大会と、岩鼻架道橋

〇ドボクスキーの旅 in 広島〇 ①土木学会全国大会と、岩鼻架道橋

2023年9月13日(水)から15日(金)までの会期で、私の所属する「土木学会全国大会」が広島で開催され、それに参加しました。ドボクスキー(土木が好きな人を意味する造語です(笑))にとっては、いろんな楽しみ方のあるイベントだと思います。今回の訪問で訪れた場所をご紹介したいと思います。

■土木学会全国大会とは?

土木学会で毎年9月ごろに開催される行事です。土木学会員約4万人くらいのうちの、数千人

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●GWプチ旅行記①●南武支線・鶴見線を行く(その3:海芝浦駅を目指す)

●GWプチ旅行記①●南武支線・鶴見線を行く(その3:海芝浦駅を目指す)

南武支線と鶴見線をGWの谷間の平日にプチ旅しました。いやー、もっと前から来ていたら良かったのに・・と思うくらいに楽しい旅でした。前回までに、鶴見線の終点、扇町駅に行きました。海芝浦駅は最近ちょっとした有名スポットになっていますが、こちら、扇町駅はあまり人が訪れていないようですが・・個人的にはこんな不思議スポットが大好きなので、とても楽しい旅を楽しんでいるところです。(前回の記事はこちら)

今回は

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