TakashiKATO

京都市伏見区出身、八王子市南大沢在住の土木技術者です。趣味は鉄道旅行から派生した街歩き…

TakashiKATO

京都市伏見区出身、八王子市南大沢在住の土木技術者です。趣味は鉄道旅行から派生した街歩き。土木技術者として、鉄道旅行を愛する人として、街歩きを等のことを掲載しています。土木学会 土木の魅力向上特別委員会幹事長。noteのお題企画「#私の学び直し」で入賞。

マガジン

  • 私の旅行記録

    これまでに行った旅行の記録をまとめました。

  • どこでも街歩き

    趣味と言うか、生活の一部となっている街歩き。平日のランチタイム後の職場周辺や、休日の地元での街歩き、外出や旅行での駅などを拠点としたウォーキングなど、ちょっとしたきっかけで歩き始めることがしばしばです。そんなちょっとした街歩きで気づいた(マニアックな目線での)ことがらを書いていきます。

  • 多摩ニュータウン周辺街歩き

    多摩ニュータウンやその周辺で、楽しい街歩きスポットを紹介したいと思います。

  • 南大沢:土木構造物めぐり

    筆者が住んでいる八王子市南大沢地区を中心に、地元土木構造物やその周辺の光景などを取り上げていきます。

  • ■京都近郊で街歩き

    帰省先である京都でもとりわけ、伏見区や向日市、長岡京市、大山崎町(乙訓地区)を中心に街歩きした記録を書いています。学生時代まで住んでいたので、とても見慣れた風景が少なくないですが、よく見るととても興味深い新たな発見ができることが楽しいです。土木技術者目線で、地図好きのちょっぴり鉄分高めな街歩きです。

最近の記事

  • 固定された記事

★東京の地下鉄は川をどのように越えているか?:③様々な方法で川を越える地下鉄たち

東京の地下鉄が川を越える方法を調べるにはどうしたら良いか?ずばり、昔の文献を調べれば良いのでは、ということで、銀座線が交差する、日本橋川と神田川を越えた方法を前回までに紹介しました。(前回までの記事はこちら) 今回は、銀座線よりも新しい地下鉄が川を越える物語を、いくつか調べた結果を取り上げてみたいと思います。 ■川を渡るセオリーとは? 川を渡る、というか、地下鉄道を構築するセオリーが、過去2つの記事で大いに参考にした、東京メトロ銀座線の工事誌である、「東京地下鐡道史 坤

    • ◎リニューアル工事が進む南砂町駅周辺へ◎前編:西大島駅から越中島貨物線沿いに歩く

      5月の連休直後に、東京メトロ東西線が一部運休となり、南砂町駅が新しくなりました。東西線は、昭和40年代に完成しましたが、その後市街化が進み、人口が増えたので、駅設備を増強させる必要が生じて、今回の改良工事が進んでいる、とは聞いていますが・・、実際どんな場所でしょうか?ちょっと歩いて来てみたいと思います。 ■西大島駅から、南砂町駅を目指す といいつつ、最初に探索をスタートしたのは、南砂町駅の少し北側にある、都営地下鉄新宿線の「西大島駅」。なぜ?って、それは、自分の住んでいる

      • 〇渋谷駅新南改札 最後の雄姿〇

        この日はかなり盛りだくさんに動いていました。 最初は、府中で吉田初三郎さんの展覧会を見て、その後川崎の多摩川沿いでブルーインパルスを見学、終了後二ヶ領用水沿いを歩き、久地円筒分水などを見学し、溝の口まで行きました。 そして、それで終わっても良かったのですが、実はちょっと見ておきたい場所がありました。それは、 渋谷 です。渋谷駅新南改札が見納めであることに加え、こちらのツアーの下見を兼ねていました。 ということで、前回の街歩きの最後に訪れた、 ■代官山駅へ 2013

        • ★川崎市、宿河原~溝の口を歩く★(後編:二ヶ領用水と久地円筒分水)

          川崎市の南武線沿線。先日飛来した川崎市制100周年を記念する「ブルーインパルス」を見に、宿河原駅と久地駅の間の多摩川河川敷付近を歩きました。(前回の記事はこちら) 川崎市の多摩川沿いといえば、実は、「二ヶ領用水」がとても有名です。 江戸時代から多摩川から水を引き込み、多摩川右岸を潤し続けている用水です。多摩川に堰があり、いくつかの分水もあり、土木の仕事をしている身からしても、とても興味深い施設です。久地駅から溝の口駅までの間、二ヶ領用水やそれに関連する施設を見て歩きました

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        ★東京の地下鉄は川をどのように越えているか?:③様々な方法で川を越える地下鉄たち

        • ◎リニューアル工事が進む南砂町駅周辺へ◎前編:西大島駅から越中島貨物線沿いに歩く

        • 〇渋谷駅新南改札 最後の雄姿〇

        • ★川崎市、宿河原~溝の口を歩く★(後編:二ヶ領用水と久地円筒分水)

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        • 八王子・多摩ニュータウンの災害対策
          9本

        記事

          ★川崎市、宿河原~溝の口を歩く★(前編:砂利鉄の廃線跡とブルーインパルス)

          前回の投稿、府中に吉田初三郎さんの鳥瞰図の展覧会を見に行った、という記事でした。 同じ日に、実は気になるイベントが。 なんと、川崎に「ブルーインパルス」が飛来して展示飛行をするとのこと。当日の飛行ルート、こんな感じだと発表されました。 それで、当日飛び込みでメイン会場に行っても、人ごみの中になりそうだったので、この地図で、多摩川沿いのメイン会場と同じくらい楽しめそうな、武蔵溝ノ口駅と登戸駅との間、つまり、宿河原~久地駅の間あたりを目指していくことにしたのです。 ■南武

          ★川崎市、宿河原~溝の口を歩く★(前編:砂利鉄の廃線跡とブルーインパルス)

          吉田初三郎を見に、府中へ

          吉田初三郎さん、という絵師。すみません、「推し活」したいくらい、大好きです(笑)! その初三郎さんの展覧会が、何と我が家の近く、府中市に来ていると聞いたので、これは行くしかないと思い、行ってきたのでした。 ■吉田初三郎さん とは? 吉田初三郎さんは、主に大正時代から戦前・戦中・戦後にかけて活躍した鳥瞰図を多数書いた方です。鳥瞰図といっても、例えば、私鉄の沿線の路線案内図のようなものを手掛けた方、と説明したほうがわかりやすいです。約1600点といわれる、多数の作品を手掛け

          吉田初三郎を見に、府中へ

          札幌での少しばかりのお散歩

          先日、土木学会関係で、「北海道土木・建築未来技術展」という催しに参加することになり、札幌に行ってきました。 札幌の地を訪れるのは、実は2月以来4か月ぶり。2月の時は、しっかりお休みを頂いて、冬の北海道を満喫しました。(その時の記事はこちら) 今回は、すっかり暖かくなり、ちょっと暑い予想気温になっている初夏の札幌へ。会場入りする際に少しだけ歩いた記録を書きたいと思います。 ■羽田→札幌への空の旅 札幌のお散歩の前に、飛行機の良い場所に陣取ったので、上空からいろんな町を眺

          札幌での少しばかりのお散歩

          【おすすめ散策コース】穴守稲荷駅から羽田空港へ(後編:羽田空港を目指す)

          土木街歩きの聖地と言っても良い、羽田空港付近を歩く街歩きコース。穴守稲荷駅から羽田空港第3ターミナルを目指すコースですが、結構見どころ満載で、歩くのが楽しくなってしまいます。前半は、穴守稲荷駅から空港に入ったところにある、大鳥居までをご紹介しました。(前回の記事はこちら) 今回は、空港敷地内をご案内したいと思います。 ■今回のコース(前編と同じものを再掲) ⑦沖合展開前の貴重な残骸 羽田空港が激変したタイミングの一つに、「沖合展開事業」があります。沖合展開事業とは、航

          【おすすめ散策コース】穴守稲荷駅から羽田空港へ(後編:羽田空港を目指す)

          【おすすめ散策コース】穴守稲荷駅から羽田空港へ(前編:穴守稲荷駅から羽田空港の中に向かう)

          ドボクな街歩きの聖地と言えば、東京では、渋谷や品川、日本橋のような場所を連想されるかもしれませんが、もう一つ外したくない(行くと絶対ワクワクする)場所があります。それは・・、 羽田空港 です。今回、羽田空港だけでなく、その入口付近から歩き、その歴史に触れながら、ちょっと設計的なことも知る、という歩くコースを考えてみたので、ご紹介したいと思います。 ■今回のコース紹介 今回のルートは、こちらの地図に示す通りです。 おもな見どころが13箇所あります。こちらに列挙しますと

          【おすすめ散策コース】穴守稲荷駅から羽田空港へ(前編:穴守稲荷駅から羽田空港の中に向かう)

          ■築地大橋周辺の街歩きと、橋の設計者と周る舟遊び(その2:築地大橋と、勝どき駅周辺をめぐる)

          2024年5月に参加した、築地大橋などの設計に携わる松井さんの舟遊びに参加しました。 前回の記事は、その前座で、築地付近を歩き、廃線跡などを見たことを書きました。(前回はこちら) 今回は、築地大橋を歩き、その対岸の勝どき側を散策し、舟に乗るまでをレポートします。 ■築地大橋という橋を歩く 築地大橋とは、隅田川の築地市場と勝どき駅付近を結ぶ新たな橋で、東京オリンピック(2021年に1年遅れで開催)のメインルートの一つである、環状2号線の一部となるルートとして作られた新し

          ■築地大橋周辺の街歩きと、橋の設計者と周る舟遊び(その2:築地大橋と、勝どき駅周辺をめぐる)

          ■築地大橋周辺の街歩きと、橋の設計者と周る舟遊び(その1:築地市場を歩く)

          先日、私の友人で、橋の設計のプロフェッショナルである、松井幹雄さんがガイドをする、「舟遊びみづは」さんの舟遊び企画に参加してきました。(その企画の詳細はこちら) いつものことですが(笑)、そういう場所に行くと、つい予習がてら、少し前後に街歩きしたくなりがちです。今回もそんな感じで舟遊びの始まる前に少し歩いたことと、舟遊びで見たことを少し書きたいと思います。まずは、築地大橋の西側、築地を歩きます。 ■街歩き、開始! 街歩きの開始地点は、都営大江戸線 築地市場駅。 ■銀座

          ■築地大橋周辺の街歩きと、橋の設計者と周る舟遊び(その1:築地市場を歩く)

          『豊後土工』(ぶんごどっこ)のふるさとへ

          「豊後土工」(ぶんごどっこ)って、ご存じですか?多分ご存知でない方がほとんどだと思います。大分県の南部、佐伯市近くにルーツを持つ、土木の技能集団のことを指します。そんな方々の故郷の一つである、今は大分県佐伯市、合併前は上浦町の浅海井(あざむい)という町を訪ねてきました。 ■「豊後土工」とは? 大分県の南部、佐伯市付近は、豊後水道に面したリアス式海岸が続くエリアです。大分県の地図を国土地理院の地形図で書きましたが、標高100m以下の低地(赤くないエリア)は、臼杵湾・佐伯湾の

          『豊後土工』(ぶんごどっこ)のふるさとへ

          多摩ニュータウンに鉄道が乗り入れて50周年!

          こんばんは。実は私自身もこの3月に50周年を迎えました。まだまだ若いと思っていたら、気づいたらこんなに歳をとってしまって・・みたいな感じもしますが(苦笑)。誕生日を迎えるにあたり、「自分と同じ年にできた鉄道路線は、『同期』であり、『今年50周年だな』」と思い、これはお祝いしないといけない、と思い、実は誕生日の時に調べました。 【主な開業した鉄道】  ①:日本国有鉄道 予土線(若井~江川崎)   → 四国のローカル線、ここに全線開通!だったのですね。  ②:名古屋市営地下

          多摩ニュータウンに鉄道が乗り入れて50周年!

          ◎山梨へのプチ旅◎:⑤中央本線各駅下車の旅(その3:初狩駅)

          勝沼ぶどう郷駅から戻る形の各駅下車。甲斐大和駅、笹子駅という、なかなか散策するのに楽しい駅を散策してきました。前回は笹子駅の近くで、スイッチバックの跡地や、笹子餅、笹一酒造といった、美味しいものを楽しんだりしました。(前回の記事はこちら。) 今回は、さらにもう一駅先の、初狩駅に途中下車しました。初狩駅は、実は各駅下車する駅の中で、是非行ってみたかった駅。そんな駅前を少し散策しました。 ■初狩駅は、スイッチバック設備の残る駅 初狩駅は、今回訪れた駅の中で、今もスイッチバッ

          ◎山梨へのプチ旅◎:⑤中央本線各駅下車の旅(その3:初狩駅)

          ◎山梨へのプチ旅◎:④中央本線各駅下車の旅(その2:笹子駅)

          中央本線の勝沼ぶどう郷駅を訪れ、そこから1駅ずつ下車している旅、前回は笹子トンネル西側にある、甲斐大和駅を訪れました。静かな町の中に、見どころが多い場所でした。(前回の記事はこちら) 今回は、甲斐大和駅から笹子トンネルを越えて、笹子駅まで1駅乗車し、次の電車までの間、散策してみることとします。 ■元・スイッチバック駅の笹子駅 笹子駅周辺の地図を、「今昔マップ」で見てみましょう。 スイッチバックは、1960年代に複線化された時点で廃止され、今の駅の場所に移転されています

          ◎山梨へのプチ旅◎:④中央本線各駅下車の旅(その2:笹子駅)

          ◎山梨へのプチ旅◎:③中央本線各駅下車の旅(その1:甲斐大和駅)

          GW中のプチ旅で目指した場所は、中央本線の勝沼ぶどう郷駅でした。廃線トンネルを活用した遊歩道に、戊辰戦争の戦跡、大正時代の美しい砂防堰堤、国宝のぶどう寺、昭和初期のアーチ橋、そして何より美味しいワイン、が揃うような、とても素晴らしい場所でした。(前回の記事はこちら) 勝沼ぶどう郷駅付近の各駅、実はどの駅もとても魅力的で、是非訪問してみたいところばかりだったので、一駅ずつ下車しながら次の電車に乗り換えるパターンで、八王子方面に戻ろうと考え、動き始めました。 ということで、次

          ◎山梨へのプチ旅◎:③中央本線各駅下車の旅(その1:甲斐大和駅)