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◎山梨へのプチ旅◎:⑤中央本線各駅下車の旅(その3:初狩駅)
勝沼ぶどう郷駅から戻る形の各駅下車。甲斐大和駅、笹子駅という、なかなか散策するのに楽しい駅を散策してきました。前回は笹子駅の近くで、スイッチバックの跡地や、笹子餅、笹一酒造といった、美味しいものを楽しんだりしました。(前回の記事はこちら。)
今回は、さらにもう一駅先の、初狩駅に途中下車しました。初狩駅は、実は各駅下車する駅の中で、是非行ってみたかった駅。そんな駅前を少し散策しました。
■初狩駅は、スイッチバック設備の残る駅
初狩駅は、今回訪れた駅の中で、今もスイッチバックの設備が残る駅です。勝沼ぶどう郷、笹子の両駅は、1960年代に複線化された際にスイッチバックが廃止されましたが、初狩駅だけは、貨物輸送があったので、スイッチバック設備が残っていたのです。
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今では旅客列車は本線上のホームから発着します。
では、初狩駅に向かいましょう。
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さて、この駅はスイッチバックが残るということで、
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右が、スイッチバックの線路です。
実は、大月側のスイッチバックの線路の先(写真に見えている山があるあたり)に、「甲州砕石」という砕石工場があり、そこの引き込み線が2019年まで現役で使われていて、貨物列車が入場することがありました。なので、この駅にはスイッチバックの施設が今も残ります。2019年以降は、引き込み線が無くなってしまい、スイッチバック施設は休眠に近い状態のようですが・・。
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この駅のスイッチバック設備は、複線化されて以降も残ったので、少し複雑な改良がされています。従来は本線の北西側にスイッチバック用の引き込み線があったのですが、下り列車が上り本線を跨いでスイッチバックすることを避けるために、もう1本南西側にもスイッチバック用の引き込み線が増設されたのです。
■リニア実験線が見える駅
そして、実はこの駅のホームから見えるのは、
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ただし、フードに覆われているので、列車は見えなさそうですが。
■改札口へ向かう
では、改札に向かいましょう。
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スイッチバックの線路を渡って駅舎に行く形です。
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何だか異境感が半端ない駅です(笑)。
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この線路自体は休止状態なのでしょうか?
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どうやら、奥の保線用車両の出入りは、まだあるように見えます。
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初狩出身だそうです。
■初狩駅付近を歩く
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やはりカバーがかけられています。
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恐らく、保線用車両は現役で使われているのでしょうかね。
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複線化前からの古い構造物なのでしょうかね?
と思ったら、その傍らにこんな記念碑が。
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【初狩幹線水路記念碑】という記念碑。昭和46年に水路の改良工事が完成し、この線路を跨ぐ川が宮川ですが、それとは別に、笹子川沿いに農業用水路が流れ、それを改良してここの下流側の下初狩地区にも水を通した、という事業が、「初狩100年の待望工事」として顕彰されている、というような石碑のようです。石碑があると、どんな偉業だったのかが、よくわかってとても良いです。
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農業用水路は、宮川を跨いで作られたのでしょうか。
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感じなのでしょうね。
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スイッチバックの線路の橋を見たところ。
スイッチバックの線路の先端をめぐるぶらり歩き、なかなか楽しかったです。駅の近くに急ぎ戻りましたが、電車の時間までほんの少し時間があるので、ちょっと下流側に寄り道しました。
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下を通るのは線路を横断するアンダーパス。
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左の開水路が、先ほどの「初狩幹線水路」なのかもしれませんね。
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昔の時代にタイムスリップしたような感じです。
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そんな感じがとても不思議で面白い駅です。
ということで、短時間でしたが、不思議で面白い街を散策することができました。
■終わりに
初狩駅は、ちょっとマイナーな駅ですが、スイッチバックの設備が残り、昔ながらの雰囲気を色濃く残す、とても不思議な空間が周辺に広がっていました。そこに見つけたレンガアーチや農業用水路の顕彰碑。短時間の滞在だったので、あまり深く眺めることはできませんでしたが、面白い探索ポイントをいくつか貰ったと思います。また是非再訪して深掘りしてみたい町でした。
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