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日常:雑な器のためのコンセプトノート

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日々の様々なトピックについてこちらでまとめています。(作品制作、料理、失敗のレジュメ、旅の記録に収まらないものをこのマガジンにまとめています)
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2020年4月の記事一覧

名刺交換

 1ヶ月ほど前、建築家の夫妻に名刺を渡す機会があった。私が名刺を2枚取り出すと、奥様は「2人で1枚でいいですよ」とおっしゃった。ぼくは彼女にも1枚の名刺を渡した。なぜか。「2人のうち旦那さんだけに名刺を渡す」という男性社会的な行為に身を染めたくない。そして何より、ぼくは自分の名刺が気に入っていて、ステキな人には渡したい。

去年末に小田原に移住した。今の家の契約をする際に、不動産は本契約者である同

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新造真人美術館、レンタル絵画はじめます。

新造真人美術館、レンタル絵画はじめます。

こんばんは、美術家の新造真人です。

両性具有的自画像

私の目標/夢は、「世界中に新造真人美術館を作ること」です。私はこれまで様々な場所を旅し、流浪し、18歳からの8年間で約20回の引越し(?)をしました。はじまりは以下の投稿にある鎌倉の家です。

サイトスペシフィックアートそういった住処を転々としてきた経験から、自然と、その空間に合わせたサイトスペシフィックアートを作り、その作った場所にて展示

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今の窓から、江ノ島の空を思い出す。ノスタルジーという香りの分解。

今の窓から、江ノ島の空を思い出す。ノスタルジーという香りの分解。

写真は未来へのタイムカプセルだ。今日撮影したそのなんでもない日常は、未来のある日、見返されたときに、おもわぬ感情を誘発する。精神を、どろっとした鮮やかさで爆発させる爆弾に仕上がるかもしれない。一般的には哀愁や、ノスタルジーという言葉に接続されるその感情。解像度をあげて分解していったら、いったいどんな匂いがするのだろう。シナモン、八角、クローブ、檸檬、、、。明日の自分のために特性のシロップを準備する

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躁鬱人:今日が誕生日ではないすべての人を祝う

躁鬱人:今日が誕生日ではないすべての人を祝う

お誕生日、おめでとう!

改めまして、お誕生日おめでとうございます!あなたが生まれてきてくれて、とっても嬉しいです。何度目の誕生日なのか、そこまではわからないけど。でも、今日はまちがいなくあなたの誕生日です。本当に、本当に、おめでとう。

まちがいなく、あなたは、今日が誕生日ですので、誕生日おめでとうのメッセージを送らせていただきたい。もし、別の日が誕生日だよ、と思っているのでしたら、それは間違い

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アレルギーになりたくなければ、汚い部屋で犬を抱いて寝ろ!

「アレルギーになりたくなければ、汚い部屋で犬を抱いて寝ろ!」

 数年前だからよく覚えてないけど、免疫に関する大学の授業で覚えている一言。色んな菌と暮らさないと免疫は上がらない。むしろ、免疫がサボるので、適度に不衛生な環境の方が病気になりづらい。ちゃんと菌と一緒に暮らさないと抵抗力がない子に育つ。だから汚い家の子供の方が丈夫で、風邪とかアレルギーに強く育つ。

 近年、何でもかんでも「衛生!衛生!

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日常と習慣

日常と習慣

「毎日の小さな努力のつみ重ねが、歴史を作っていくんだよ!!」ラップトップを開くとドラえもんの名言が出てきた。ぼくはtodoistというタスク管理のアプリを今年の1月から使っている。毎日、もしくは数日毎にやることを決めたり、リマインダーとして使っている。

習慣化というのは面白いものだ。例えばランニングは「やった方がいいけど、めんどくさいこと」だった。6年ほど前から誰に言われるわけでもなく走り始めた

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明日も、なんでもない日でありますように。

明日も、なんでもない日でありますように。

 「ふつうの人」というのは、不思議な表現だ。みんなに当てはまるけど、なかなか100%ふつうの人なんて会ったことがない。大多数の人は、特別になりたいという願望を持つ、ありふれた人。本当に変な人は、自分こそがふつうだと信じている。そんな気がする。

 それらを考慮して「ふつうの人」とはなんだろう。主体の心のあり方だろうか。周りからの色眼鏡を通した評価だろうか。「ふつう」と似ている言葉に「なんでもない日

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オンラインの友人に、一冊の本を推薦する。

オンラインの友人に、一冊の本を推薦する。

こんにちは、写真家の新造真人(@makotoshinzo)です。

ぼくは、最近はまっていることがあります。なかなか対面で会えないご時世だから、オンラインで人と会っています。電話、VIDEO通話、オンライン飲み会の時間が増えました。ここまでは、皆さんも似たような状況だと思う。ぼくがはまっていること。それは、オンラインで会ったその人に、オススメの本を紹介すること。

会話の内容から、その人が興味を持

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おうち時間で「ずっとやりたかったこと」に挑戦する

おうち時間で「ずっとやりたかったこと」に挑戦する

 こんにちは、写真家・文筆家の新造真人(@makotoshinzo)です。

 家にいて、人に会わないからこそ、できることを考えてみています。このぽっかり空いた時間って、実は人生の余白なんだと思っています。その余白でどんなことをするのか。ぼくは「ずっとやりたかったこと」に挑戦するいい時間だ!って思っています。これまで、時間を理由に諦めていたことに挑戦してみよう。積み上げていた本の埃を払おう。連絡で

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出会えてよかった、方南町の食肉卸あがた

出会えてよかった、方南町の食肉卸あがた

 昨日、仕事で行った方南町に行った。たまたま帰り道に食肉卸の店を見つけた。外観は肉屋に見えず、事務所という感じ。外には何枚もの張り紙が貼ってあって、どうやら小売もやってるみたいだ。値段はまず鳥もも肉50円/100gとめちゃくちゃ安い。他には、豚ロース200円/100g、馬刺し480円/100g。さすが卸だ。そして、ぼくでもこのお店に入れることが嬉しかった。

 事務所のような見た目と安さに惹かれた

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社会人という単語が嫌いだ

社会人という単語が嫌いだ

はじめまして、美術家の新造真人(@makotoshinzo)です。

ぼくは「社会人」という単語が嫌いです。
これまで何度もこの単語を耳にしてきて、その都度なんだか嫌な気持ちをしてきた。社会人という単語を使う人は、どうにも何かを排除しているような気がします。

ここからは長くなるので、私の考えを最初に表明しておきます。

社会人という単語は、色々な人々を、社会から排除しようとしている。制度的にも、

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