アレルギーになりたくなければ、汚い部屋で犬を抱いて寝ろ!

「アレルギーになりたくなければ、汚い部屋で犬を抱いて寝ろ!」


 数年前だからよく覚えてないけど、免疫に関する大学の授業で覚えている一言。色んな菌と暮らさないと免疫は上がらない。むしろ、免疫がサボるので、適度に不衛生な環境の方が病気になりづらい。ちゃんと菌と一緒に暮らさないと抵抗力がない子に育つ。だから汚い家の子供の方が丈夫で、風邪とかアレルギーに強く育つ。

 近年、何でもかんでも「衛生!衛生!」という割に、アレルギー体質の子供が増えている。これは都市の衛生化にも言えることで、表面上の綺麗さと、根本的な問題解決は、別だと思う。ぼくは免疫の専門家ではないけど、都市の衛生化、特にホームレスの問題と公園などのパブリックスペースに関しては、数年前から熱心に調べているから、ちょっとは話すことができると思う。

 話を戻すけど、寄生虫の減少とアレルギー患者の増加の相関は確実視されているそう。戦後、日本では「清浄野菜」ばかりが出回り、日本人の腹のなかからカイチュウ(寄生虫)が消えてしまったらしい。最初は喜んでいる人が多かったけれど、ある時から、それが問題視され始めた。反作用として花粉症やアトピー性皮膚炎が生まれてしまったから。そもそも花粉症という用語はこの数十年でできたらしい。なんでもかんでも除菌!除菌!していると、まじで雑魚な免疫システムになるらしい。

 今回のコロナの件で、外を出るときはマスクをして、何かを触るときはなるべく指先は使わず、肘を使ったり。帰ったらすぐに風呂に入って、iPhoneは除菌して、何かを口にするときはうがいと手洗いをしている。これを完璧にやればコロナにはかからない(?)と思っているけど。これのやりすぎで自分に備わっている免疫が下がったら、他の病気にかかりやすくなるのかな?と考えている。

 過去には黒死病とかがあって、本当にひどいことが起きたけど。知識を持った上で、ぼくたちはどう暮らしたらいんだろう。トイレに行ったら手を洗った方がいんだろうけど。みたいな色んな常識があると思うけど、色々なものがトレードオフになっている気がする。強い体に育てるためには、一体ぼくはなにから始めればいんだろう。思いつくのは、乳酸菌の飲食物を定期的に摂取することと、色々な場所に足を運ぶこと。かわいい猫と一緒に暮らしたいなぁ。

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