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良い戦略、悪い戦略

良い戦略、悪い戦略

2012.6 リチャード・P・ルメルト

良い戦略は目標やビジョンの実現以上のことを促し、状況が困難であるほど行動の調和と集中を図り、問題解決や競争優位へと導く。

3つの論理構造、診断、基本方針、行動。

難局に直面するなど具体的な課題を前にして行動を指し示す。

狙いを定めて一貫性のある行動を組織し、新たな強みを生み出す。

隠れた強みを発見し、競争優位を深め、拡げる。

優位な製品またはサー

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突破するデザイン

突破するデザイン

2017.6 ロベルト・ベルガンティ

問題解決から意味のイノベーションへ

批判とはよりモノゴトを解釈していく取り組み。

数多くの選択肢により、価値のあり方が変化し、そもそも本当にこれを必要としているか?という意味の重要性が問われる。

顧客に求められた意味を提供する企業が、ビジネスにおいて差別化をもたらす。

ロウソクは明かりとりから心を和ませるものに変化した。

問題解決におけるアイデアづ

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人生を変える習慣のつくり方

人生を変える習慣のつくり方

Better Than Before
2016.12 グレッチェン・ルービン

全ての人は約束を守るアップホルダー、疑問を持つクエスチョナー、義務を果たすオブライジャー、抵抗するレブルの4つの傾向に分類される。

睡眠・運動・食生活・整理整頓の習慣を整えると自制心を高める効果がある。

自分や他人に対し責任をつくると自制心が高まり、良い行動を取るようになる。

人は自分が感じたとおりに行動している

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やってのける

やってのける

意思力を使わずに自分を動かす
2013.9 ハイディ・グラント・ハルバーソン

やる気を高めたり誘惑に負けそうな時にはなぜ?の視点で考え、失敗したら失うものをイメージする。

難しい挑戦をするには何?の視点で考え、次にすべき行動に集し、失敗を繰り返しながら成長する。

永続的な幸福感をもたらすのは関係性、有能感、自律性の欲求を満たす目標。

目標達成のために努力、忍耐、計画が必要と自覚し、時には時

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POPULAR「人気」の法則

POPULAR「人気」の法則

2018.8 ミッチ・プリンスタイン

ビジネスマンの幸福は上司から建設的なフィードバックをもらえるか、自分は誰かから好かれていると感じられるかで予想できる。

人はステータスの高さで必ずしも幸せを感じるわけではなく、何よりも人との結びつきで感じる。

人生の幸福や成功、不幸や失敗の一部は日々の交流の中の自らの接し方が集約された結果である。

相手に好ましく接すると私への印象が変わり、私自身の気分

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ビジョナリーカンパニー弾み車の法則

ビジョナリーカンパニー弾み車の法則

2020.1 ジム・コリンズ

真に偉大な会社において、成功をもたらす要因は特定の事業、製品、アイデアあるいは発明ではなく、根底にある弾み車のつくりである。

情熱を持って取り組み、自社が世界一になり、経済的競争力を強化するものに対する深い理解から生まれる意思決定。

最初に成功した分野で弾み車をまわすのと並行して、不確実性への備えとして成功する可能性を秘めた新しい事業を見つけるために低コスト、低

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ワークルールズ!

ワークルールズ!

2015.7 ラズロ・ボック

人間はみずからが語る物語のレンズを通して歴史を見ることによって、物語を生きる。

3つの文化的礎石:ミッション、透明性、発言権

内発的動機は成長の鍵であり、経験の浅い労働者は熟練労働者とペアを組んで働くときに一番よく学べる。

フィードバックや実験により修正を重ねるデリバリイト・プラクティス(熟考した練習)が効果的。

研修プログラム4つのレベル
・ジョークやスト

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ジョコビッチの生まれ変わる食事

ジョコビッチの生まれ変わる食事

あなたの人生を激変させる14日間プログラム
2015.3 ノバク・ジョコビッチ

自らの無力感を本当に受け入れると、本当の意味で自由になれる。

オープンマインドで新しい手段を求めることをやめてはならない。

どのようにしてその瞬間に今ある出来事を肉体に受け止めているか、そして自分の考えがどのように肉体に対して直接的な影響を及ぼしているのか考える。

→自分を制御できる力の大きさが、人生の質を決め

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SHOE DOG

SHOE DOG

靴にすべてを。
2017.10 フィル・ナイト

オニツカタイガーや日商岩井など日本企業との深い関わり。

私たちはいったい何を創ろうというのか。どんな会社にしたいのか。

何かを作り改善し、何かを伝え、新しいものやサービスを、人々の生活に届けたい。

→心の中でこうと決めたことに対して信念を貫く。

GROW

GROW

本当のブランド理念について語ろう
「志の高さ」を成長に変えた世界のトップ企業50

2013.1 ジム・ステンゲル

人間にとっての大切な5つの基本的価値
喜び、人との結びつき、探求心、誇り、社会への好影響

最も急速に成長を遂げているビジネスを動かすのは、ブランド理念を主たる表現手段として用いるビジネス・アーティストである。

デザインという概念を広い意味でとらえ、商品やサービスの購入・利用体験

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なぜハーバードビジネススクールでは営業を教えないのか?

なぜハーバードビジネススクールでは営業を教えないのか?

2013.8 フィリップ・デルヴス・ブロートン

人間の打たれ強さとは、人生の意義を見つけようと努力する力、自分が環境や結果を変えられると信じる力、いい経験からも悪い経験からも学べると思う気持ち。

ストーリーは聞き手を惹き付け、問題が現れ答えが欲しくなり、解決法を提示し行動を駆り立てる段階がある。

マーケティングの目的は売り込みの必要をなくすこと。

セールスは人間に創作の手段と理由を与えてく

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ブランド論

ブランド論

無形の差別化をつくる20の基本原則
2014.9 デービッド・アーカー

ブランドは資産であり、全ての顧客接点においてブランドを実演しない限り、ブランドの約束は果たされない。

組織の価値観はブランドの差別化をもたらし、顧客関係の基盤を生み出す。

ブランドは基本的にイノベーションを自社のものとし、信頼性を向上させ、中身を伝える作業を楽にする。

→ブランドが一貫性を持つことで効率的に特定のポジシ

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誰のためのデザイン?

誰のためのデザイン?

2015.4 D.A.ノーマン

デザイナーはアフォーダンス・シグニファイア・良い対応づけ・制約を用いてユーザーの行為を導き、不適切な行為を起こる可能性を最小限にする努力が必要。

ゴ  →  プラン  →  詳細化  →  実 行  →  外
|    内省     行動     本能
ル  ←  比 較  ←  解 釈  ←  知 覚  ←  界
デザインは本能、行動、内省全てのレベルで行わ

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自己肯定感を高める子育て

自己肯定感を高める子育て

2018.8 ダニエル・J・シーゲル ティナ・ペイン・ブライソン

実行機能にかかわる複雑な認識活動を行う、高度な精神機能を持つ2階の脳は20代半ばになるまで建設は完了しない。

親の仕事は子どもが困難と向き合ったときにつながりと共感で寄り添い、自分の能力に気づかせてやること。

心の平静とは、スキルと敏捷さを持って、自分の感情の波に乗る方法を学んでいるということ。

成長とは、人間が生まれつき持

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