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コンプリメント

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自分軸の作り方#125  「感情の井戸」を教えてくれたブログを紹介します。

自分軸の作り方#125 「感情の井戸」を教えてくれたブログを紹介します。

私は3年半前、
コンプリメントという子育て方法に出会い、
子どもが不登校になった時から、コンプリメントで子育てする親の会(ラ・ニコリーナ東京)に参加していました。

コンプリメントって何?という方もいらっしゃると思います。
マガジンにまとめていますので、
よかったら参考になさってください。

子供への声かけに
「あなたには○○の力があるね」
「お母さん嬉しい」
この2つのフレーズを使って、1日3回

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自分軸の作り方#121 子どもは真珠。太陽の位置が子育ての軸になる。

自分軸の作り方#121 子どもは真珠。太陽の位置が子育ての軸になる。

今日、縁あってあるセミナーを聴講してきました。
その帰り道にふと

「母は太陽」

という言葉が頭に浮かんできました。

以前に聞いた言葉が思い浮かんだのでしょう。

自分軸と他人軸をどんな喩え(たとえ)にしたらわかりやすいかな?と常日頃から考えているのですが
急に閃いたので、覚書として文章にしておきます。

これは、
子どもを育てるときの、自分軸他人軸の話です。
でも、
目の前の人が誰であっても

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自分軸の作り方#112「過去の倉庫行き列車」を見送るよ②

自分軸の作り方#112「過去の倉庫行き列車」を見送るよ②

今日の記事は、2年ほど前に
「コンプリメントで子育てする東京親の会」ブログに投稿した記事です。
#111 「過去の倉庫行き列車」について書いた時に、

うちの子にも、そんなことがあったなぁ と思い出しました。
原文はかなり長く、私の職場での
パワハラのエピソードも載せていたのですが、
息子について書いた部分だけを抜き書き・修正しました。

*************

「おかしい」と思ったことを人

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自分軸の作り方#8~【不登校】朝、パニックで動けなくなる息子。聴覚や触覚が過敏な子への寄り添い方・後編~

自分軸の作り方#8~【不登校】朝、パニックで動けなくなる息子。聴覚や触覚が過敏な子への寄り添い方・後編~

 いろいろ過敏な次男について、少し説明したいと思う。
 次男は、対話が好きではない。幼い頃から図鑑、農業雑誌など動植物に関する本を黙々と読むのが好きだ。テレビ番組では、ドラマ仕立てよりも「ダーウィンが来た」や「ピタゴラスイッチ」のような番組が好き。デュエマカードや、ポケモンについては、ものすごく詳しい。クラスメイトの顔と名前の記憶は、怪しい。学校の持ち物の忘れ物が多く、よく紛失する。何かに集中して

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自分軸の作り方#7~【不登校】朝、パニックで動けなくなる息子。聴覚や触覚が過敏な子への寄り添い方・前編~

自分軸の作り方#7~【不登校】朝、パニックで動けなくなる息子。聴覚や触覚が過敏な子への寄り添い方・前編~

 次男は、いろんなことに敏感だ。肌触りの悪い衣類は着ることができない。選びに選んだ服は、大きめを買っていてもワンシーズン着て、次のシーズンにはゴワゴワになっているから、もう無理だ。嗅覚も鋭く、ずいぶん遠くの屋台から流れるネギの匂いを嗅ぎつける。聴覚も過敏で、教室のザワツキ、女子のおしゃべりの声、和楽器の金属音などが、とても苦手である。

 そして、同級生に蹴られた、とか、無視された、馬鹿にされた、

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自分軸の作り方#33 ~【不登校】安全な場所を作ること~

自分軸の作り方#33 ~【不登校】安全な場所を作ること~

 中三の長男が一時期、アトピー性皮膚炎と全身の蕁麻疹に悩んだ時期がある。コロナ渦で日本中に不安感が蔓延していた、夏の終わり。ひどくイライラしていたので、何があったのだろうと思っていた。

その後、その理由と思われることを、進路相談の三者面談で知った。

 担任は他の学校から転勤してきたばかりの若い男性で、なんとなく自信なさげな様子。それでなくても慣れない学校、新型コロナで学校のシステムも大混乱して

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自分軸の作り方#32〜反省文。“子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる”を読んで

自分軸の作り方#32〜反省文。“子どもの将来は「親」の自己肯定感で決まる”を読んで

私はこの手の断定的なタイトルの本をあまり読むことがない。でも、Amazonのレビューを読み、一度読んでみようかという気になり、図書館で借りてみた。

大阪弁のおばちゃんが経営するスナックに、
会社が倒産し、借金を抱え、家族との関係も悪化して自信を失くした男性・賢一が飲みに来たところから物語は始まる。妻の実家に世話になる他なく、二人の子供は方言の違いを他の子に指摘されて、不登校気味。

 スナックの

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自分軸の作り方#30〜【不登校】校長室で受け取った、卒業証書〜

自分軸の作り方#30〜【不登校】校長室で受け取った、卒業証書〜

長男が登校できなくなったのは、小6の2月のことだった。

小5の冬にも長男は一度、登校できなくなったことがあったけれど、
その時は担任と相談して、いつも一緒に遊んでいた子に迎えに来てもらう作戦を立てた。

 友達に迎えに来てもらうと、長男は人一倍気を遣うタイプなので、狙い通り登校するようになった。でも小6のこの時は、友達作戦を実行できなかった。小5の冬に迎えに来てくれた友達のママから、小6の初めに

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自分軸の作り方#28〜思いやりコミュニケーション。言葉よりも意図が伝わる〜

自分軸の作り方#28〜思いやりコミュニケーション。言葉よりも意図が伝わる〜

 NVCセミナーの最初に教わった、心に残る言葉を書き留めておきたい。

①「コミュニケーションでは、
  言葉よりも、意図が伝わるものなんです。」

②「最初の2年間は、自己共感だけをしましょう。」

     ********************************

どんなに表面上、優しい言葉を伝えていたとしても、
苦々しい気持ちで言葉を投げかけていたら、
苦々しい気持ちの方が伝わると

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自分軸の作り方#26 〜思いやりコミュニケーション。まずは自分に共感〜

自分軸の作り方#26 〜思いやりコミュニケーション。まずは自分に共感〜

#1の中で 、ファミリー・コミュニケーション・ラボのブロガー「みん」さんの記事に触れた。この方の記事に、私はいつも励まされ、親として・人としての姿勢を 教えられている。

みんさんが取り入れているコミュニケーション方法、「NVC」との出会いについて、少し話したいと思う。

みんさんのブログの中にたびたび登場するこのNVC(和訳したら、思いやりコミュニケーション)と言う本を、最初に読んだ時、とても印象

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自分軸の作り方[番外編]あの頃の自分に教えてあげたい、父と子の一コマ。

自分軸の作り方[番外編]あの頃の自分に教えてあげたい、父と子の一コマ。

 数日前のこと。

夕食後、長男は友達と電話してくる。と言ってフラッと15分ほど外に出た。

 長男が家の前を少し歩きながら友達と電話で話していて、ふと目の前を見ると、変な格好でしゃがみ込んでいる不審な男がいたそうだ。

さらに良く見ると、その男は父親だった。

 その日夫は用事があり、朝から午後8時ごろまで出掛けていた。生涯学習の一環で習い事に通っていて、いつも、その仲間と楽しい時間を過ごしてか

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自分軸の作り方#25 〜授業中に絵を描く理由〜

自分軸の作り方#25 〜授業中に絵を描く理由〜

 私は以前にも書いた通り、学生時代は絵を描くことが大好きだった。文章を書くのも好きで、授業中はノートや教科書の余白にいつも絵や、友達への手紙などを描いていた。

それで授業を聞いていなかったかというと、割と聞こえていた気がする。成績はいつも真ん中あたりをキープしていた。

 遺伝なのかどうなのかわからないけれど、2人の息子たちも授業中には絵を描いている。
 湧き上がるクリエイティビティには、抗えな

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自分軸の作り方#24~【不登校】子供を主役に!かんしゃくの傾向と対策~

自分軸の作り方#24~【不登校】子供を主役に!かんしゃくの傾向と対策~

 次男は個性的だ。

 保育園のときから、あまりお喋りをすることなく、質問には答えない子だった。祖母宅で農業雑誌を読み、植物の成長の仕組みについては、ものすごく詳しく、自分の持つ知識については、流暢によく喋るし、疑問に思うことは質問してきた。

 小学1年生の宿題で漢字ドリルが始まった時、その漢字を使った熟語を、(たとえば「森林森林森林森林・・・」)一行にずらっと書くのだが、次男は漢字ワークに例と

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自分軸の作り方#22~やる気スイッチはどこにある~

自分軸の作り方#22~やる気スイッチはどこにある~

 「みつけてあげるよ きみだけのやる気スイッチ」

というコマーシャルが流れ出したのは、何年前のことだろう。子供にはやる気スイッチがあって、そのスイッチを押すと、急にやる気がみなぎるようなイメージを持つようになった人は多いのではないかと思う。

同時に、「うちの子のやる気スイッチはどこにあるのかしら」とスイッチを探し始めて悩んだ保護者も、一定数いそうな気がする。私もそうだった。罪深いキャッチコピー

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