旅するすずめ

長野にきて4年がたちました。自然のいきもの、そうでないものすべてを大切にしたい。 いき…

旅するすずめ

長野にきて4年がたちました。自然のいきもの、そうでないものすべてを大切にしたい。 いきる力を身につけることが目標です。

記事一覧

種をとる

去年とった種たち つるつる、ざらざら まるいの、角張ったの いろいろないろ、模様 美しいね 左上から、刀豆、胡麻、金時豆、落花生、数珠玉、うずら豆、からし菜、蕎麦…

旅するすずめ
4か月前
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心惹かれるもの、いきる力

「原始」に惹かれる。 私が衝撃を受けて見とれてしまうものは、縄文土器、竪穴式住居、茅葺き屋根や土壁の家、土間、かまど、囲炉裏。 身体ががうずうず、やめられないは…

旅するすずめ
6か月前
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長野県上高地・嘉門次小屋

岩魚が食べたくて、囲炉裏のある小さな山小屋、嘉門次小屋を目指しました。 上高地から1時間。平らで歩きやすい道です。 9月の上高地は少し寒いくらいでした。小屋は平ら…

旅するすずめ
10か月前
12

魅惑のインド

インドへ チェンナイ〜ポンディシェリ〜プトゥール

旅するすずめ
11か月前
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 菌とお付き合い(冷蔵庫のない家で夏をどう乗り切るか)

夏も真っ盛り。蝉が元気。一方、にんげんのわたしはへばっています。信州の夏は涼しいけれど、暑いものは暑い。 日々の暮らしは、順調であり、問題もある。 我が家には冷…

13

三俣蓮華岳へ

新穂高ロープウェイ〜わさび平小屋〜鏡平〜双六岳〜三俣蓮華岳

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山小屋暮らし

山小屋で働き始めて1ヶ月が経つ。 山小屋の住み込みはこれで3度目になる。毎年夏になると、大学の休暇を使って山に籠る。 山の上と地上とでは、暮らしは大きくちがう。 …

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夜に他人と本を読む

謎の古本屋カリカリブックス(仮)伊那市駅の前の通りに、アーケードの商店街がある。駅から続く、アーケードの下を歩いていくと「カリカリブックス(仮)」と書かれた、みどり…

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田植えと音楽と若者と-長野県辰野町川島-

5月の末、長野県もだんだん暖かいというよりは暑い季節になってきました。気を抜くと目が眩みそう。そんな時期、それはつまり田植えの時期。 新緑の綺麗な山がだんだん緑…

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パワフルおばあちゃんとお茶を摘む-長野県県天龍村仲井侍

長野県天龍村、仲井侍地区 長野県の南端に、え、こんなところに人が住んでいるの?というような山奥の集落がある。V字谷の急斜面にポツポツと家がある。あまりにも斜面が…

13

凪のような暮らしの中で見つかる小さな幸せ-岩手県大船渡綾里-

「ワカメ漁の手伝いを探している。」 画面をスクロールしていたらとある記事が目にとまった。岩手県、綾里、ワカメ。 理由は良くわからない、けれど気づけばそこにいた。滞…

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屋久島の森

ずっと行きたかった屋久島へ。 午前4時48分、登山口へ向かうバスに乗る。まだ空は暗い。6時ごろ、さぁ出発というころ、空は薄く明るくなって、霞んで青い。 トロッコ道を…

26

愛おしき食材、伝われ想い!つくる現場と食べることがもっと近くなったらいいなと思う。

私は毎日ご飯を食べる。家に帰る途中、いつものスーパーに寄る。 そこで私の目線はどこにあるだろうか。 整列した野菜 現代のスーパーってほんとうにすごい。 豊富な品揃…

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種をとる

種をとる

去年とった種たち

つるつる、ざらざら
まるいの、角張ったの
いろいろないろ、模様

美しいね

左上から、刀豆、胡麻、金時豆、落花生、数珠玉、うずら豆、からし菜、蕎麦、ささげ、黒小豆、なんとか豆(柄が虎みたいだから、虎まめって呼んでいる)、こすず大豆、もちきび、たかきび

心惹かれるもの、いきる力

心惹かれるもの、いきる力

「原始」に惹かれる。

私が衝撃を受けて見とれてしまうものは、縄文土器、竪穴式住居、茅葺き屋根や土壁の家、土間、かまど、囲炉裏。

身体ががうずうず、やめられないは、薪で火を焚くこと、山で実を摘むこと手仕事、野良仕事。

私は原始の人の生き方を知りたい。心惹かれるのは土まみれ、草まみれの野生のような人間のたたずまい。自然といきる生き方!

火を焚く暮らしから、薪一本、枝一本の力を知る。

歩く生活

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長野県上高地・嘉門次小屋

長野県上高地・嘉門次小屋

岩魚が食べたくて、囲炉裏のある小さな山小屋、嘉門次小屋を目指しました。

上高地から1時間。平らで歩きやすい道です。

9月の上高地は少し寒いくらいでした。小屋は平らで、木のぬくもりがあり、中には大勢のスタッフの方がいました。みんなとても親切です。

ひのきのお風呂に入って、岩魚の夕ごはんを食べ、夜の散歩へ。
行こうと思ったけれど、サルがたくさんいて怖かったので、すぐに帰ります。

なんて静かで、

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魅惑のインド

魅惑のインド

インドへ
チェンナイ〜ポンディシェリ〜プトゥール

 菌とお付き合い(冷蔵庫のない家で夏をどう乗り切るか)

 菌とお付き合い(冷蔵庫のない家で夏をどう乗り切るか)

夏も真っ盛り。蝉が元気。一方、にんげんのわたしはへばっています。信州の夏は涼しいけれど、暑いものは暑い。

日々の暮らしは、順調であり、問題もある。
我が家には冷蔵庫がない。

NON冷蔵庫生活は菌との共生と戦いの日々。
人にとってヨイ菌とバイ菌(良いも悪いも人が決めたことだけど)がいる。食べれなくなれば悲しい。どう付き合うかが肝です。

ヨイ菌は、例えば乳酸菌とか納豆菌とか、コウジカビとか。

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三俣蓮華岳へ

三俣蓮華岳へ

新穂高ロープウェイ〜わさび平小屋〜鏡平〜双六岳〜三俣蓮華岳

山小屋暮らし

山小屋暮らし

山小屋で働き始めて1ヶ月が経つ。

山小屋の住み込みはこれで3度目になる。毎年夏になると、大学の休暇を使って山に籠る。

山の上と地上とでは、暮らしは大きくちがう。

山の上にないもの山の上にはないものがある。

最も顕著なのは水。稜線上の小屋の周りには川も池もない。あるのは乾いた砂礫だけ。あとはハイマツなどの高山植物があるだけ。

生活に必要な水はほとんど全てが“雨水”頼りだ。雨水をタンクにため

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夜に他人と本を読む

夜に他人と本を読む

謎の古本屋カリカリブックス(仮)伊那市駅の前の通りに、アーケードの商店街がある。駅から続く、アーケードの下を歩いていくと「カリカリブックス(仮)」と書かれた、みどりの小さな看板が見えてくる。

カリカリブックス(仮)は大枠としては古本屋さん。ただ、ただ本を売っているお店ではない。学生や卒業生が自主的に運営しているお店。街のコミュニティスペースとしても機能していて、町の小中学生、高校生、おばちゃん、

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田植えと音楽と若者と-長野県辰野町川島-

田植えと音楽と若者と-長野県辰野町川島-

5月の末、長野県もだんだん暖かいというよりは暑い季節になってきました。気を抜くと目が眩みそう。そんな時期、それはつまり田植えの時期。

新緑の綺麗な山がだんだん緑を深めていく。カエルがこれでもか、というくらい鳴いている(ゲコゲコ、ケロロ)。私はというと、急に暑くなるもんだから、体温調節が上手くできずに毎日風邪をひいた気分。

個人的な憂鬱を取り残して、農業の時間は加速する。農業は待ったなし、あれを

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パワフルおばあちゃんとお茶を摘む-長野県県天龍村仲井侍

パワフルおばあちゃんとお茶を摘む-長野県県天龍村仲井侍

長野県天龍村、仲井侍地区

長野県の南端に、え、こんなところに人が住んでいるの?というような山奥の集落がある。V字谷の急斜面にポツポツと家がある。あまりにも斜面が急なので道路は直線ではなく、くねくね蛇行している。

天龍村は長野県で1番高齢化が進んでいる地域だという。全国でもトップに入る。仲井侍地区は中でも若い人が少なく、そもそも人口が圧倒的に少ない。コンビニもスーパーも郵便局も病院も何もない。買

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凪のような暮らしの中で見つかる小さな幸せ-岩手県大船渡綾里-

凪のような暮らしの中で見つかる小さな幸せ-岩手県大船渡綾里-

「ワカメ漁の手伝いを探している。」
画面をスクロールしていたらとある記事が目にとまった。岩手県、綾里、ワカメ。
理由は良くわからない、けれど気づけばそこにいた。滞在期間は約3週間。綾里で過ごした記憶を書き残しておきたい。

綾里という場所

岩手県大船渡市、太平洋に突き出た小さな半島に綾里はある。山と海の両方に囲まれた自然豊かな土地だ。人口はおよそ2500人ほど。海に関わる仕事をする人が多く、村の

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屋久島の森

屋久島の森

ずっと行きたかった屋久島へ。

午前4時48分、登山口へ向かうバスに乗る。まだ空は暗い。6時ごろ、さぁ出発というころ、空は薄く明るくなって、霞んで青い。

トロッコ道をぽくぽく歩く。深く青くて、しっとりとした森の中を歩く。いつも見ている信州の森はこの時期はまだ春を待ち、眠っている。屋久島の森はいつ眠るのだろう。見上げると瑞々しい葉っぱがびっしりと空を覆っている。

屋久島の森で強く感じたことは、時

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愛おしき食材、伝われ想い!つくる現場と食べることがもっと近くなったらいいなと思う。

愛おしき食材、伝われ想い!つくる現場と食べることがもっと近くなったらいいなと思う。

私は毎日ご飯を食べる。家に帰る途中、いつものスーパーに寄る。
そこで私の目線はどこにあるだろうか。

整列した野菜

現代のスーパーってほんとうにすごい。
豊富な品揃え、いつ行っても欲しい食材が手に入ってしまう。
カラフルな食材たちが、ずらりと、無言で並んでいる。

私の暮らしている国の食糧自給率が40%なんて、嘘なんじゃないかと思ってしまうほどだ。

学校帰り、なんとなくカレーが食べたい気分にな

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