ウエダダダ

鑑賞家(DTF派、フランシス・派)。gfa(操行ゼロ)。煙草と珈琲と音楽とPlayba…

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鑑賞家(DTF派、フランシス・派)。gfa(操行ゼロ)。煙草と珈琲と音楽とPlayback好き。ちゃんずの端くれ。MCZは赤推し。広く浅くやがて深くなこの頃。

記事一覧

ダダダイアリー、主に映画。2024/6/2ー6/15

6月2日 渋谷の公園通りクラシックスで開催の《Vela ~para o ce´u 空へ》 へ。 橋本一子と甲田益也子による新ユニットVela〜ヴェーラのお披露目ライブ。橋本一子のアンビ…

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2週間前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/5/17ー5/31

5月17日 谷中にあるギャラリーSCAI THE BATHHOUSEにて開催中のアピチャッポン・ウィーラセタクン「Solarium」へ。 森に迷い込み、知らない生き物と目が合ったかと思ったら…

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4週間前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/5/1ー5/15

5月1日 ル・シネマ渋谷宮下にて、濱口竜介監督「悪は存在しない」鑑賞。 穏やかな森の集落にある日グランピング場開発の話が舞い込み騒めく。リアルな設定と会話が醸し出す…

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1か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/4/17ー4/30

4月17日 ヴァージニア・ウルフ「オーランドー」読了。  美少年から美女へ生まれ変わり36歳のまま360年生きたオーランドーの生涯をユーモラスに饒舌に描いたメタ伝記。荒…

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2か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/4/1ー4/15

4月1日 菊川のStrangerにてバス・ドゥヴォス監督2作品鑑賞。 「Here」 帰国を悩む移民労働者と植物学者の女性との細やかな合歓。一杯のスープ。始まった途端これは眠くなる…

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2か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/3/16ー3/30

3月16日 瀬尾まいこ「夜明けのすべて」読了。 パニック障害の山添君とPMSの藤沢さんが互いの事を少し気にかける事で景色が変わっていく細やかな物語。映画版を最初に観てた…

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3か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/3/1ー3/15

3月1日 BSスペシャル「それでも声を上げ続ける〜香港 記者たちの闘い〜」録画鑑賞。 国家安全維持法制定後、言論弾圧の烈しい香港に於いてそれでも声を上げ続けるシャーリ…

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3か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/2/16ー2/28

2月16日 ポレポレ東中野にて、青柳拓監督「フジヤマコットントン」鑑賞。 甲府盆地のど真ん中にある「みらいファーム」。幸せの糸を紡ぎ希望の種を蒔くそんな仕事に従事す…

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4か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/2/4ー2/14

2月4日 イメフォにて、フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ監督「ガザ・サーフ・クラブ」鑑賞。 天井の無い監獄ガザ地区で唯一の解放区であるビーチでサーフィンに講じ…

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4か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/1/17ー1/31

1月17日 BSTBS「八代亜紀 歌手人生44年絶唱!2時間スペシャル」録画鑑賞。  2014年の追悼再放送。ライブ映像を中心にキャリアを包括した構成。往年のヒット曲、昭和歌謡、…

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4か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/1/1ー1/15

1月1日 小津安二郎監督「秋刀魚の味」録画鑑賞。 下品な話を上品に、寂しい話をユーモラスに、貧乏臭さをポップに仕上げる色彩と構図。ぷりぷりしまくる岡田茉莉子のチャー…

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5か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2023/12/17ー12/31

12月17日 プロフェッショナル仕事の流儀「ジブリと宮崎駿の2399日」録画鑑賞。 高畑勲の死の大きさと向き合い引きずられ格闘しながら新作を生み出す難産ぶりと高畑への強烈…

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6か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2023/12/2ー12/15

12月2日 知人がマネージャーとして参加してる生ドーナツ&セレクトショップのレセプションパーティへ。 ヘルシーなドーナツと拘りのコーヒーとアパレルのセレクトショップを…

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6か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2023/11/16ー11/30

11月16日 ル・シネマ渋谷宮下にて、ジャン=ポール・サロメ監督「私はモーリーン・カーニー」鑑賞。 原発会社組合委員長の6年間の闘いの記録。巨大企業の暗躍、恐喝、警察…

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7か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2023/11/1ー11/15

11月1日 丸の内TOEIにて東京国際映画祭ワールドフォーカス部門作品ラヴ・ディアス監督「湖の紛れもなき事実」鑑賞。 前作「波が去る時」の前日譚。失踪したフィリピンワシ…

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7か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2023/10/17ー10/31

10月17日 『ドキュメンタリー「解放区」最後のMR.BIG受け継がれる音楽』録画鑑賞。 MR.BIGのラストツアーに密着。名前だけは聞いた事あるくらいで何の思い入れもなかったけ…

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8か月前
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ダダダイアリー、主に映画。2024/6/2ー6/15

ダダダイアリー、主に映画。2024/6/2ー6/15

6月2日
渋谷の公園通りクラシックスで開催の《Vela ~para o ce´u 空へ》 へ。
橋本一子と甲田益也子による新ユニットVela〜ヴェーラのお披露目ライブ。橋本一子のアンビエントなピアノと甲田益也子の声と6月の雨と湿度が一体となった午後の微睡。集団催眠効果のある世界の終わりにもう一度流れそうなララバイ。特に甲田益也子のシアトリカルでコンテな動きが奇跡の様で震えた。

その後は渋谷の無

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ダダダイアリー、主に映画。2024/5/17ー5/31

ダダダイアリー、主に映画。2024/5/17ー5/31

5月17日
谷中にあるギャラリーSCAI THE BATHHOUSEにて開催中のアピチャッポン・ウィーラセタクン「Solarium」へ。
森に迷い込み、知らない生き物と目が合ったかと思ったら、目玉を探し求めてスクリーンから出られなくなった男に遭遇するという怪奇サスペンスな展開のインスタレーション。2面スクリーンで向こうが透けて亡霊かと思ったら向かいに座ってる鑑賞者だったという空間設計もちゃんと考え

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ダダダイアリー、主に映画。2024/5/1ー5/15

ダダダイアリー、主に映画。2024/5/1ー5/15

5月1日
ル・シネマ渋谷宮下にて、濱口竜介監督「悪は存在しない」鑑賞。
穏やかな森の集落にある日グランピング場開発の話が舞い込み騒めく。リアルな設定と会話が醸し出すユーモアと美しい撮影と音楽と唐突な映画的飛翔。姉妹作「GIFT」の時に感じたモヤっとした感じが明かされるかと思ったら同じだった。没入感はさすがだけど名作オーラが出過ぎて若干引いた。

続いてヒュートラ渋谷で開催中のジャック・リヴェット傑

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ダダダイアリー、主に映画。2024/4/17ー4/30

ダダダイアリー、主に映画。2024/4/17ー4/30

4月17日
ヴァージニア・ウルフ「オーランドー」読了。 
美少年から美女へ生まれ変わり36歳のまま360年生きたオーランドーの生涯をユーモラスに饒舌に描いたメタ伝記。荒唐無稽なファンタジーでありながら忠実なモデルがおり、歴史文学、フェミニズムの観点からも読み解ける訳者による巻末の解説「隠し絵のロマンス」含めて面白すぎた。

池袋の生ドーナツ&セレクトショップのOLDへ。前回オリジナルタグをカスタム

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ダダダイアリー、主に映画。2024/4/1ー4/15

ダダダイアリー、主に映画。2024/4/1ー4/15

4月1日
菊川のStrangerにてバス・ドゥヴォス監督2作品鑑賞。
「Here」
帰国を悩む移民労働者と植物学者の女性との細やかな合歓。一杯のスープ。始まった途端これは眠くなるヤツだと思ったけど案の定ウトウト。後半だけ観た奴が言う事じゃないけど良い作品で機会があればまた観たい。

「ゴースト・トロピック」
終電を乗り過ごした女性の長い帰り道。ブリュッセル人間交差点。もうこの設定だけで劇的に映画。

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ダダダイアリー、主に映画。2024/3/16ー3/30

ダダダイアリー、主に映画。2024/3/16ー3/30

3月16日
瀬尾まいこ「夜明けのすべて」読了。
パニック障害の山添君とPMSの藤沢さんが互いの事を少し気にかける事で景色が変わっていく細やかな物語。映画版を最初に観てたので比較しながら読んでいたが、映画には無いエピソードなど中盤以降は完全に小説世界に入り込んで楽しく読めたし映画版の凄さも再度実感出来た。

3月17日
ドキュメント72時間「福島 真冬のアイスクリーム店で」録画鑑賞。
福島の山中にあ

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ダダダイアリー、主に映画。2024/3/1ー3/15

ダダダイアリー、主に映画。2024/3/1ー3/15

3月1日
BSスペシャル「それでも声を上げ続ける〜香港 記者たちの闘い〜」録画鑑賞。
国家安全維持法制定後、言論弾圧の烈しい香港に於いてそれでも声を上げ続けるシャーリー・リョンなどジャーナリストたち。台湾でしかデモが出来なくなってしまった現状でも微かな光を求め続ける香港人たちを今後も注視していきたい。

3月2日
逗子にあるシネマアミーゴにて貸切開催「Peakers'LodgeVol.8」のへ。

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ダダダイアリー、主に映画。2024/2/16ー2/28

ダダダイアリー、主に映画。2024/2/16ー2/28

2月16日
ポレポレ東中野にて、青柳拓監督「フジヤマコットントン」鑑賞。
甲府盆地のど真ん中にある「みらいファーム」。幸せの糸を紡ぎ希望の種を蒔くそんな仕事に従事する人たちの緩やかな季節。
撮影者と対象者が横並びになって一丸となって作った様な一体感。
ニコラ・フィリベールへの呼応と植松死刑囚への返答とこの世界に対しての問いと願いが込められたドキュメンタリー。
上映後には青柳監督と村上浩康監督による

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ダダダイアリー、主に映画。2024/2/4ー2/14

ダダダイアリー、主に映画。2024/2/4ー2/14

2月4日
イメフォにて、フィリップ・グナート、ミッキー・ヤミネ監督「ガザ・サーフ・クラブ」鑑賞。
天井の無い監獄ガザ地区で唯一の解放区であるビーチでサーフィンに講じる人々を追ったドキュメンタリー。2014年のガザの風景。その全てが貴重で愛おしく何一つ見逃せなくなる。そして何よりサーフィン映画として魅力的に仕上がっているのが素晴らしい。世界一のビーチはガザにある。即時停戦を。それしかない。

青山に

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ダダダイアリー、主に映画。2024/1/17ー1/31

ダダダイアリー、主に映画。2024/1/17ー1/31

1月17日
BSTBS「八代亜紀 歌手人生44年絶唱!2時間スペシャル」録画鑑賞。 
2014年の追悼再放送。ライブ映像を中心にキャリアを包括した構成。往年のヒット曲、昭和歌謡、ジャズにクラシックなど凡ゆるジャンルを全部の自分の世界に取り込む引き込み力。もう日本のニーナ・シモンと言っても差し支えないのじゃないか。前田憲男とのライブシーンは2人とももういなくて泣けた。

1月18日
フランク・ザッパ

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ダダダイアリー、主に映画。2024/1/1ー1/15

ダダダイアリー、主に映画。2024/1/1ー1/15

1月1日
小津安二郎監督「秋刀魚の味」録画鑑賞。
下品な話を上品に、寂しい話をユーモラスに、貧乏臭さをポップに仕上げる色彩と構図。ぷりぷりしまくる岡田茉莉子のチャーミング。佐田啓二のハンサム。ハッピーエンドの後に訪れる平山の哀しみ。足りないのは原節子なだけな完璧な絵に似た小津劇場最終回。

元日早々の大地震とその後の対応の悪さ、終わらないイスラエルのジェノサイドと、全くおめでたくない幕開け。

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ダダダイアリー、主に映画。2023/12/17ー12/31

ダダダイアリー、主に映画。2023/12/17ー12/31

12月17日
プロフェッショナル仕事の流儀「ジブリと宮崎駿の2399日」録画鑑賞。
高畑勲の死の大きさと向き合い引きずられ格闘しながら新作を生み出す難産ぶりと高畑への強烈な熱愛ぶり。高畑の貢献とその偉大さ。そんなに好きだったんだ駿。まるでジブリ最終回の様なボリュームと構成。こんなの観たらまた「君たちはどう生きるか」観たくなるよな。

ポレポレ東中野で開催中の福間健二特集にて、「あるいは佐々木ユキ」

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ダダダイアリー、主に映画。2023/12/2ー12/15

ダダダイアリー、主に映画。2023/12/2ー12/15

12月2日
知人がマネージャーとして参加してる生ドーナツ&セレクトショップのレセプションパーティへ。
ヘルシーなドーナツと拘りのコーヒーとアパレルのセレクトショップを併設したオシャレスポット。南池袋公園の近くというアクセスも良い。開店祝いで素敵な上着購入。次はこれ着てドーナツを食べ行こう。

東中野へ移動。
ポレポレ東中野で開催の福間健二監督特集にて「急にたどりついてしまう」鑑賞。
詩のようなフィ

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ダダダイアリー、主に映画。2023/11/16ー11/30

ダダダイアリー、主に映画。2023/11/16ー11/30

11月16日
ル・シネマ渋谷宮下にて、ジャン=ポール・サロメ監督「私はモーリーン・カーニー」鑑賞。
原発会社組合委員長の6年間の闘いの記録。巨大企業の暗躍、恐喝、警察の思い込みによる誘導尋問と虚言強要、女性差別による偏見の全てを受け止めるイザベル・ユペールの美しく強い眼差し。実話をベースにした社会派サスペンスとして見事に仕上がってた。

WWWXにて開催のMaika Loubté Solo Sho

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ダダダイアリー、主に映画。2023/11/1ー11/15

ダダダイアリー、主に映画。2023/11/1ー11/15

11月1日
丸の内TOEIにて東京国際映画祭ワールドフォーカス部門作品ラヴ・ディアス監督「湖の紛れもなき事実」鑑賞。
前作「波が去る時」の前日譚。失踪したフィリピンワシの謎、その事件へのトラウマと執着、逃れられない過去と灰に埋もれる過去。円熟のディアスが描くスローノワールな215分。前半ワクワクしたけど相変わらずの長さに後半グッタリ。

新宿に移動。
シネマカリテにて、前田弘二監督「こいびとのみつ

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ダダダイアリー、主に映画。2023/10/17ー10/31

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10月17日
『ドキュメンタリー「解放区」最後のMR.BIG受け継がれる音楽』録画鑑賞。
MR.BIGのラストツアーに密着。名前だけは聞いた事あるくらいで何の思い入れもなかったけど日本とこんなに縁が有るバンドだったんだぁ。知らなかった。そんな冷やかしが観てもバンドの良さと思いが伝わる感動出来るいいプログラムだった。

ヒュートラ渋谷にて、コン・ダーシャン監督「宇宙探索編集部」鑑賞。
落ちぶれたカル

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