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航空会社時代のフライトを巡る旅と感じたこと、裏話など。 今後の旅記録
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イタリア的朝ごはんムリーノビアンコのビスケット

イタリア的朝ごはんムリーノビアンコのビスケット

ローマ土産にMulino Biancoのビスケットを3種類買った。

ムリーノビアンコはパスタで有名なBarilla社の傘下にあるイタリアの老舗メーカー。
水車小屋のマークが目印の、イタリア人なら誰もが知っているブランドだ。

朝ごはんにビスケットところでイタリア人は朝ごはんにビスケットやクッキーを食べるのをご存知だろうか。

お気に入りのビスケットとカプチーノ、もしくはエスプレッソで済ます。ちな

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イタリアかぶれのカプチーノ

イタリアかぶれのカプチーノ

先日のローマ以降、イタリアにかぶれている訳ではないのだけどカフェに行くとついカプチーノを頼んでしまう。

カプチーノとはイタリアで好まれる飲み方のひとつ。

実際に朝ごはんを買うために宿泊先の近くのベーカリーへ行ったら、店員さんが第一声で「cappuccino?」と聞いてくれた。

おそらくイタリアで一番好んで飲まれているのはマキアートやエスプレッソなのだろうけど(カフェくださいというとエスプレッ

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家族で楽しむ“ローマの休日”

家族で楽しむ“ローマの休日”

2月初めの金曜日から4日間、家族でローマに行った。

イギリスに住んでいると、週末を利用してヨーロッパ諸国を旅できる。

といっても、実際は子連れだと旅行も相当の体力を要すし、旅先でのご飯も赤ちゃん視点で考える必要があるから頻繁にはできない。

最近我が家では”サトウのご飯”を頼りに、おにぎりを宿泊先でにぎっては持っていく(ときには白米を持っていき鍋で炊くときもある)。

今回はマイルを使ってロー

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ポルトガルの旅記録

ポルトガルの旅記録

ポルトガル第二の都市、ポルトに行ってきた。

ポルトガルの装飾タイルアズレージョや世界一美しい本屋さんと呼ばれるレロ書店、ピカール寺院から見る夕焼などはまさに絶景で、またひとつ大好きな場所が増えた。

私にとって旅行とは異文化に触れること。
ポルトガルはいい意味で凝り固まったイメージがなく、何もかもが新鮮で新しかった。
どんなものを食べるのか、どんな言語でどんな人たちが暮らすのか、知らなかったこと

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LOG12 舞い戻るロンドン どこかへ行きたい、やりたいことをちょっと深堀りしてみる

LOG12 舞い戻るロンドン どこかへ行きたい、やりたいことをちょっと深堀りしてみる

夏、私は31歳の誕生日をロンドンで迎えた。

まさか自分がイギリスに住むことになるなんて、6年前初めてロンドンに来たときは全く想像していなかった。

”ロンドン”と言ってイメージがつくのは、ビッグベン、ロンドンアイ、フィッシュアンドチップス、ハリーポッター、雨が多い、傘をささない、ビートルズ、とかそんなものだろうか。

想像するのは何であれ、紳士でジェントルマン、王室や音楽に乗馬やサッカー、ウィン

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LOG11  女一人でインドのショッピングストリートを歩いてみた

LOG11 女一人でインドのショッピングストリートを歩いてみた

ある年、私はムンバイ路線担当になった。月に一度、決まったメンバーでムンバイ線に乗務するのだ。

ムンバイは首都デリーに次いでインド第二の都市と言われ、特に金融業が盛ん。映画産業も盛んなので「ハリウッド」を文字って「ボリウッド」(ムンバイの旧名がボンベイだから)とも呼ばれる。

ベジとノンベジインドは宗教の関係で、ほとんどの人が牛肉と豚肉を食べない。

インドで食事をしようとするとメニューは「ベジ」

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LOG10 出会った縁を大切に 再会のインドネシア・ジャカルタ

LOG10 出会った縁を大切に 再会のインドネシア・ジャカルタ

先日、マレーシアのクアラルンプールでのある女の子との出会いを書いた。

再会する機会は、半年後くらいに巡ってきた。インドネシアの首都、ジャカルタへ乗務する日が来たのだ。

その日、会えるかどうかを事前に連絡すると「もちろん!」という返事が返ってきた。

インドネシアには何箇所か大きなショッピングセンターがあって、大抵の場合ホテルからそこまでタクシーで行って、買い物したりご飯を食べたりすることが多い

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LOG9 グラスいっぱいの白ワインとジュドバル広場の蚤の市 ベルギー・ブリュッセル

LOG9 グラスいっぱいの白ワインとジュドバル広場の蚤の市 ベルギー・ブリュッセル

ベルギーといえば何を思い浮かべるだろう?
美味しいチョコレート?フランダースの犬?それともビール?

私はある一角の、グラスいっぱいの白ワインだ。

美食の街といわれるブリュッセルは、その名の通りムール貝をはじめ新鮮なシーフードがあり、ビールやワインがあり、チョコレートやワッフルなどのスイーツにも舌鼓をうてる、なんとも贅沢な街なのだ。

フライドポテト(ベルギーではPommesポメスという)も実は

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LOG8  心ときめく方向へ パリのおしゃれエリア、マレ地区で見つけた自分らしい旅の楽しみ方

LOG8 心ときめく方向へ パリのおしゃれエリア、マレ地区で見つけた自分らしい旅の楽しみ方

ファッション、食、アート、ワイン、街並み。
どれをとっても一級品のパリに、憧れる人は多いと思う。

一度行っても、また必ず訪れたくなる国。行くべき場所や楽しみ方が何通りもあるパリは私たちに飽きを全く感じさせない。
きっと訪れる季節によっても目に映る景色は違うのだろう。

観光名所や美術館についてはガイドブックにもたくさん紹介されていると思うので、今回は現地のパリジェンヌが好きなおしゃれエリア、マレ

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LOG7 旅先での美味しいグルメの見つけ方とは?シドニーのパンケーキオンザロックスに虜になった話

LOG7 旅先での美味しいグルメの見つけ方とは?シドニーのパンケーキオンザロックスに虜になった話

パンケーキで有名なbillsがオーストラリアシドニー発祥ということをご存知だろうか?

オーストラリアはパンケーキやカフェ文化がとても栄えている国のひとつ。
オーストラリアにワーホリ行っていた友人も学校でバリスタコースを受けていたし、「外食が高い」と言いながらもカフェ巡りをしていた。

2018年にはスタバもオーストラリアから撤退し、ほとんどが姿を消した。個人経営で営むカフェが多く、オーストラリア

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LOG6  憧れの地の空気を感じるその日まで ドイツミュンヘン・オクトーバーフェスト

LOG6 憧れの地の空気を感じるその日まで ドイツミュンヘン・オクトーバーフェスト

大学生のとき、第二外国語を学ぶのが必須でドイツ語を選んだ。周囲のほとんどが中国語かスペイン語を選択するなか、少人数が好きな私はクラスの人数が少ないであろうドイツ語を選んだのだ。フランス語はとても難しそうだし、ただそれだけの理由で。

名詞にも男性、中性、女性と性がつくドイツ語もやっぱり難しく、当時ドイツ語自体はあまり身につかなかったけど授業はとても楽しかった。

ドイツ人の女の子留学生が来て交流し

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LOG5 旅する前と後 アメリカ・ワシントン

LOG5 旅する前と後 アメリカ・ワシントン

国際線に乗務し始めてから3年目ほどで初めてワシントンへ飛び立った。

ワシントンといえばアメリカの首都で、大統領が住むホワイトハウスがあるところだ。

アメリカやヨーロッパなど、長距離のフライトではだいたい到着した次の日がフリーになる。
しかし急なスケジュールチェンジやシフト変更が当然のように前日にも発生するため、どう過ごすかは直前にしか決めていない。
今回もワシントンに到着したあと、次の日の過ご

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LOG4 たまにはひとりで旅をしよう マレーシア・クアラルンプール

LOG4 たまにはひとりで旅をしよう マレーシア・クアラルンプール

マレーシアの首都クアラルンプールに到着して翌日、私はホテル最寄駅から電車に乗って”バトゥ洞窟”に向かった。クアラルンプールから電車で40分ほどで行ける観光地だ。
今回は誰かと一緒ではなくひとりで、最小限の荷物を持って気楽に外へ出た。

日本からクアラルンプールまでは飛行時間約7時間半。客層は訪日外国人が中心で他は日本人のビジネス出張や駐在員などが多い。
中心部の大きなショッピングセンターにはイオン

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LOG3 逆走するトゥクトゥクとCAおすすめタイグルメ タイ・バンコク

LOG3 逆走するトゥクトゥクとCAおすすめタイグルメ タイ・バンコク

タイは暑い。知っていると思うが、とても蒸し暑い。だからトゥクトゥクに乗って風を感じながら移動するのがとても気持ちが良い。
トゥクトゥクとはバイクタクシーと言われるもので、市内などを気軽に移動できる交通手段だ。小回りが効き、渋滞していてもスイスイ移動できるのが良いところ。その上安いが、値段はドライバーと交渉なので事前に確認してから乗った方が良い。

バンコクは空港から市内までアクセスがよく、エアポー

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