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LOG12 舞い戻るロンドン どこかへ行きたい、やりたいことをちょっと深堀りしてみる

夏、私は31歳の誕生日をロンドンで迎えた。

まさか自分がイギリスに住むことになるなんて、6年前初めてロンドンに来たときは全く想像していなかった。

”ロンドン”と言ってイメージがつくのは、ビッグベン、ロンドンアイ、フィッシュアンドチップス、ハリーポッター、雨が多い、傘をささない、ビートルズ、とかそんなものだろうか。

想像するのは何であれ、紳士でジェントルマン、王室や音楽に乗馬やサッカー、ウィンブルドン、どれをとってもハイカルチャーで一流なイギリスに憧れを持つ人は多いのではないだろうか。

かつての私ももちろんそうで、「ロンドンに初めて行く」となったときは感情が大きく高まった。

まずはゴッホやダ・ヴィンチなど名だたる芸術家の絵が飾られているナショナルギャラリーにいこう、ミイラやロゼッタストーンが展示してあるブリティッシュミュージアムにも足を運びたい(これら美術館博物館は無料で入れる場所がほとんど)。ミッションインポッシブルのオープニングにも出てくるピカデリーサーカスのあの像も見たいし、バッキンガム宮殿も外せない…

だから私は乗務後、翌日の一日でその行程をやり切った。とても疲れたけど次来れるのはいつのことになるかわからないから、駆け足ながらも見たいところを全て歩いて回った。

ビッグベンの近くで食べたフィッシュ&チップスは、想像通り味がしなくて全然美味しくなかった。

ロンドンに住む今、もう以前のような胸の高まりはあまりないけれど、都会と自然が混ざり合い、文化と人種が混ざり合い、新しいものを受け入れながらも古いものを大切にするこの国のことがさらに好きになっている自分がいる。

もちろん不自由なことはあるけれど、その分得られたり学ぶことはとても多い。

生活に慣れることや子育てに追われ、すっかり空気に溶け込み落ち着いてしまっているけれど、今こうやって最初に訪れた時のことを振り返ってみると、まだ落ち着くには早いんじゃないかと思いはじめた。

まだやってみたいことや挑戦したいこともあるし、英語だってもっと勉強して、現地の人とコミュニケーションをとってみたい。

もしあなたがイギリスに来たら何を一番にするだろう?
イギリスでなくても、行きたい場所や見てみたい景色はあるだろうか。

今そうやって思い浮かべた場所を想像して、少しだけその場所を歩いてみる。

あそこに行きたい、ここでこんなことをやってみたい、そんな自然と湧き出てくる欲を、すぐ消すんじゃなくて少しだけ深掘りしてみる。

それがひとつの夢や目標にもなると思うから。


ちなみに31歳の誕生日は、夫とロンドンの街を自転車で駆け巡るということをした。

爽やかに眩しい太陽の下で、ロンドンの風を感じながら駆けるのは私をとても晴れやかな気分にした。

<本日のお土産>

フォートナム&メイソンの紅茶

美味しい紅茶はたくさんあるけど、入っている缶もとても可愛い。オリジナルのブレンド紅茶も名入りで作ってもらえる。

マルドンの塩

スーパーで売ってる美味しい塩。

おすすめはたくさんあるので、興味ある方はご質問ください〜。











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