家族で楽しむ“ローマの休日”
2月初めの金曜日から4日間、家族でローマに行った。
イギリスに住んでいると、週末を利用してヨーロッパ諸国を旅できる。
といっても、実際は子連れだと旅行も相当の体力を要すし、旅先でのご飯も赤ちゃん視点で考える必要があるから頻繁にはできない。
最近我が家では”サトウのご飯”を頼りに、おにぎりを宿泊先でにぎっては持っていく(ときには白米を持っていき鍋で炊くときもある)。
今回はマイルを使ってローマ、フィウミチーノ空港へ。ロンドンヒースロー空港からは約3時間のフライトだ。
子供と楽しむローマの過ごし方5つのヒント
私自身イタリアへ行くのは初めて。主要な観光地は抑えつつ子供と楽しめる過ごし方を体験できたので5つ紹介できればと思う。
1 コロッセオでマリトッツォ
昨年ほどに日本で流行したマリトッツォ。マリトッツォは実はローマ発祥のイタリアのスイーツ。ブリオッシュ生地にたっぷりの生クリームを挟んだパンで、現地では朝食としてカプチーノと一緒に食べたりするのも定番だとか。
マリトッツォがおいしいと有名なRegoli patisserie。
ショーケースにはたくさんのマリトッツォが並ぶ。ただの生クリーム?と思いきやオレンジの風味が漂う甘さ控えめのフワフワクリーム。
こんなの、口に入れた瞬間幸福に決まってる。
長女と買いにいったのだけど、マリトッツォなぞ知らないのに「これがいいー!」と即決。そうだよね、美味しいものは分かるよね。
隣にいたマダムもナイスチョイスねと言わんばかりにくすりと笑顔をむけてくれた。
丁寧に包んでくれ、コロッセオへと向かう。
ガタガタ道だから崩れないように少々気を遣いながら歩いた。
予約時間までまだ少し時間があったのでコロッセオ前で小休憩。
わくわくしながら包みをあけ、母娘で歓喜する。口のまわりをクリームでいっぱいに頬張る姿は子供らしくて、ほんと可愛い、好き。
これなら、遺跡にまだ興味が持てない子供も楽しい思い出になるよね。付き合ってくれてありがとう。
2 スペイン広場で記念撮影
さてお次は映画ローマの休日であまりにも有名なスペイン広場。
ここではオードリーヘプバーンというお姫様が映画に出てきたんだよと伝え、にっこり記念撮影してもらう。階段に座ってキュートなキメ顔。
階段を登って見下ろすのも素敵なので、ぜひ。
子供は階段が大好きなので細かに続く階段昇降を私と夫分、2回やってのけた。(次女はベビーカーで階段下で待機)
3 トレビの泉でPOMPIのティラミス
スペイン広場からトレビの泉は近い。スペイン広場で記念撮影したのち、そのままトレビの泉へと向かう。
ところで、イタリアのスイーツといえばティラミス。イタリアで美味しいティラミスはどこで食べれるのかといえばPOMPIがお決まりだ。
いくつかフレーバーはあるのだけどここは定番のクラシック。何日か滞在するならピスタチオとかストロベリー味も試したいよね。
4 トラステヴェレで公園+極上パスタ
ローマにはテヴェレ川という川が流れる。
その川の向こう側のエリアがトラステヴェレ。ここはローマの下町なのだけどお洒落なローマっ子たちが集うエリアなのだ。
多くのビンテージショップやバール、数々の飾らないレストランやカラフルな建物などローマ中心部ではあまり感じることのできない、人々の暮らしを垣間見ることができる。
そんな街なので当然公園があり、子供達をしばし開放させた。
どこへいっても、子供は公園と海が一番楽しいんだよなあと思う。
深呼吸しながら、ローマでの穏やかな時間をたっぷりと感じた。
お腹が空いたら、この街一番のレストランNannarellaでランチをしよう。
ローマの郷土料理、カチオペペ、アマトリチャーナというトマトベースのパスタ、カルボナーラ、どれをとっても感動ものだ。
シンプルなのにコクがあって、パスタ自体もちもちとして食べ応えがあり驚くほどおいしい。
こりゃあイギリス料理は、、となるわな。いや悪くないけどさ。笑
5 川沿いでジェラート
ローマを歩けば、至る所でジェラート屋さんを見かける。
一人旅をしていた友だちが言ってたけど、イタリアでは飲み会のしめにジェラートを食べるらしい。
どんな場所で食べても美味しいけど、川沿いで食べるジェラートは格別。ジェラートはもちろんのこと、地元っ子になった気分もダブルで味わえる。
こちらはフィレンツェの老舗ジェラートGelateria La Carraiaにて。
チョコレートの種類だけでミルクやダーク、ディラミス味などフレーバーが数多くあり迷ってしまった。私はダークとピスタチオをチョイス。なんでこんなうまいんやー!
ローマだったら、テヴェレ川沿いで食べたら楽しいと思う。
まとめ
そんな風に家族で過ごしたローマ。
ローマは観光客が多いし、美術館や建造物も人だかりで待ち時間等他の都市と比べると子連れだとハードルが高い気もする。
だけど途中で公園を挟んだり、おやつに美味しいものを一緒に食べ、素晴らしい景色のもとで過ごすと、どっちにとっても思い出深い旅になる。
帰りの飛行機で「イタリア好きー!」と娘が言ってくれたら私たち夫婦はそれだけで嬉しい。
カップルでのローマも最高に楽しいだろうけど、これが家族版”ローマの休日”でした。
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