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けんけんの体癖考察

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日々考えたこと、一本の松茸を見つけたら、すぐ採ってしまうんではなくて、その周辺をぼけぇ~っと見渡すような範囲まで、思考を広げたすえの書下ろし。体癖を深堀したりもしています。理解を…
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#自分らしく生きる

身体感覚から考える〜触れる〜

身体感覚から考える〜触れる〜

僕らは一体、今まで何に触れてきたのかと、ふと思いましてね。
気の向くまま、綴っています。よかったらお付き合いください。

そもそも野口晴哉先生が、関東大震災で傷ついた人々に
手当したことから始まった野口整体。(ざっくり御免)

戦後、第一次ベビーブーム世代が築いた高度経済成長期を経て、
第二次世代にバブルが弾け、失われた20年と呼ばれる時代へ。

昭和から、平成。

頑張ればその分、物質的な生活の

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身体感覚から考える〜目は口ほどにものを言う

身体感覚から考える〜目は口ほどにものを言う

〜目は口ほどにものを言う〜

ぼくらの日常生活において、コミュニケーションの方法には、バーバル(言語)とノンバーバル(非言語)の2種類がありますね。

人間同士、話せばわかる??

話さなければ、わからない?

話しても、通じないことも?

もしかすると、

わかったつもりで誤解をしているかも?

現に、対話の後で、からだのどこかしっくりこない、ことがあります。

一方、顔の表情や身体の反応を見れ

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身体感覚から考える~わかるの違い

身体感覚から考える~わかるの違い

わかるの違い

あたまで知る、わかる、理解することと

からだで知る、わかる、理解すること。

違いは、何でしょうか。

まねぶ

学ぶの語源は『真似ぶ』とも言われます。

考えてみると、誰しも、

親や他者の行動を真似るところから

学びは始まったのではないでしょうか。

くちびるを読んで、形を真似、音を真似る。

何度も何度も、反復をして、

今では立派に悪態をつけるようにまでなった。(笑)

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身体感覚から考える~関係性に期待しない~

身体感覚から考える~関係性に期待しない~

人間、期待するから落胆するなんて、耳にしますよね。

背景に「私がそうなんだから(当然)相手もそうだ」という思い込みがあります。

知らず知らず、私の正しさ(常識)を相手に重ねているだけかもしれません。

実質、相手の真を観ず、自分自身にも気づけていない。

言い換えると「人は誰もが、自分の好きなように世界を観ているだけ」で「全く相手を理解していない」「耳を傾けてすらいない」かもしれません。

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身体感覚から考える~どう生きたいか

身体感覚から考える~どう生きたいか

この3連休で、渋谷の雑踏も、一気に長袖へと様変わりしました。

帰り道の空、ちぎれちぎれの雲を彩る夕陽を眺めていたら、いつのまにやら背後に大きなお月さま。

気温が下がると、色んなものがしんみり肌身に沁みてくる感じがします。そこからまた、自分自身の輪郭がこんな感じなのねと、自覚したりする。

体癖論を知れば、人間関係が楽になる

ぼく自身、迷歩する人生で、心理的・精神的に確かにそうやなあと心得てき

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身体感覚から考える~逸脱する~

身体感覚から考える~逸脱する~

『皆さん、お元気ですか~』(井上陽水/●種・風に)(古)

ここのところ、仕事以外でテレビを見るのをすっかりやめて、YoutubeとかNetflix、Amazonなんかを見ています。

最近は、『ハイパーハードボイルドグルメリポート』(テレ東制作・Netflixで配信中)にハマっています。

内容は、ディレクターがカメラ一つで海外の各地へ出向き、その土地の人々の食を紹介するリポートなんですが、訪ね

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身体感覚から考える~春の小川はいずこ?

身体感覚から考える~春の小川はいずこ?

~春の小川はいずこ?~

代々木八幡駅の側、立体交差の道路に階段あるんですけど、そこの壁に、童謡『春の小川』の歌詞が書いてあります。

15年前、東京へ来て一番最初に間借りしたのが、渋谷の初台という場でした。仕事場へ自転車で通う途中に、その壁の文字群に目が留まった。

あ~ひょっとして、この近くに歌のモデルとなった川が流れてるのかと思った途端、冒険が始まった気がしてちょっとテンション上がりましてね

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身体感覚から考える~足指とおしゃべりする

身体感覚から考える~足指とおしゃべりする

足の指とおしゃべりする。

春先って、変な人でてくるっていいますよね。今日もすれ違いました。陽気に歌いながら足速にゆく人や、独りでぶつぶつと何処かの誰かと虚空通信してらっしゃる人とかですね。

なんだか妙な、騒めきがある。

花もちらほらと薫り出し、いよいよ春らしくなってきました。まだ幾分ひんやりした風と、暖かい日差しとが、肌に心地よく感じられて、今にも噴出しそうないのちの躍動を予感させます。

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身体感覚から考える~感覚がウソをつく訳

身体感覚から考える~感覚がウソをつく訳

我が身ひとつで生きている。いやいや、社会関係があるから、私に存在価値がある。個なのか集団や組織なのか、どちらに属するのが幸せか、みたいな話なんですが。昨今の世情に、そんなことを改めて考えたりしています。

自分って、どこに生きているという実感があり、どこにその価値を置くか。公私とも言い換えられそうな、その両方のバランスをうまくとれたらいいよねぇ、、と思いつつ。

実際、なかなかうまいこといかんがな

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