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文系大学院生のおはなし

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文系大学院生の日常やその立場から考えたことまで雑多にまとめています
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記事一覧

修士号を修めて専門外の道に就職した理由

修士号を修めて専門外の道に就職した理由

24卒の採用活動が始まった。
23卒の受け入れ準備も本格化している。

という情報を社内報通して知った。

会社の動きに自分の背中が押された気がした。

IT企業としての弊社の事業領域の需要は聞いていたが、採用活動の注力ぶりに驚いた。

そんな社内報だった。

1年前の私そして私は1年前の自分を思い出した。

まだ大学院生で研究活動に追われていた日々を。

私は国際系・社会学系の修士号を持っている

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コロナ禍の大学院生活は私を豊かにしてくれたか

コロナ禍の大学院生活は私を豊かにしてくれたか

2020年4月に私は文系大学院の博士課程前期課程に進学した。

そして2022年の3月に修了を予定している。

もはや非日常だったことたちが日常に溶け込もうとしているが、その2年間はコロナと切り離すことができない2年間であった。

修了を目の前にして、同じ研究科の同期たち何人かに私は聞いた。

「大学院生活はどうだったか」と。

彼ら彼女らは口を揃えて言う。

「コロナ禍で構想として描いていたよう

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文系大学院生もそんな暇じゃないよって話

文系大学院生もそんな暇じゃないよって話

文系大学院生ってどんな印象を抱かれているだろうか。

実験のために引きこもっている理系大学院生と比較して、暇していそうという学部における文系理系と変わらない印象を持っている人がいるかもしれない。

相対的に理系の院生と比べると暇かもしれない。
だけど、絶対的評価として私は文系の大学院生は暇ではないと思う。

今回は2020年の4月に進学して、2022年3月に博士課程前期課程(修士課程)を修了予定で

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テレワークと大学院生活と人との繋がりと

テレワークと大学院生活と人との繋がりと

関東の方で大きめな地震があった

この地震で帰宅が難しくなった人が多く出たと報道があった

それに対する一反応として見られたのが
「日本は災害が多いからテレワークを標準にしたらどうか」
「せっかくテレワークに移行していたのに なぜまた出勤をしているのか」

ごもっともな意見ではないだろうか
実に合理的である

だがそれはあくまでそう捉えている人がいるということ
反応の一例・一側面であるはずだと思っ

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お弁当作りを始めて1年経ったから何か書きたい

お弁当作りを始めて1年経ったから何か書きたい

10月になった

1年もあっという間だ

去年もそう思ったな

去年の今頃何してたっけ

そう考えた時 最初に思い出したのが
昨年の10月からお弁当作りを始めたことだった

私は大学院生をしており基本的に毎日大学にいる

なんで弁当を用意し始めたんだっけ

去年の今頃を思い出す

大学が春学期と打って変わって対面授業の再開
大学施設の使用再開に伴って大学にいる時間が増えたことと関係した

外食をす

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新聞読み始めてみました〜院生が2ヶ月読んでみて

新聞読み始めてみました〜院生が2ヶ月読んでみて

今回は「夏季休暇を利用して毎日継続できるものに挑戦しよう!」
と思って実際に挑戦したことについて書こうかな

それが「新聞を読む」ということだった

それまでの私と新聞の関係は
自身の研究に関係のある分野の記事だけを読む

それに留まっていた

残りの得るべき情報はネットのトップニュースやYouTubeのニュースなどが抑えてくれるはずだからそこで補完すればいいと思っていた

今回はインターネットか

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【文系大学院生】春セメスター振り返り記【M2 第3セメスター】

【文系大学院生】春セメスター振り返り記【M2 第3セメスター】

提出物も昨日で片付きひと段落した。

春セメスターが終わった。

終わってみれば疾風怒濤のセメスターだった。

文系大学院生って何してるのって思う人がきっといるはずと思い込みながら、その人に見せる体で書いてみようかな。

内容としては、どんな過ごし方していたのかってことと特に大変だったことの大きく分けて2つってことで。

どんな過ごし方してたの?春セメスターの間は基本的に以下の通りでした。

月:

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大学院生の私は高卒の人とは混じり得ない

大学院生の私は高卒の人とは混じり得ない

これまでそんなことはない、あり得ないと思っていたことに変化が出てきた。

「人生の中で関わることのない層がいるかどうか」という点だ。

上記の問いに対して私の考えは次の通りだった。

「関わりに行きたくないという強い意志がある層以外は自然と過ごしている中で嫌でも出会うだろう」

しかし、あることを境に「関わりに行きたくないという強い意志」にかかわらず、「関わることのない人」はいるのかもしれないと思

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大学に輝きが戻ってきた

大学に輝きが戻ってきた

大学は学生が集うことで輝く場所と考えている

緊急事態宣言が明け 私が在籍する大学にも 4月上旬の学期始め最初の1週間ほどだけ見られた活気が戻った

対面授業の再会が背景にある

客観的事実として次の変化があった
(1つ目の客観要素が怪しいが)

・体感で学生の数が10倍ほど増えた
・学校の食堂も営業時間が通常通りになった
・コンビニなどの購買も営業を再開した

人が増加し 人が集まる機会と場所も

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学部生の文章に論理性を求める感情重視派の大学院生の話

学部生の文章に論理性を求める感情重視派の大学院生の話

「職業病は何か」そんな話を聞いたことやしたことないでしょうか。

私は大学院生という職業をしていますが、1つこれは職業病と言えるのではないかと自分でも気になっていることがあります。

それは相手の発言であったり文章に対して、
すぐ「なんで?」って聞いてしまう・思ってしまうことです。

そんな自分が少し嫌になっている話をします。

ちゃんと断っておく予め断っておくと、「大学院生だからすぐなんでと聞い

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大卒以外の人と話したくてTinderを始めた大学院生の話

大卒以外の人と話したくてTinderを始めた大学院生の話

前回こんなことを言っていました。
読まなくても今回の内容の理解には困りませんよ。

簡単に振り返ると…

大卒の人は、大学を卒業することで仕事とかお金とかでいい思いをすることができると、聞いた情報やこれまでの恵まれた環境から盲信している実は頭の悪い連中じゃないのか。つまらん幸せに対する固定観念を捨てればいいのにという話でした。(誇張のしすぎ)(むしろ嘘)

※一応書いておきますが、今回も前回も学歴

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大学院生の私が大卒以外の人と関わりたい話

大学院生の私が大卒以外の人と関わりたい話

同年代で大卒以外の人と話す機会がない。

これは私が最近思っていることの1つです。悩みかもしれません。
補足しておくと、そんな自分に自惚れているとか傲慢な何かではないです。

皆さんは交友関係に偏りなどを感じたりすることはないでしょうか。
今回は大卒以外の人と話したいと思う、私の考えを書き留めていきます。

私の交友関係私は今現在、大学院に通っている学生です。

そんな私が日常的に関わる人は大きく

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