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成程、すごいなと思う記事

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何度も読みたくなるお気に入りの記事🥰コメントが苦手なので代わりのマガジン🌸
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#エッセイ

よかれと思って聞き続けた成れの果て

よかれと思って聞き続けた成れの果て

今や元先輩となったKさんは、常日頃から「つまんない」と言い続けてばかりいた。

やがて私が先月まで勤めていた会社を辞めた後も、LINEを通じて連絡がきている。しかしほとんどの内容は、仕事や同僚を含めた会社に対する不平不満の小言であった。

そのこともあって、最近は返事もせずLINE自体を極力見ないようにしている。Kさんには悪いが、そうしなければネガティブな言葉一つ一つに、自分の心がいつまでも捉われ

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本当は友達じゃなかったのかもしれない

本当は友達じゃなかったのかもしれない

その日、私は実家に向かって車を走らせていた。

もう少しで実家だという地点で、走行していた国道を中に入ってみようかと思いながら、入らずにそのまま国道を直進した。中に入った場所に何があるのかといえば、高校の時の友達の家だった。
その日、私は実家に行こうと思った時から、なぜか友達(以下Mさん)の事が頭に浮かんできた。

Mさんとは1年生の時、同じクラスだった。1年生の時のクラスは性格のいい子が多く、女

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私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編)生き方を考えさせてくれた反面教師のMという営業部長の話

私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編)生き方を考えさせてくれた反面教師のMという営業部長の話

「滅私奉公」なんて言葉はもう死語なんでしょうか。私がゼネコンで営業マンをやっていた平成の初めにもそんな言葉はとんと耳にすることはありませんでした。しかし、会社にはまだまだ昭和の「野武士」の残党たちが残っていたのです。「24時間戦いますか」なんて栄養ドリンクのキャッチコピーが流行っていた頃です。ほぼ24時間365日働かされていた頃です。朝は7時過ぎには会社に着き、帰りはほぼ毎日タクシーで梅田か難波あ

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私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編) ゼネコン営業マンとして京都で過ごした最後の時間

私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編) ゼネコン営業マンとして京都で過ごした最後の時間

社会人としてスタートした古巣とも言える京都営業所に私は営業マンとして戻りました。
強烈なMという営業部長との別れはあっさりとしていたと思います。記憶が定かではありませんがその頃会社が傾き出して取引銀行から副社長以下数名が乗り込んで社内に手を入れ出しました。年齢で役職定年を設けてM営業部長は「調査役」という立場に、第三者の目からは降格に見える立場になりました。それがプライドを傷つけしばらく仕事らしい

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noteでヤル気を失くして去る人

noteでヤル気を失くして去る人

僻み根性丸出しで、今夜も楽しく書いてみる
先に牽制したからね

トップページにある大量の作品を
どんな作品があるのか、目にした
やっぱり、スキがたくさんある記事に注目する
そして、落胆した

率直に言って
「どこに1000以上のスキ価値があるの?」
書き手が楽しくしてりゃいいのだけど
一応、文章には構成もあるじゃん
※ 岸田奈美さんじゃありません

「この人はああいうのが好き」は、分かる
分かるけ

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小説: ペトリコールの共鳴 ⑫

小説: ペトリコールの共鳴 ⑫

←前半

第十二話 手探りで明日を探索
ハムスターの僕が家屋内難民になって2ヶ月が過ぎようとした頃、タツジュンが愛羅と出掛けたまま帰宅しない、愛羅だけが帰ってきた。

僕がこの家に来て初めてタツジュンが帰らない。

遥香が白い箱になった日でさえマンションから真っ黒の服を着て、そして戻ったのだから何かおかしい。

タツジュンは僕に構わないようでも朝晩のご飯やお水のチェックはしてくれていたので、タツジ

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私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編) ともに仕事した私の多くの仲間たち

私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編) ともに仕事した私の多くの仲間たち

私がゼネコンに入社した1985年(昭和60年)は日本がバブル景気に突入する直前、現在の日本しか知らぬ若者たちには信じられないほどの活気に満ちあふれた時代であった。
入社式で社員1万人の退職金をキャッシュで支払うだけの銀行預金を持っていると本社経理課長が説明したのを指で計算しながら、なんだかすごいなぁと思ったのを記憶している。
後発のゼネコンであったたが当時の経営者達の知恵と度胸、先輩達の並々ならな

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有料noteでの出来事

有料noteでの出来事

結論から書く 

有料記事において
「頼むからコメント欄にネタバレさせないでね」
わたしの個人的な意見

記事主の気持ちを慮らずに主張すると
有料記事を購入して中身を楽しむ権利は
購入者にあると思っている

一般的に映画、小説、マンガなどはネタバレがあり
ネタバレを読むか読まないかは
サイトを検索する人が選択すれば良い

しかしnoteで
同じnoterの記事を真下でネタバレさせたら
購入者の権利

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私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編) 『S』という事務課長の話

私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編) 『S』という事務課長の話

それは1本の電話から始まった。
着工のもう決まっていた有料老人ホームの建設に反対する近接町内会の役員からの電話だった。
見晴らしのいい山の斜面に斜向で計画された老人ホームであった。万全の安全計画・仮設計画はしていたものの、掘削した土砂をどうしてもダンプで運び出さなければならない。そのダンプの走行経路の町内会だった。この町内会を含めて関係する町内会全体から承諾をもらっていたが、それを翻す電話だった。

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私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編)『たけのこの思い出』

私の人生の軌跡(ゼネコン営業マン編)『たけのこの思い出』

もうずいぶん以前になるが、ゼネコンで営業マンをやっていたことがある。
建設業は決まった製品を作り売る製造業とは違う。何もないところに事業や建物を構想して一から作り上げていくのである。
「まずは土地ありき」と思われがちであるが、そうばかりではないのである。
どのゼネコンも官民の担当を分けていた。飲み食いが当り前の民間営業と官庁営業を一緒にしてしまうと贈収賄にもつながりやすく、第三者の目から誤解を受け

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noterにファンは要るのかな

noterにファンは要るのかな

うちの祖父(以下、爺さん)は大の応援好きだった

うちの大おじが議員だったこともあり
後援会の役員や自治会の役員など、自ら挙手し
家のことは二の次
祖母と頻繁にケンカへ突入した

誰かを応援するとは多少の自己犠牲ありき
爺さんを見ていた感想で
お金を全く使わず、SNSにイイネするだけで
応援やファンだと言えるのか、考えてみる

議員でも、アーティストでも
名を馳せた人物であるなら
応援に自己犠牲は

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余計なお世話かもしれない

余計なお世話かもしれない

また人を拾った
フィクションではなく、実社会で

昨夜、お使いの帰り
徘徊する女性がおり、車道に飛び出しては
猫背の姿勢で遠くを見ている

車を路肩に停めて女性に声をかけてみた
女性は目を丸くし
「探し物がある。見つからない」らしい
懐中電灯も持たず、不自然に感じ
名前を聞いても、よそを向いて歩いていく

わたしを無視して空家の庭で右往左往する女性
とりあえず交番へ電話し
警官に引き取ってもらった

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「たかが」は「されど」に繋がる

「たかが」は「されど」に繋がる

SNSを眺めると、最近頻繁に炎上している

先日なら
車椅子ユーザーがイオンシネマに謝罪させた件
車椅子ユーザーを擁護した元俳優の意見も炎上した

その前は
頂き女子・りりちゃんの求刑が重い
男女差別との意見も炎上した

正直、炎上元になった案件に興味がなく
知らないも同然だった
元になったものが引き金で炎上したのが興味深く
擁護派の意見は
「物事を軽く考えてるなぁ」だった

どちらの炎上も
「認

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事実をすり替えられたの?

事実をすり替えられたの?

事実のすり替えが起こるとき

事実は1つしかないのに
相手の主観的真実が軸になり、話が噛み合わない
そして誰かが泣かされる

事実は客観的なもので、動かぬ軸
真実は主観的なもので、個人が感じたこと
第三者に話すときは、ここを区別して話さないと
有りもしない出来事で、他人は思わぬ痛みを受ける

事実のすり替えで、分かりやすい例を出すと
【事実は、店員と客の間柄のケース】

店員はマニュアル通りの接客

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