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夫婦関係に関する記事

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夫婦関係改善に関する記事だけをまとめました。
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2022年11月の記事一覧

夫への怒りと子供の悲しみを受け止めることで、子供の発達問題に向き合った女性の話

夫への怒りと子供の悲しみを受け止めることで、子供の発達問題に向き合った女性の話

「学校で落ち着きがない子はね、親の愛情が足りないのよ」

数十年間、小学校の教師をしていたぼくの祖母は、家の中でだけそんなことを言っていました。

それを聞いたぼくの母は、「お母さん、いろんな家庭があるのよ。外では言わないでよ」と祖母をたしなめるのでした。

そんな会話を小さい頃から聞いていたぼくは、今なら少しだけその意味がわかる気がするんです。

もちろん、落ち着きのない子どもを持つすべての親が

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子どもが生まれることと、親になることの違いに気がついた話

子どもが生まれることと、親になることの違いに気がついた話

ストレッチャーに乗った生まれたばかりの長男がじっとこっちを見つめている。

ストレッチャーの上には四角いガラスケースがあり、そのなかに灰色の粘膜が顔についている長男が収まっている。

ほんの5秒ほどだったと思う。

彼は手術室から急に現れ、看護師によってすぐにNICUに運ばれていった。

それは、ぼくが”親”になった瞬間だった。

いや、そうじゃない。当時はそう思っていたけど、今ではそれが間違って

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子どもの”怒りを受け止める”ことで、夫の不倫問題と子どもの発達問題を解決させた女性の話

子どもの”怒りを受け止める”ことで、夫の不倫問題と子どもの発達問題を解決させた女性の話

怒りや悲しみのネガティブな感情って、一度それを感じると、他のイヤなことも思い出しちゃったりしますよね。

どんどんネガティブな気持ちになってしまうし、気持ちが落ち込んだところで問題が解決するわけでもないので、怒りや悲しみの感情から自分を遠ざけようともします。

だけど、本当はネガティブな感情を受け入れたほうが、人は強く、そして優しくなれるんじゃないかと思うんです。

その怒りや悲しみを自分の中に迎

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”悲しみを抱える”ことで、夫の借金問題と子どもの発達問題に向き合えた女性の話

”悲しみを抱える”ことで、夫の借金問題と子どもの発達問題に向き合えた女性の話

自分が心から切り離していた”悲しみ”を受け止めることで、夫婦間や親子間の問題が解決しやすくなる。

今、ぼくが夢中になっている読んでいる本「日本の夫婦 パートナーとやっていく幸せと葛藤」のなかに、そんなことが書いてありました。

妻や夫とのコミュニケーションのなかで、ちょっと嫌な思いをすることって、大なり小なりあると思うんです。

だけど、そのネガティブな感情をそのままさらけだすと、自分にとって不

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全自動洗濯乾燥機が妻とのコミュニケーションを教えてくれた。

全自動洗濯乾燥機が妻とのコミュニケーションを教えてくれた。

真冬の夜10時、ぼくは濡れて冷たくなった洗濯物をベランダに干していた。

子どもたちが2才になる頃まで、”それ”は寝かしつけ後のお決まりの家事だった。

本当は朝に干した方が乾きがいいのだけど、双子のお世話に追われ、ぼくと妻の朝はとてつもなく大忙しだった。

出勤までの短い間のなか、双子の食事や着替えだけでなく、自分たちの食事と身支度も終わらせないといけない。

とてもじゃないけど、そこに洗濯物を

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”悲しみを正しく抱える”ことが、夫婦関係だけでなく親子関係も改善させる

”悲しみを正しく抱える”ことが、夫婦関係だけでなく親子関係も改善させる

夫や妻と(本音でコミュニケーションが取れないな……)と、感じたことはないですか?

思っていることをちゃんと伝えられないな。なんだかガマンしてばかりだなって。

もしかしたら、その原因は「悲しみを正しく抱えられていないから」かもしれません。

人は辛いことがあったときに、それを忘れようとしますよね。あまりに悲しい出来事をずっと覚えておくのは辛いですもんね。

忘れるということは、悲しみを自分とわけ

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”コミュニケーションの悪循環”が離婚の危機を呼ぶ

”コミュニケーションの悪循環”が離婚の危機を呼ぶ

パートナーと会話をしているときに、”個人”として大切にされていない感覚を感じたことはないでしょうか?

”わたし”という個人よりも、”家族”としてどうあるべきかや、どうすべきかといったことを優先されていると感じたことは?

”わたし”という存在を軽く扱ってもいいと思われているんじゃないかと感じたことは?

ぼくは、ちょっとしたことで夫婦関係が悪くなる原因がわからず悩んでいたのですが、「日本の夫婦

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やさしくまわり続ける円が、ぼくと妻を包む空気をかえていく。

やさしくまわり続ける円が、ぼくと妻を包む空気をかえていく。

まだ上の子が2歳くらいの頃、ぼくら夫婦はケンカの仲直りに時間がかかっていました。

今では、そもそもケンカにならないか、険悪になったとしてもすぐに仲直りができます。

なんでこんな変化が起こったんだろうと考えていたんですが、「日本の夫婦 パートナーとやっていく幸せと葛藤」という本を読んで理由がわかったんです。

夫婦関係は三つのステップを踏みながら、円を描くように変わっていくんだそうです。

ふた

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「大切にされたい」と「大切にできる」タイミングのズレが離婚の危機を呼ぶ

「大切にされたい」と「大切にできる」タイミングのズレが離婚の危機を呼ぶ

「夫から大切にされたい」

「妻から大切にされたい」

そう思うタイミングってありますよね?

子育てが大変なときや、仕事が忙しいときって、パートナーを頼りたくなります。

ぼくら夫婦もなんどもそういうタイミングがありました。

だけど、そのときに自分のパートナーが『支えられるタイミング』じゃないときもありますよね。

ふたりとも仕事をがんばりたいときとか、子育てでふたりとも疲れ切っていたりとか。

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