【読書ノート】地域活動本を1つの記事にしてみた
読者さんに質問です。
こんにちは、けいごです。
地域活動に限らず本を読んでいると、どの本にも共通して書かれている普遍的な原則のようなものがあります。本記事では様々な地域活動本を、ひとまとめにして紹介しております。7冊分の活動ノウハウを、一気に知れるので効率的です!
「地域、コミュニティのために何かしたいけど、何から取り組めばいいか分からない」「地域活動、コミュニティ活動の具体的なステップを知りたい」という方は是非読んでみてください。
本記事の内容を把握し実践すれば、「コミュニティに溶け込み、重要な構成員として必要とされること間違いなし」です! 行動してたら勝手に知り合いが増える、そんな感じです!
どんな人でも、活躍できる潜在能力は持っています!
参考にした地域活動本
今回参考にする本は以下です。どれも良い本なので、簡単に紹介します。※地域づくり、まちづくり系の本を読んだら都度追加していきます。
・新しい地域ネットワーク教科書
地域活動をする上での全体知識が理解できる。行動の後押しをしてくれる本。
・ソーシャルデザイン実践ガイド
地域活動の教科書的な本。地域で活動する際に具体的なアクションを知ることが出来る。
・ネイバーフットデザイン
現代社会になくなりつつある、「ご近所さん」を地域に作り出すための知識が手に入る。
・超高齢社会のまちづくり
高齢者向けの地域活動がしたい時に活かせる、「介護保険制度」を知ることが出来る。介護保険外サービスを作るヒント。
・まちづくり戦略3.0
お金、人脈、知名度が無くても成功するまちづくり。0から地域活動。
・ごちゃまぜで社会は変えられる
地域活動、地域づくりにおいて核となる「考え方」を教えている。とても読みやすい本。
・ナリワイ起業
会社で働きながら月3万円程度の収入を得るために、好きなことで小さく活動することを目指す本。地域に根付く起業をめざすヒントになる本。
実体験ベースも含める
本記事の内容には、現在本を参考に活動中である、「私自身の地域活動の実体験」も書いています。これから始める方にとって、行動の参考にしていただければ幸いです。
地域活動で一番大事なこと
地域活動において、一番大事なことは以下です。
ペルソナとは、サービスを受給する代表的なモデルのことをいいます。
ビジネス界隈でも、デザイン思考でペルソナを作り、その方の普段の行動パターンなどを分析して売れそうなものを考える、というマーケティングの一環で使われることがあるそうです。
地域活動で例えると、単身世帯の高齢者にアプローチすると決めたら、単身世帯の高齢者として代表的な方を数名抽出し、その方々の悩みを聞いたり、いつもの行動を調べて分析していきます。
※本当は地域住民全員に話を聞きたいところですが、時間や物理的な問題でほぼ不可能なので、ペルソナを作ります。
よくある間違い
地域活動やまちづくりでは、大概行政が主催することから、場所を作ってから実際にやることを考える、という間違いに陥ってしまいます。
これでは、実際に作っても用途やニーズがあまりなく、使われない可能性も出てきてしまいます。
つまり場所から考えるのではなく、地域住民のニーズから考える必要があるということです。
地域活動のステップ
地域活動は、地域の強みを強化したり、足りないものを社会資源で補ったりすることです。そのために必要なステップを以下にまとめます。
①地域の輪郭を把握する
データを調べ、その情報を基に実際の地域の状況の実際を紐づけることで、地域の輪郭を把握していきます。
そうすることによって、地域の強み(特徴)、足りないもの、活かせる・開発するべき社会資源などが明確になってきます。
重要なことは冒頭の通り、「ペルソナの意見・悩み・ニーズを徹底的に聞くこと」です。何故なら、実際に社会資源を開発・強化したものを使うのは、地域の住民やその関係者だからです。
②共通の目的を考える
「将来この地域がどうなっていたら良いか」を、ペルソナをはじめとする住民の方々や、関係する方々で一緒に考えます。
何故住民が考えるかというと、やはり実際に使うのは住民であり、且つ住民が考えたことでないと、住民の主体性は発揮されないからです。
団地自治会のようなものも、以前は住民が抱えている「悩み」を解決するために組織化されたものです。それが今の社会に即していないので、運営が厳しいところも存在しています。
共通目的を導きだすには、ブレインストーミングという手法を使います。
ブレインストーミングは、以下のステップで行います。
皆んなで出したアイデアを擦り合わせていくことで、「地域の未来像を実現する」という共通目的を導き出します。
③小さく行動して試行錯誤する
みんなでアイデアを出したら、そのアイデアに小さく取り組んでいきます。
例えばブレインストーミングの結果、地域にある公園で定期的な地域交流会を開くとよいのではないかという意見が出た場合、まずは現に動いているサロン等を活用し、サロンのメンバーとイベントボランティアを集め、池の一角を使って何かイベントを開催してみます。
小さなイベントを実行したら、イベント中・後の住民や関係者の反応を分析し、反応が良ければ継続・強化していきます。
この際の視点は、以下の4点です。
④うまくいった取り組みを強化・拡散する
実際に小さく実行した取り組みに対して、住民同士で主体性が発揮され、継続的にアイデアを出し合うような様子が見られれば、上手くいっていると捉え、その活動を強化・拡散していきます。
③での例で例えると、池全体でのイベントを企画する、他のサロンを呼び集めてみる、池に交流の仕掛けを更に作る、池以外でもイベントをやってみる、といったことが挙げられます。
活動で意識すること
活動内容を決める
「どんな活動をしていくか」を決める上で、大事なのは以下です。
ただ趣味で自分の好きなことをやる分にはいいのですが、地域活動として行動する場合は、人が求めていることをやる必要があります。もし人が求めていなければそれをやってもいい反応が無かったり、最悪利用されないこともあります。
しかし「人の役に立つこと」だけを考えて活動していても、継続できなければ意味がありません。そのために、「好きなこと」を絡ませることで継続できることで活動する必要があります。
人を巻き込む
活動の際に必要な考え方として、以下のことを意識します。
例えば、自身が住んでいる地域に対して「高齢者の孤立化」という問題を感じているとしましょう。そして、ボランティア活動などに参加することで地域の知り合いを見つけていきます。その際に、人に「○○がやりたいのですが、どうすればいいですか?」という相談をするようにします。
そうすることで、自然とそれに関わる人が増えてきます。最終的に「地域でその活動をすることにおいて影響力が高い人」に出会います。更にその人にも「これを実現するにはどうすればいいですか?」という質問をしてしまいます。
そうして巻き込みをしていくことで、自身がやりたい活動に近づきやすくなります。
とりあえずやってみる
ここまで色々書いてきましたが、以下も大事です。
行動する勇気が起きなければ、地域のボランティア活動から開始してみるだけでも良いと思います。そもそも地域にそのボランティア団体が存在しているということは、それに対するニーズがあるからです。
ボランティア活動の始め方をまとめた記事を以下に添付しますので、活動の参考にしてみてください。
方法としては、社会福祉協議会を経由してみたり、インターネットで自分の住んでいる地域のボランティア団体を探し、参加してみることからでも地域活動は始められます。
また、ボランティア活動を通して、地域の問題点やニーズを知ったり、自分が行う取り組みに賛同してくれる方が現れる可能性もあります。(私はこの方法を通してニーズを発掘したり、地域の方々との関係構築を図っています。)
あとはニーズを調べずに、自分の得意なことから小さくイベント等を企画してしまうこともありだと思います。
小さく企画・開催からしてみて、そのイベントに対する参加者の反応をみて改善をしていくことで、最終的にはニーズを満たしたり、悩みを解消するものになっていくことも考えられます。
地域の状況と自身のスキル
私の場合はIT企業での仕事の経験があるので、テクノロジー機器に関する方向性で地域に認知されることを目指しています。こちらは、主に以下の理由で行動しています。
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