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ハウスメイトはアフガン人②ーアフガン料理を食す
アフガン人のBeheshta、Zuhalと一緒に住むことが決まった。
一軒家のリビング、キッチン、バスルームを私を含む3人でシェアする。自分専用のベッドルームには、大きなクイーンサイズのベッドにデスク、キャビネット、小さなウォークインクローゼットがある。洗濯機・乾燥機は地下にあるコイン式のものを使う。
ハウスメイトは2人。
BeheshtaはSyracuse Universityのロースク
ハウスメイトはアフガン人①-ハウスシェアのすすめ
「アフガニスタン」と聞いて、どんなイメージが浮かびますか?
タリバン?難民?貧困や暴力の国?
私は一時期、アフガン人の友人たちと一軒家をシェアして住んでいた。上記のどのイメージとも全く違い、日本の若い女の子と同じようにおしゃれやおいしい食べ物が大好きな友人たちだ。
イスラム教についてはほんの少しの知識しか持っておらず、知らず知らずのうちに彼らの尊厳を傷つけてしまうのではないか、と一緒に住むこ
「恐怖」を克服する方法
留学を目指す大学生や若手社会人の方と話していて、「怖くないですか?」という質問が多いのに気付いた。
●知らない国に1人で行って生活するのは、怖くないですか。
●治安が悪いと聞くけど、怖くないですか。
●選んだのが正しい道かどうか、怖くないですか。
おおよそこういう趣旨だろうか。
怖いのは当たり前だ。だって、初めてやることなんだから。「今の自分」が知らない場所に行って、今まで知らなかっ
「こうあるべき」じゃなく、「こうしたい」を
先日、留学を志す若い世代の方達と話しをする機会があった。
私の留学経験は、今のところ計2回。高校時代と、20年以上仕事をした後での留学のこと、自分の経験をいろいろ話した。
やり取りする中で多かった質問が「留学のタイミングをどう見極めたらよいのか?」だ。
うん、わかるわかる…決断するのは、難しいよね。
仕事を持っていると、なかなか踏ん切りがつかないこともある。家族をどうやって説得しようと不安
沈黙は降伏⑤-授業ボイコット
さてさて、その問題の教授「X」とはもう会わない(会いたくない)と思っていたのに、なんとその学期の必修科目で「3月に行われるNYCでの1週間の研修旅行だけ”X”が担当する」という予定が組まれていました。ちなみにその必修科目は、研修旅行以外は例のアドバイザーの教授が教えています。
NYCには行きたい。「X」が出てこない他の予定は参加したい(「X」が出てくるのは、1週間のうちたった半日だけ)。しかし、
沈黙は降伏④ー頼れるオンブズマン
友人マインダートが提案してくれた「駆け込み寺」に、すべて連絡を取りました。
ところで、大学にこんなにたくさんサポート機関があったなんて初めて知りました!人種や国籍、ジェンダーへの偏見や差別に対応する機関も複数あるのですが、それ以外にも性被害・メンタルヘルス・金銭的困窮等々、それぞれのテーマに対応する機関があります。声をあげようと決めたら、それを支えてくれる仕組みがたくさんあるのです。
「これは
沈黙は降伏③-反撃開始
年が明け、まず学部のAssistant Dean(副学長)に連絡を取りました。
おそらくアドバイザーから今回の一件を聞いているはずだけど、改めて「××教授について、お話したいことがある。面会をお願いします」と伝えます。
この副学長とは渡米前から長くやり取りしていて、とても仲良くしていただいていました。非常に親しみやすい方で、私が抱えていた困難や私の意向等々を的確に把握して、その都度助の手を差し伸
沈黙は降伏②ー迷いと恐れ
教授との最後のメールをやり取りした後、しばらくしてccに入っていたアドバイザーの教授からメールが来ました。
アドバイザー
「見ていたけど、なかなか大変なことになったね。でも少し冷静になったら?成績なんて、卒業したら意味のない単なる記号だ。気にする必要ないよ」
はあ、このコメントには心底がっかり…教授の言動については一切ふれず、私への慰めもありません。とはいえ、アドバイザーのこの態度はある程度は
沈黙は降伏①ー怖くても、声をあげる
ちょっと怖いタイトルになってしまいました。
今回は、留学生活で遭遇した”差別”にまつわる侮辱的対応と、それへの対応について書きます。
とても長いうえに、だいぶ私の主観や感情も入り込んでいますが、ご了承ください。
当たり前ですが人間関係があるところ、何かしらの衝突も誤解も生まれます。ある程度は仕方ないと飲み込んで前に進むことも、”大人”としては必要かもしれない。
それがわかっていても、今回は我
頼るのもOKーIt's Okay Not To Be Okay
メンタルヘルスの話題が続いてしまうけど、いろいろ思い出したので具体的に書いてみる。
米国に来て驚いた違いの1つが、メンタルヘルスへの関心度が高くサポートも充実していることだ。
米国に来て数か月。以前から続く不眠がひどくなった。相変わらず授業はハードで課題に追われへとへとなのに、眠れない。多国籍の学生が参加するグループワークもあって、アクの強いチームメートとのやり取りで疲弊したり、将来への不安
この世は「自分ではどうにもできないこと」ばかり
先日、久しぶりに会った知人が「最近、落ち込んでいる」と話し出した。聞くと、知人が若くして亡くなったうえ、自身も体調がすぐれないのだという。「自分ではどうにもできないことがあるのだとショック」と悲痛な声で吐露してくれた。
ああ、私もそういう風に思うこと、特にここ数年はたくさんあったなあ…と思い出す。
親しい人の死。自分の病気。望みの仕事に就けない、恋人や家族とうまくいかない、天候不順に自然災害…
「”Option B”もあるよ」-皆スーパーポジティブ!
アメリカで多様な友人らに囲まれいつも実感するのが、彼らが「スーパーポジティブ」だということだ。ポジティブのさらに上。
こだわらない。ひきずらない。いい意味で、超能天気!そして、常に自己肯定してself love。
「死ぬわけじゃないんだから!大した事ないよ」
このセリフ、本当にいろんな場面で言われた。
大の苦手の「簿記」の授業で、苦しんでいたときのこと。全然理解できずに自信喪失し、簿記の「
あなたの「拠り所」とは?ー暮らしを支える”宗教”
Syracuseで仲良い友人の一人、Jahon。
タジキスタン出身で、SUではコミュニケーションや政策を学んでいる。タジキスタンの中央銀行で働いた経験があり、中銀時代は海外の新規プロジェクトで表彰されるなど、漏れ聞こえる彼の経歴からはとても優秀な人だということが伝わってくる。
でももちろん、彼はそんなことはおくびにも出さない。いつも明るく、ユーモアを交えてよくおしゃべりする。時々どきっとするよ
Komorebi-言葉から知る真実
「Komorebiがきれいだね」。
ある夕方、大学近くの公園を散歩していたら、一緒にいたバングラデシュ出身の友人が何気なくつぶやいた。しゃべっていたのは英語だけど、Komorebiは「木漏れ日」、そう日本語です。
「ほんとだね…」とそのまま受け流しそうになって、はっと我に返った。「えっ?いまなんつった?!こもれび?!!」
だって、木漏れ日なんて単語、日本人でもそうそう日常で使わない…ですよね?
SXSW攻略法②-出会いの宝庫(2022年版)
①から続く…。
【セミナー以外のイベントも盛りだくさん】
登壇者が話したりディスカッションしたりするセミナー以外にも、小部屋でたくさんの企画があります。たとえば「Presentation and Pitch Practice」という企画では、実際の投資家や起業家の前で起業を考えている人たちがpitch(事業計画を説明」し、批評をもらう…ということをやっていました。私も起業に興味があるのでのぞいて