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アート関係

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あおいうにのメイン記事。アート関係のnoteをまとめています
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#アート

DM頒布&スペシャル福袋のお知らせ

DM頒布&スペシャル福袋のお知らせ

こんにちは、間もなく展示が始まります!

5・6・7・8月にグループ展、11月に個展があります。
7・8月のDMはまだできていないので、5・6・11月のDMを頒布中です。

5月は「純展」
有料ですので、無料券をお配りしています。

6月は「A o I」美術紫水での七瀬葵さんとの2人展です。

11月のDMはまだSNS非公開となっていて、現物のみで情報公開中です。

以上の3点を送料のみいただいて

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「群れる」__「少女、空を行くがごとき」に寄せて

「群れる」__「少女、空を行くがごとき」に寄せて

「群れる」 
あおいうに(現代アーティスト・画家)

今回、グループ展主催のおおましょうさんに与えられたメインテーマが「少女」ということで、私なりに少女とは何かを考えてみました。

第一に思ったのが、少女は「群れる」ことです。
トイレに行くだけでも女友達と一緒ですし、アイドルグループなんかもそうです。「群れ」という感じ。動物的本能なのかもしれません。人と集まるのが好きなのが、少女性の特徴の一つであ

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アートバブルが弾けたポストコロナの今、絵画の売上はどうなったか

アートバブルが弾けたポストコロナの今、絵画の売上はどうなったか

こんにちは、画家のあおいうにです。
今回はみんなが気になるお金の話です!
アートバブルが弾けてしばらく経ってる今。
アート界は氷河期に入ったと言われています。
2023年からのあおいうに展示とその売上について振り返ってみようと思います!

どんな展示をやって、何がいくつ売れて、最終的な売上はどうだったか。
それについて、ざっくりですがお話したいと思います!

あおいうには何故「青」なのか。

あおいうには何故「青」なのか。

私が「青」を意識し出したのは、2013年のメンヘラ展時代。

作家仲間に「あおいうにさんは青の発色がとても綺麗ですね。だから、あおいうにって名前なんですか?」と言われたことからだ。

それまでは無自覚に「青」を多用していたように思う。

私が「青」をテーマに描くことになったきっかけの言葉だ。

それからは意識的に青を絵に取り入れてこれまで制作してきた。

しかし、その「青」の原点は何なのだろう?

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伝説の「犯罪展」ステートメント(没)

伝説の「犯罪展」ステートメント(没)

本展示のテーマは「犯罪」です。

前提として宣言しておきます。この展示では「犯罪」を軽薄に茶化したり、一方的に糾弾したり、または美化・称賛したりすることはしません。
ニュースを通じて大きな衝撃を受けたこれらの出来事は、確かに私たちの人生に影響を与え、自己形成に接してきました。
そうした出来事は、マスメディアやSNSを通じて広く共有され、結果的に社会の構造を浮き彫りにするような面があります。

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簡単に油絵等をスマホで平面画像にする方法!

簡単に油絵等をスマホで平面画像にする方法!

こんにちは!画家のあおいうにです。
いつも、絵の写真を撮るとき、みなさんはどうしていますか?

一眼で撮ってフォトショで加工?
スマホで撮って切り抜き?

実はそんな面倒なことをしなくても、簡単にできちゃいます。

私はこのスキャンアプリを使っています。

このアプリをかませるだけで、平面に明るく撮れます。

四角を自動で検出して、平面起こししてくれます。

明るさもいくつか種類があり、自動で変え

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笹山直規考_ネガティブなものに直視すると本当のピュアさが見えてくる

こんにちは、あおいうにです。最近短い間でしたが教わっていた、先生に「破門」食らいました(笑)

また、その先生をご紹介いただいた友人にも、「彼氏が結婚してくれなかったら私が結婚してやるからな」というメッセージの二日後に全てのSNSや連絡先をブロックされました!

ちょっとこの経緯が面白いので、詳しく書きますね。

まず、そもそもの原因は、現代美術家の笹山直規さんのせい(おかげ?)です。

簡潔に事

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あおいうにアーティストステートメント【2023.10.7推敲版】

あおいうにアーティストステートメント【2023.10.7推敲版】



①序文

「メンヘラ展(2014-2017)」、「おっぱいペインティング(2018-)」、「アイドルなんかなりたくない(2021)」「人力マッチングアプリ(2023)」などをはじめとして、私あおいうにという作家は道化を演じることで逆説的にアイロニカルな問いかけをするという表現手法を一貫している。その中核にあるものは即興的なアブストラクトペインティングだ。私が、当事者性の強いアイロニカルで毒のあ

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『抽象画』『ペインタリーな絵』になったきっかけ

『抽象画』『ペインタリーな絵』になったきっかけ

※「ペインタリー(絵画的)とは……絵の具の「塗り」を強調した絵画のありようのこと。輪郭が曖昧で開放的な形態、形態よりも色彩の力の重視、素早く、ダイナミックなタッチの多用、色むらの効果的な利用、が特徴的なこと。混じり合う筆触の流動的性質や曖昧な輪郭のこと。

小中学生の時は「何となくすごいから」で、ダ・ヴィンチが画家で一番好きだと言っていた気がする。
「絵画」や「画家」について、非常に解像度が低くぼ

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何故、人々は現代アートから遠ざかるのか。その理由について考察。

何故、人々は現代アートから遠ざかるのか。その理由について考察。

どうして、「現代アートはわからない、難しい」と人々は現代アートから遠ざかるのか。ちょっと考察してみました。

近代以降、絵画が「上手い / 下手」の尺度で測れなくなったという開き直りが、多くの人々を現代アートから遠ざけているのではないでしょうか。
かつては、絵画の技巧や技術が明確な評価基準であり、それをもとに名画が生まれ、語られてきました。
しかし、近代以降のアートの世界では、技巧や技術だけでなく

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絵画における〝抵抗感〟について

絵画における〝抵抗感〟について

美術予備校などで使われる〝抵抗感〟という言葉について考えてみた。

「う〜ん、まだ抵抗感が足りないね!」
「絵の具の抵抗感があっていいね」

などと主に良い意味で使われる。

辞書的には、

らしい。
一般的には②の意味で使われる場合が多いが、絵画においては①が近いかもしれない。

しかし、この〝抵抗感〟。絵画系の人の間でよく使われる割には、個々人によって定義が曖昧な気がする。

とあるブログでは

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アクリル・オン・フォト解説

アクリル・オン・フォト解説

※この記事は、令和3年開催のあおいうに個展「私は撮った⇄撮られた〜アイドルなんかなりたくない~」に合わせて執筆された解説文です。

アクリル・オン・フォト 解説

今回、ステレオタイプな写真ばかり出してはつまらないであろうと思い、写真にペインティングしてみた。

私の写真表現の根底にあるのはいつでも絵画問題である。いかにして写真を絵画的にするか、ということだ。写真は絵画の拡張である。

写真表現と

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