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統一教会関係

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統一教会二世としての日常や、出来事など。
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記事一覧

音痴がボイトレ通う話。何故いま歌か

音痴がボイトレ通う話。何故いま歌か

私は音楽が苦手だ。
教養も才能も一切ない。

歌は音痴でド下手くそ。
楽譜も読めない。
楽器も何一つ弾けない。
聴くことすら基本的にはしない。
たまに聴いたかと思えばメタルやパンクなどが多く、小難しい音楽はさっぱり分からない。

音楽の神様には完全に見放されている存在だ。
我が母校の東京芸術大学にはすぐ隣に音楽学部があるというのに。

しかし、私もこの30年間ずっと音楽と無縁だったわけではない。

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彼氏が欲しくて何が悪い!「結婚」=女性性の復権、自立、自由に繋がるという話

彼氏が欲しくて何が悪い!「結婚」=女性性の復権、自立、自由に繋がるという話

↑関連記事

私の母親は旧統一教会の熱心な信者であった。(現在脱会済み)
私はその二世として育てられた。

思春期になり、教義がおかしいなと思い。文鮮明と心の中で離脱した時、アートや絵画が代替の信仰となった。
それと同時に「合同結婚式に参加(=祝福結婚)をしたくないから外で結婚相手を探そう」が人生の目標になった。

「結婚=祝福を受けなかったことの証明」だから、どうしてもその証明書、結婚相手の獲得

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【対談】トラウマの克服_便器に手を突っ込む必要はあるのか

【対談】トラウマの克服_便器に手を突っ込む必要はあるのか

うに「私が性を表現し続けたりSM行為をする理由は、トラウマを克服するための所謂、ショック療法に似ている。例えるなら、潔癖症の人間に便器に手を突っ込ませて汚いのは怖くないよって教えるみたいな感じ。」

けるびむ「でもそれって、傍から見たらそんな必要もなく感じる。『便器に手を突っ込まなければ!』と言う部分だけ残っていて、『便器に手を突っ込む』という形だけの儀式だけを延々繰り返している感じ……。」

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私の初体験の思い出は、堕落への恐怖で〝お父様〟に捧げた祈りでした。アージュ。

私の初体験の思い出は、堕落への恐怖で〝お父様〟に捧げた祈りでした。アージュ。

こんにちは、統一教会2世でネオ抽象画家のあおいうにです。
今回は、私の「初体験」についての話をしたいと思います。

小4〜6ぐらいまでの私は、思春期にありがちではありますが、極度の性嫌悪でした。
この頃からエロゲー(パソコンアダルト美少女ゲーム)は好きだったのですが、自分がそういうことをいつかしなきゃならない、子供を産まなきゃならない、赤ちゃんにおっぱいを吸わせることなどに忌避感を覚えていました。

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性表現と統一教会と私

性表現と統一教会と私

なぜ私はセックスや女体をよくモチーフにするのか。
私が物心ついたときから、母は新興宗教「統一教会」の熱心な信者だった(現在脱会済み)。
統一教会には「統一原理」という教えがあり、性にまつわるものや性欲そのものを悪しきものとしている。
性に関係するものを見たり行ったりすると地獄へ「堕落」してしまうのだ。
よって性的なビデオや本の鑑賞、または自慰行為は禁止されており、それを行うと厳しく罰せられる。性交

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統一教会二世に生まれて_私も山上容疑者だったかもしれない

統一教会二世に生まれて_私も山上容疑者だったかもしれない

私が幼い頃から母親はカルト新興宗教「統一教会」の熱心な信者だった。(現在脱会済み)

統一教会で有名な話と言えば、高額な壺を売りつける霊感商法。
我が家にはその数百万する壺が2つも3つもあった。
母親の部屋には教祖の写真が沢山飾っており、1000万円ぐらいする豪華な祭壇もあった。
そのお金は当時身体障害者で寝たきりの兄のための父の貯金から出ている。
父親は信者ではないため、私が高校生の時に家を出て

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統一教会とサタニズム音楽=ブラックメタルについて

統一教会とサタニズム音楽=ブラックメタルについて

こんにちは、統一教会二世画家のあおいうにです。

以前、こんな記事を書きました。

ここでは合唱団に入った経緯や何故ボイトレをするのか、また、ちょこっとだけ統一教会についても触れていました。

今回は、「統一教会と音楽」をテーマにもう少し掘り下げてみたいと思います。

私は、ブラックメタル(Black metal)と呼ばれるサタニズム音楽が好きです。

中でも、シンフォニック・ブラックメタルが好き

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統一教会二世と発達障害に生まれ、ボーダーを併発している画家の話_カルトとメンヘラとアート_

統一教会二世と発達障害に生まれ、ボーダーを併発している画家の話_カルトとメンヘラとアート_

こんにちは、『メンヘラ展』主催者で、統一教会二世画家のあおいうにです。
今回はざっくり「カルトとメンヘラとアート」について話したいと思います。

統一教会については今まで詳しく書いてきました。
以下のnoteをご覧いただけるとありがたいです。

私の人生は統一教会に支配され翻弄され続けてきました。
私の人格形成において、カルトの影響は計り知れません。
また、私のアート表現においても、カルトはべった

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統一教会の離脱に伴う〝父〟の不在。美術という〝信仰〟。

統一教会の離脱に伴う〝父〟の不在。美術という〝信仰〟。

旧統一教会では教祖のことを、「教祖様」とか「文様」、「鮮明様」とかは絶対に呼ばない。
「真のお父様」「アボニム」「アボジ」。こう呼ぶ。
幼い私が食卓で「お父様がさ〜」と言い、信者でない実父はそれを聞いてキレる、という修羅場が度々あった。

「真のお父様」ーー。「母親」の語る「真の父母」。絶対的な存在。

実父は信仰に強く批判的だったため非常に心の揺らぎが大きかった。

私が高校に上がる頃、父親は家

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