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自慢話とメシのうまさについて
「今日はメシがうまいなぁ」
よい気分になっている時、そのように感じることがあります。そして、そのよい気分というのは大抵、成功への陶酔に起因します。
一方で、
「うまいメシもまずいや」
そう感じる機会に出くわしたことはないでしょうか。振り返ってみると、それは他人の興味の無い話、殊に自慢話を聞かされている時に起因することが多いようです。
おや、どうやら自慢話とメシのうまさには相関関係があるようで
複写紙をアロンアルファで全滅させる
私がその神託のごとき衝動に駆られたのは、ほろ酔いで帰路につき、最寄駅前にあるローソンに立ち寄った時だった。
エクレアを探してスイーツコーナーに向かう途中、いつもなら通り過ぎるはずの文房具コーナーでふと足が止まる。
「複写紙をアロンアルファで駄目にしてみたい…。」
思った瞬間、全身に雷撃が走る。
興奮し、身震いせずにはいられなかった。
ファティマ第三の予言はこれだったのかもしれない。
通り過
エロ本屋で見つけた幸福論
神保町のはずれ、軒先の本棚にギッシリと並んだ古本たち。
「2冊で100円」というなぐり書きのPOP。
興味を引かれて足を止め、本棚を物色していると、なんだかたいそうな名前の本を見つけた。
ショーペン・ハウアー
『幸福について-人生論-』
新潮文庫
幸福とは何か、真面目に考えたことなどなかったので読んで損は無いだろうと思い、装丁がめちゃくちゃ渋くてカッコいい夏目漱石の『こゝろ』と共に、店内のレジ