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餃子病

十二月が始まると同時に、わたくしは気が狂ったように餃子を、それも水餃子ばかりを、食べております。

此の頃は、みずからの胃そのものが餃子になってしまっているような心持ちさえしてまいります。

寝ても覚めても水餃子のことばかりが気に懸かってしまいまして、床について一日を思ふ度に、アア、いけない、まるで餃子病ぢやあないの、と恥づかしく思うのです。

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