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ことばのあれやこれ

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#編集

編集未経験の元人事が、「編集者」になって4年間で、読んでよかった20冊をまとめてみた。

編集未経験の元人事が、「編集者」になって4年間で、読んでよかった20冊をまとめてみた。

このnoteは、ずっと下書きにいた編集者になって3年を振り返って読んでよかった本という熟成下書きに4年目に読んでよかった本を追記したままさらに熟成されていたものです。(熟成っぷりがやばい)未経験から6年編集の仕事をして、本当にたくさんの経験と出会いがありました。この春からいったん編集の仕事からははなれることになったので、自分の記録として公開します。

新卒から転職も1回したけど、ずっと管理部門で働

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ライターのコア“論理的な文章”を書くには?(オバラミツフミ)【#1:「考える技術・書く技術」】

ライターのコア“論理的な文章”を書くには?(オバラミツフミ)【#1:「考える技術・書く技術」】

編集者・長谷川リョー、ライター・オバラミツフミ、会社員・梶川奈津子、大学生・半蔵門太郎、佐々木希海からなる編集・ライティングファーム「チーム長谷川(仮)」では、月に一度テーマを決めて学び合う社内勉強会を開催しています。

本記事では、先月に行われた2018年1回目の勉強会の様子をダイジェスト形式でお届けします。今回のテーマは「論理的な文章を書くには?」。バーバラ・ミントの『考える技術・書く技術』を

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編集者の役割は「相撲部屋の女将」に似てると思う

編集者の役割は「相撲部屋の女将」に似てると思う

こんばんは。本年よりプレスラボにジョインしました池田園子です。

編集者とはどういう役割を担う人なのか、どんな仕事をするのか——。
編集未経験の方に説明する機会がこの冬、何度かありました。

11月にこんなツイートをしたところ、20人近くの方からお問い合わせをいただき、うち数名と直接会う機会をいただいたのです。

そこで「編集者の仕事内容は〜」と説明したものの、上手く伝わっただろうか? という懸念

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経営や事業に伴走する「戦略編集」の提案。メディア化する企業が変化の激しい時代に適応するために

経営や事業に伴走する「戦略編集」の提案。メディア化する企業が変化の激しい時代に適応するために

inquireは2019年10月で5期目を迎えました。これまで、正社員やフリーランスのパートナーと一緒に、様々なプロジェクトを展開してきて、最近は何をする会社なのかを整理しています。

お仕事のご相談をいただくこともあるのですが、「結局何をしている会社なのかわからない」というお声もあるので、inquireって何してる会社なの?ってことを紹介するのがこのnoteの趣旨です。

inquireってどん

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メルカリ・サイボウズのインハウスエディターが語る、会社のブランドを編集するという仕事 #inquire_event

メルカリ・サイボウズのインハウスエディターが語る、会社のブランドを編集するという仕事 #inquire_event

企業が主体となって運営する「オウンドメディア」がここ数年、活況を呈していましたが、2018年末〜2019年にかけて、オウンドメディア閉鎖のニュースを目にすることも増えてきました。

一方、ファンとのコミュニケーションを促進するためのメディアや質の高いコンテンツを配信し続けるメディアは現在でも多く存在します。今回のイベントでは、企業の中で働く編集者に求められる資質や、オウンドメディアに留まらないさま

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初心者ライターがつくってしまいがちな構成のパターンを桃太郎で整理した

初心者ライターがつくってしまいがちな構成のパターンを桃太郎で整理した

あれはざっくり5年ほど前でしょうか。

イベント取材を終え、編集者から「初稿の前に構成いただけると幸いです」と言われた駆け出しライターは、10分くらいで構成を作成し終え、どや顔で送付しました。イベント取材中のメモに申しわけ程度の見出しをつけ、一切インデントをせずに羅列しただけのドキュメントを、です。いま、彼女に向かって言ってやりたい言葉はひとつだけ。

「お前が作成したのは構成じゃなくて議事録だか

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インタビュー話法:リアクションパターン類考

インタビュー話法:リアクションパターン類考

ひとの話はうのみにしちゃいけないよ、約束だよ?

【話を聞いた時の返し方のパターンってこんな感じ】
「A」という話をされたと仮定します。それに対してインタビュアーがする思考は、“その「A」をどう展開させるか”。

1.A→A(単純な感情的反応)Aという話を受けて、何も変えない反応をする。雰囲気づくり、相手を乗せるコミュニケーション。「うんうん」「それな」「なるほどです」「ですよね」「パねえ」「マジ

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正解がないならシェアしよう! 編集者のカンニングペーパー

正解がないならシェアしよう! 編集者のカンニングペーパー

CAIXA編集長の友光だんごです。「編集者」と名の付く仕事について8年くらいになるのですが……

記事書いたり編集したりするの、めちゃくちゃ難しくないですか?

何が一番難しいって、「正解がない」こと。

例えば、記事を書く際に「こうすると上手くいくよ」的なノウハウはあるっちゃあるのですが、全てに適用できるわけではない。なぜならインタビュー記事と一言で言ってもビジネスからエンタメ、ローカルのおっち

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3万以上のタイトルをつけた僕が考える「語彙の広げ方」

3万以上のタイトルをつけた僕が考える「語彙の広げ方」

WEB編集歴15年を超え、これまでつけてきた記事タイトルは、3万はくだらない@sakucchiです。最近ではタイトルの相談をされることも多くなりましたが、外部のメディアの方とお話すると、結構な確率で質問されるのがこちらです。

タイトルをつけるとき、どうしても似たような言葉ばかり選んでしまい、新鮮味にかけてしまうことに悩んでます。どうやったら語彙って広げられますか?

すべてのケースに当てはまるわ

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取材の失敗を挽回する編集の心構え。この3つを頑張ればなんとかなる

取材の失敗を挽回する編集の心構え。この3つを頑張ればなんとかなる

いきなりの告白ですが、僕は取材が終わったあとに「めちゃくちゃおもしろい話が聞けた! これはバズる!」と確信できた経験がほとんどありません(もしかしたら、これまで一度もないかも?)。

それでもそこから「編集」を経て完成した記事は、ありがたいことに多くの方から好評をいただいています。

では、取材をしてから記事が完成するまでの間にどんなことをしているのか。どうすれば手応えのない取材記事を“強く”仕上

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より良い修正稿のために心がけていること

より良い修正稿のために心がけていること

「初稿よりも修正の方が辛いときあるよね」と、ライターの友人と話したことがあります。なぜか、ゼロから書き上げるより、一度形にした原稿を直すほうが面倒に感じるんですよね。そのうえ修正箇所が山のようにあると、「ライター向いてないのでは」と落ち込み、さらにやる気を削られる。

とはいえ、修正の期限は容赦なく迫ってくる。そのなかで、なるべく健やかな気持ちで、より良い修正稿を完成させるにはどうするか。(そもそ

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もっと伝わるnoteを書きたい方のための「sentence講座活用術」

もっと伝わるnoteを書きたい方のための「sentence講座活用術」

「自分の趣味について発信したい」
「所属している団体の活動を分かりやすく伝えたい」
「仕事で学んだことをアウトプットしたい」

そう考えていても、自分の考えを分かりやすく、簡潔に「書く」のは難しいもの。

「もっと伝わる文章を書きたい」

sentenceではそんな思いを持つ、初心者ライターや、文章と向き合いたい方に向けて、基礎を体系的に学べる講座を開催しています。

本日は、講座の内容や特徴、実

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【画像de改訂版】読まれる記事にするための、タイトルのつけ方2013年度版

【画像de改訂版】読まれる記事にするための、タイトルのつけ方2013年度版



6年前に書いたブログですが、今だったらこうするかなーと思って画像で改定してみました。

インスタにするとこんな感じ。

気が向いたらちょくちょくつくってみます。

これまでの #勝手にタイトル講座 をまとめました(随時更新)

これまでの #勝手にタイトル講座 をまとめました(随時更新)

WEB編集者になって15年。これまで数万の記事にタイトルをつけてきた中で得たノウハウを、「#勝手にタイトル講座」としてTwitterに細々とポストしてきましたが、ずいぶんたまってきたのでnoteにまとめておきます。

まずは基本を押さえる素材の力を見極める相手の脳裏にイメージを描く意識でやっぱり読みやすさは重要文字数への意識を高めるとは言え、考えすぎても逆効果読んだときのテンポまで気を配るアイキャ

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