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あとでちゃんと

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#編集

表現とは、「正解」の数を増やすことである

表現とは、「正解」の数を増やすことである

りんごが「りんご」である確証はどこにもない。赤くてまあるくて、皮を剥けばみずみずしい黄色をしているそれは、わたしにとっては確かにりんごだけれど、他者から見たら全く違う果実なのかもしれない。わたしが見ているりんごの姿は、所存わたしひとりの目を通して映し出されているものであって、全人類が同じようにその姿を目にしているかどうか、何年生きても自信がない。

そもそも、自分では「赤い」と認識している物体が、

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新R25編集長が実践している「超こだわりのインタビュー記事作成術」

新R25編集長が実践している「超こだわりのインタビュー記事作成術」

「新R25」というWebメディアの編集長をしている渡辺と申します。

以前、イケダハヤトさん、はあちゅうさん、幻冬舎の箕輪さんと共同マガジンを運営していたことがありますが、個人としてはこの記事がnoteデビューとなります。

僕は編集者というキャリアを歩んでからまだ4年足らずではありますが、これまで異常な熱量とこだわりをもってインタビュー記事をつくってきたつもりです。

その結果光栄なことに、最近

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取材の失敗を挽回する編集の心構え。この3つを頑張ればなんとかなる

取材の失敗を挽回する編集の心構え。この3つを頑張ればなんとかなる

いきなりの告白ですが、僕は取材が終わったあとに「めちゃくちゃおもしろい話が聞けた! これはバズる!」と確信できた経験がほとんどありません(もしかしたら、これまで一度もないかも?)。

それでもそこから「編集」を経て完成した記事は、ありがたいことに多くの方から好評をいただいています。

では、取材をしてから記事が完成するまでの間にどんなことをしているのか。どうすれば手応えのない取材記事を“強く”仕上

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【考察】女性ファッション誌の表紙がシンプルになってきた理由

【考察】女性ファッション誌の表紙がシンプルになってきた理由

mina最新号の表紙タイトルを見てはっとした。

めっちゃシンプルになっとる。

ファッション誌の表紙って、その号の特集名がずらーっと並んでるのが定番ですが、登場するモデル名とともにうっすーくちっさーく隅に追いやられています。

代わりに目立つのは「週末デニムと和スイーツ」という第1特集タイトルの手書き文字。これはこれでインパクトのある表紙だなーと思います。

徐々にシンプル化しているmina数年

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「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

「いい文章」を書きたいなら「いい文章」を書こうとしてはいけない

いい文章を書くにはどうすればいいか? 先日、それについてあれこれとツイートしたのでnoteにまとめときます。



いい文章を書くには、いきなりいい文章を書こうとしないこと。下手でも意味わかんなくてもとにかく書きなぐる。ぼんやり思っていることをまず吐き出してしまう。

その「言葉の塊」を今度は客観的に見てわかりやすく整えて編集していく。少しずつ削って最高の輪郭にしていく。一発で美しい彫刻は生まれ

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「正しさ」にPRを。

「正しさ」にPRを。

こんにちは、「次の70年に何をのこす?」をコンセプトにいろいろと活動している70seeds編集長の岡山です。

突然ですが、あなたにとって「しごと」とはどんなものですか?

「しごと」より「仕事」と書いたほうが気分に合う方もいるかもしれません。

ある人にとっては「シゴト」かもしれないし、なんなら「死g…」とかね。。。

さて、振り返ってみると、僕はずっと「PR」というしごとに取り組んできたのだな

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