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わたしの本棚

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3度の飯より本を読みたい、本はわたしをどこまでも連れて行ってくれる魔法。わたしの本棚のきろくです
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#吉本ばなな

好きなコトバは「おみやげ」 | わたしの本棚(2024/4)

好きなコトバは「おみやげ」 | わたしの本棚(2024/4)

4月に読んだ本と映画を。〇月の読書が1周してしまったので、タイトルを変えてみました~。そして本だけではなく、心に触れたコンテンツもメモメモしておこうと思います✨

本僕の姉ちゃん/益田ミリ

先行してドラマを観ていたので、内容は承知だったけれど、何度触れても姉ちゃんの感性にぐっとくる。ミリさんの本ってどうしてこうもお守りのようになるのだろう。

今日の人生3/益田ミリ

大好きなシリーズの3巻目。

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2月の読書 | 本という娯楽へ逃げ続ける

2月の読書 | 本という娯楽へ逃げ続ける

下書きしたままでいつの間にか3月も終わりかけ。最近はいろいろと考えることが多い。そんな日々には小説を読みます。違う世界へ連れて行ってくれるから、最高の気分転換になる。2月はたっぷり時間をかけて、単行本全601ページの川上未映子さんの長編を読みました📚

黄色い家/川上未映子

歪んだ生活。善と悪の狭間で幼い彼女たちに何を判断することができたのだろう。いや、あれは悪だったのだろうか。さまざまな問い

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ぼんやりと考えていた信じることについて

ぼんやりと考えていた信じることについて

あんまりこういうこと書きたくないなーって思う内容になるかもしれないけど書きます。頭の中をぐるぐるしていることを。

わたしの実家のお風呂の湯の温度は45度でした。それがとんでもなく恐ろしく高かったことを知ったのはつい最近のこと。あつーい湯が好きなじじ(祖父)の影響だったのではないかと思っている。いや、お風呂にいつも一番にはいるのはばば(祖母)だったから、ばばのせいかな。そして誰も文句を言わず、お風

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9月の読書 | 私が持っているのは「今」という時間だけなんだから。

9月の読書 | 私が持っているのは「今」という時間だけなんだから。

やっと、朝晩には涼しさを感じられるようになった。ここ最近は気づいたら寒くなってしまうし、気づいたら暑くなっているし、季節の変わり目を見逃さないように必死である。目の前にある変化だけを、今だけを心から愛している。愛している、を続けること。そうやってずっと、人生を守っていくのだと、思う日々です。あぁ、秋ってなんて気持ちがいいんだろう。

下北沢について/吉本ばなな

引っ越しの多い人生だった。そしてき

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7月の読書 | 大きな幸せより深い幸せ!

7月の読書 | 大きな幸せより深い幸せ!


7月に結婚記念日があった。おめでとう私たち㊗️
記念日は大事にしたい。節目に何かやろうよ、ということで。わたしたちは毎年、本を贈り合うことにした。読んで欲しい本、読みたそうな本、似合いそうな本。わたしは夫に谷川俊太郎さんの『幸せについて』という本を、夫はわたしに『世界で最後の話-絵のついた寓話』という絵本を。ふたりで読もうと『フィリックスウェヴァーアフター』というトランスジェンダーのお話を。

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5月の読書 | 誰にも頼まれていない

5月の読書 | 誰にも頼まれていない

今月は漫画を読んだり、雑誌を読んだりもした。本以外にも触れたいコンテンツはある。ページを捲るたび、舞い込んでくる。ひとつひとつ咀嚼して、自分の血肉にする作業。わたしが読書が好きな理由だ。知らないことを知るたびに、触れるたびに、見るたびに、自分の命が長らえていく。わたしは今日も、本を読む。

自然のレッスン/北山耕平

4月に読んだ曾我部恵一さんの本の中で、おすすめしていた1冊。自然とともに生きるに

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3月の読書 | 懐かしさに救われる

3月の読書 | 懐かしさに救われる

3度の飯より、本が好きである。というのは大袈裟だけれど。同じくらい好きである。本を読むことは、わたしにとって心の食事だ。本はいつ何時でもわたしを外の世界へ連れて行ってくれる。それはわたしにとって、ある種の旅である。読書記録はつまり、旅の記録でもあるのだ。

高校3年生のころ、担任の先生が毎月読書記録を共有してくれた。国語の担当の先生で、受験勉強中も、読書は勉強のうちだから、と読書を勧めてくれた。高

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