Yuuri | 星野リゾート

27歳の人生の旅日記。日々のこと、仕事のこと、好きな本のこと、そして心に残る旅のこと。…

Yuuri | 星野リゾート

27歳の人生の旅日記。日々のこと、仕事のこと、好きな本のこと、そして心に残る旅のこと。感じたままに言葉にしています📝🍃2024年10月〜世界一周🌏/投稿は個人の意見です

マガジン

  • この街に抱かれる

    生活をすること。それは命の基盤。わたしのわたしと大切な人との暮らしのこと。出会いのこと。この街に抱かれながら過ごしている日々のこと。いつかきっと思い出すその日のために。

  • 世界のあっちこっち日記

    食べて、寝て、働いて、遊ぶ。世界をぐるりと一周、いつもここではない何処かを探しているふたりの話。

  • わたしの本棚

    3度の飯より本を読みたい、本はわたしをどこまでも連れて行ってくれる魔法。わたしの本棚のきろくです

  • 日々のまま

    みたもの、聞いたこと、感じたこと。あの日の旅のこと。日々のままに、そのままに。

  • 気まぐれ日記

    ふと思ったこと、忘れないようにメモしたこと。それから旅のこと。ほんの少しの心の動きを大切にしています。気まぐれ更新📝

最近の記事

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わたしが旅にでる理由

小沢健二さんの「ぼくらが旅にでる理由」という歌がある。わたしが旅に出る理由は、まさにこの歌の中にある。というか、そのものであるような、そんな歌である。と、書いてしまうと、この文章はこれで終わりになってしまってずいぶん野暮な自己紹介になってしまうので、今日はまず最初の記事として、わたしがなぜ旅を愛しているのか、旅にでるのか、ということを書いておこうと思う。自分への備忘録でもある。 旅というものを意識するようになったきっかけは、高校生の頃、修学旅行で沖縄へ訪れたときの民泊体験に

    • 海と山のある街に

      千葉から引っ越した先は神奈川県と静岡県の境目、湯河原町。縁あって2か月弱、この街に住むことになった。7月下旬、本当は京都へひとり旅をする予定だったのだけれど、東海道新幹線の運休により京都行きをおとなしく諦め、予定より早く湯河原町へ入った。 東京駅から東海道線に乗って2時間弱。窓の外の景色をぼーっと眺めていると突然視界に入ってきた青い海。心音が少し大きくなる。海を見るとなぜか、何とも言えない興奮が身体の中を渦巻く。海なし県の埼玉で生まれ育ったから、海に対しての憧れが強いからか

      • やっぱり紙の本が読みたい!| わたしの本棚(2024/06)

        旅中の読書の利便性を考えて、なんとかKindleで本を読もうと試みた約半年。あぁ、まったくもって頭に入ってこない。結局6月の半ばにKindleで読むことを諦めて、紙の本を爆買いした。読んだ本はどれも言葉ひとつひとつがふわりと紙から浮き上がって、口から、耳から、毛穴から、様々なところからわたしの身体に入ってくるようだった。わたしはやっぱり、紙で読む本が好きなのだ。旅中、できるだけ紙の本を持ち歩こうと心に決めた。 読書という行為のみならず、いつも小さなリュックのポケットの中にあ

        • 夫が無職になる話

          わたしはずっと、男の人は社会と必死に戦って、出世を喜びとし、年収で自分の価値を指し示すのだと思っていた。( 不快に感じる人がいるかも、ごめんなさい ) でも、それだけではないのかもしれないということを、夫に出会って知ったという話。わたしたち夫婦にとってのお金、仕事の価値観について。今日はそんなことを書いてみようかなと思います。頭が冴えてしまった午前2時、夫の寝息を聞きながら書きました。 わたしの父は、前にも書いたかもしれないけれど、バリバリのサラリーマンだった。ほとんど家に

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        わたしが旅にでる理由

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        記事

          記憶するために書く | 世界一周の旅(持ち物)

          旅の持ち物はなるべくこだわりを持って丁寧に選びたい。もちろん、旅先で新調するものもたくさんあるだろうが、旅の間ずっと持ち歩きたいものもいくつかある。 そのひとつが記録のためのノート。携帯のメモやipadなど電子機器のノート機能などなど…”軽さ”や”大きさ”を軽減させるという視点では選べるものがたくさんある。でもやっぱり、わたしはペンで、紙に書くことをやめたくないし、むしろ旅中は今よりももっともっとそういう時間を大事にしたいと思っている。 そんなことを考えている中、ふと用事

          記憶するために書く | 世界一周の旅(持ち物)

          世界は遠くて、広くて、果てしない | 気まぐれ日記

          2024/07/10 彼女に子どもができた、と報告を受けたのは、なんてことのない平日の昼下がりのことだった。Hey!と冒頭に綴られたメッセージにいつもの何気ない連絡かな?と思った。この間会ったときにはもう宿っていたのだと思うとなんだか不思議な気持ちがぐわーっと押し寄せて、そしてふぅっと一息を吐いたあとで一気に嬉しさが込み上げた。彼女が母になる、それは本当に素晴らしいことだと思った。彼女のもとにやってきたベイビーを心から歓迎した。 母になる、ということが近い将来の話としてわ

          世界は遠くて、広くて、果てしない | 気まぐれ日記

          気持ちは有限 | 気まぐれ日記

          2024年某日 不倫の謝罪コメントって誰に向けて謝ってるんだろう。といつも思う。ちょっと有名な人が、知る人は知っている、みたいな人が謝っていた。それを読んでも別に何にもわたしは思えなくて、記号としてしか頭に入ってこなくて、ごめんなさいの気持ちの無駄遣いだなと思った。仮にもし、本当に謝られるべき人がいるとしたら、その人にとってこの誰に向けたかわからない言葉も私にくれよ、と思うのではないかしらん。少なくともわたしはきっとそう思う。 気持ちは有限だ。誰かにとって、その気持ちには

          気持ちは有限 | 気まぐれ日記

          ワクチンを打つ | 世界一周の旅の準備

          今年の10月から日本を出ることを決めました。少しずつその準備を始めています。わたしもたくさんインターネットにある情報に助けられたから、有益だと思う情報は書き溜めていこうと思っています。 しばらくは準備の話が続きますが、旅の発信もメインはnoteでしていこうかな、と考えています。 まずはワクチンの話。「さて、何を打ったらいいのかしら?」全く分からずとりあえずネットで情報を集めました。そもそも病名を聞いてもよく分からない。A型肝炎、B型肝炎などなど、聞いたことはあるけれど、症状

          ワクチンを打つ | 世界一周の旅の準備

          この街で暮らした日々のこと

          どんなに心や体がへとへとでも、そこに行くと元気になる。この街の中で、そういう場所や人と出会えたこと、それがいつも自転車で行ける距離の中にあったこと、それがこの2年間、何度となくわたしを救い出してくれた。 もうすぐわたしはこの街を出る。少しずつ、みんなとお別れをする日々。終わりではない。そう分かっていても、やっぱり寂しくて、ちょっとだけ涙が出てしまった。「またね。」をどれだけ確信を持って伝えることができるか、それはわたしにとっての対人関係において大事なことのひとつだ。心から思

          この街で暮らした日々のこと

          あとで後悔をしないように | 気まぐれ日記

          2024/07/02 スマホのメモに残して、時々読み返すお父さんの言葉。大好きなドラマのこの台詞はいつもわたしの心をぐんと動かす。 コロナ禍で経験した会いたい人に会えない辛さ、苦しさ、寂しさ。触れ合うことの喜び。ぎゅっと抱きしめて、手を握ることの安心感。好きなひとの匂い。 SNSを通して画面越しに簡単に繋がることができるこの世界で、わたしたちは本当にその人のことを、理解できているのだろうか。自分のことをちゃんと表現できているのだろうか。幾重ものフィルター越しにしか、誰か

          あとで後悔をしないように | 気まぐれ日記

          記憶の中でずっと | リゾナーレ八ヶ岳

          大はしゃぎだった子どもたちも夕食後、さすがに眠気に勝てなくなり、部屋に戻るとバタンキュー。この後はお待ちかねの大人時間。声をひそめつつ、晩酌。あんなにお腹いっぱい食べたのに、男性陣はおつまみも手が伸びている。(今回は「レジデンステラス付」と「スーペリア」を予約。) 翌日の計画を立てたところでわたしもギブアップ。ベッドに倒れこむと気づかないうちに眠りについた。ぐっすり、眠った。目が覚めた頃にはもう外は太陽がしっかりあたりを照らしていた。隣でまだ眠っている夫を揺すると、「朝食会

          記憶の中でずっと | リゾナーレ八ヶ岳

          この場所を遊びつくす | リゾナーレ八ヶ岳

          「ピーマン通り」を歩いていると、客室棟の間を抜けたところにアスレチックコーナーが。案の定、子どもたち2人は他の子たちが楽しそうに遊んでいる姿に釘付け。「やりたい!」ということでそうたは空中散歩、はるきはクライミングに挑戦することに。 クライミングウォールは大人でもかなりハードル高いような気がする。何度も何度も挑戦するはるきはかっこよかったし、1回通った道は乗り越え方をあっという間に覚えてスイスイ進むそうたも見物だった。子どもって本当にすごい。 大人も子どももふぅっとひと遊

          この場所を遊びつくす | リゾナーレ八ヶ岳

          家族で過ごすかけがえのない時間 | リゾナーレ八ヶ岳

          今日のわたしがどれほど幸せだったかを知るのは、きっとずっとずっとあとだ。 好きな服を着て、好きな人たちと、好きな場所へ出かけた。八ヶ岳に吹く爽やかな風は湿気を含まず、髪の毛をふわりと押し上げた。梅雨入りしたことを忘れさせてくれるような、爽やかなにおいがした。 2年前、夫の仕事の都合で千葉の端っこの小さな街に移住した。縁側のついた平屋の古民家で、黄色い車体の愛車とスタートした生活。知り合いなど誰ひとりいないこの土地で、始まった新たな日々。そんなわたしに一番最初に手を差し伸べ

          家族で過ごすかけがえのない時間 | リゾナーレ八ヶ岳

          #18 命のこと | 気まぐれ日記

          2024/06/18 浴室に蛾が死んでいた。それは昨日の夜も見た蛾だった。夕方に雨が降ってきて、洗濯物を浴室に取り込んだときに、おそらく洗濯物にくっついていたのだろう。わたしは昨日の夜もこの蛾に遭遇したけれど、我が家に紛れ込んだ蛾をわたしはどうすることもできなかった。夫は昨日から旅に出てしまい、留守にしているので、この蛾を助けられたのはわたししかいなかった。のに。 昨日、蛾と対面したとき、どうにかはなしてあげることを考えたけれど、でもやっぱりどうしても、さわれなかった。わ

          #18 命のこと | 気まぐれ日記

          いつ大人になるのかしらん

          「○歳はもっと大人だと思っていたのに。」何歳になっても、そう思う。わたしの心は高校生のころとなんら変わらないなぁと思うことがたくさんあります。自分の未熟さに愕然とすることも。泣きたくなるような夜に、なかなか寝付けず、好きな女芸人が出産についてわちゃわちゃと語っているPodcastを聞きながら、頭の中を巡らせていました。 このまま30歳になって、40歳になって、50歳になって、死んでいくのかな?ときどき不安になる。大人になったらどんな悩み事も、魔法みたいに解決できるのだと、幼

          いつ大人になるのかしらん

          客室で過ごす時間について | 星のや竹富島

          星のや竹富島で過ごす楽しみのひとつは、客室での時間だな、と何度目かの滞在を通して感じています。 耳をすませば、風の音が、鳥の声が聞こえてくる。そんな風に感覚を研ぎ澄ませていると、自分の心の声も聞こえてくる。静かに始まる自分との対話。見ないふりしていた気持ちに、気が付く。蓋をしていた想いが溢れ出す。それは忙しない日々の中では知り得ない、心地の良い時間でした。 風を感じるバスタブで過ごす昼間時間 南風が吹き抜ける。風は、優しく空気を包み込み、ほどよい温度の湯はわたしの心の芯

          客室で過ごす時間について | 星のや竹富島