Yuuri | 星野リゾート

27歳の人生の旅日記。日々のこと、仕事のこと、好きな本のこと、そして心に残る旅のこと。…

Yuuri | 星野リゾート

27歳の人生の旅日記。日々のこと、仕事のこと、好きな本のこと、そして心に残る旅のこと。感じたままに言葉にしています📝🍃2024年10月〜世界一周🌏/投稿は個人の意見です

マガジン

  • 気まぐれ日記

    ふと思ったこと、忘れないようにメモしたこと。それから旅のこと。ほんの少しの心の動きを大切にしています。気まぐれ更新📝

  • 旅の準備

    世界一周の旅に向けた準備の話。いつか旅に出たいあなたへ、かつて旅をしたあなたへ。旅を愛するすべての人が旅に出る勇気が少しでも積もるように。

  • この街に抱かれる

    生活をすること。それは命の基盤。わたしのわたしと大切な人との暮らしのこと。出会いのこと。この街に抱かれながら過ごしている日々のこと。いつかきっと思い出すその日のために。

  • 世界のあっちこっち日記

    食べて、寝て、働いて、遊ぶ。世界をぐるりと一周、いつもここではない何処かを探しているふたりの話。

  • わたしの本棚

    3度の飯より本を読みたい、本はわたしをどこまでも連れて行ってくれる魔法。わたしの本棚のきろくです

最近の記事

  • 固定された記事

わたしが旅にでる理由

小沢健二さんの「ぼくらが旅にでる理由」という歌がある。わたしが旅に出る理由は、まさにこの歌の中にある。というか、そのものであるような、そんな歌である。と、書いてしまうと、この文章はこれで終わりになってしまってずいぶん野暮な自己紹介になってしまうので、今日はまず最初の記事として、わたしがなぜ旅を愛しているのか、旅にでるのか、ということを書いておこうと思う。自分への備忘録でもある。 旅というものを意識するようになったきっかけは、高校生の頃、修学旅行で沖縄へ訪れたときの民泊体験に

    • 同じ場所で同じ気持ちでいられる奇跡

      これは一生、忘れたくないな。思い出すと涙が出てきてしまう。夜から朝へ移り変わる瞬間の空の色。小さな手の温もりを鮮明に思い出せる。そういう旅の記憶って心のポケットにいくつかあって、大事にしまってある。 3年前の夏、思いがけず訪れることになった場所での時間はわたしにとって「そういうもの」だった。きっとまたここに帰ってくる、そう確信めいたものを持ちながら、涙をこらえきれずにさようならをしたときのこと。 あの頃、どこへ行っても東京から来たというだけで少し嫌な顔をされた。それなのに

      • 一期一会について | 屋久島/指宿日記

        屋久島を出発する前になんとか食べたかったヤクシカにありつく。小さなイタリアンレストランでヴェスナンというヤクシカの肉とくるみとチーズがのったピザを注文。お店は大混雑で店員さんはてんやわんやだった。 順番待ちをするときに名前を書く紙がなく、みんなそれぞれが自分は何番目だよな、と心の中で考えながら待っていた。そしたらわたしたちのあとにきたおひとり様の男性がなぜだかわたしたちのことを抜かして席についた。勘違いしたとは思えない状況だったのでわたしは思わず怒りの感情にさいなまれた。あ

        • 千年の時に触れる2 | 屋久島日記

          2024/08/04 連日の4時起き。いやぁ、眠い。寝たい。と思いながら、なんとか動き出す。外は真っ暗で、遠くを見ると星々がまだちらちらと輝いていた。いよいよトレッキングの日。 今回はガイドさんをお願いし、ツアーで行くことに。ルート的に迷うことはなさそうだけれど、ペース配分などコントロールできるほど山道に慣れているわけではない。万が一、の時のためにやっぱりガイドさんがいてくれた方が安心だね、となった。買える安全は買う。結果として、バスのチケットの買い方や乗り方、休憩場所、

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        わたしが旅にでる理由

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        • 気まぐれ日記
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          3本
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        記事

          千年のときに触れる1 | 屋久島日記

          2024/8/3 朝4時に起きて、まだ重い瞼をなんとかあけて成田空港へ向かう。空港は早朝とは思えないほど賑わっていて、旅への期待で溢れていた。無事に飛行機に乗り込み、わたしは眠りについた。 今回は大学時代の友人と屋久島へ。縄文杉を見に、22キロのトレッキングへ挑戦しようということになった。彼女とは頻繁に会うわけではないが、時々ふっと引き寄せられるようにいいタイミングで会う機会が訪れる。佐賀に住む彼女と鹿児島空港で待ち合せ、飛行機で屋久島へ。鹿児島から屋久島へは約40分ほど

          千年のときに触れる1 | 屋久島日記

          カメラで撮るということへの挑戦 | 旅の準備

          旅の記録をどう残していこうか、最近考えている。わたしは忘れてしまうことが怖いので、できるだけ日記を書いたり(noteもそう)、iPhoneで写真を撮ったりする。今回、その中の大事なツールのひとつである写真について。この度、我が家に新たな旅のお供を迎え入れた。いわゆる、コンデジというやつ。 カメラのことは全く詳しくない。でもなんとなくカメラというものは身近で、好きで、そして憧れもある。そう思うルーツは多分、わたしの祖父たち、父方の祖父も、母方の祖父もカメラが好きだったことにあ

          カメラで撮るということへの挑戦 | 旅の準備

          雨、干物、真鶴、花火 | 気まぐれ日記

          2024/07/27 引越し早々、高熱が出た。のどの痛みもあったのでコロナだったかも?と思いながらなんとか一晩で治した。 たまたま真鶴で貴船まつりという例大祭が行われているとのことで、湯河原駅から隣の真鶴駅へ降りたった。もう2年も前なのか、ここに来たのは。親友と真鶴にある「真鶴出版」へ泊まったのは2年前の4月初め。まだ肌寒い雨の降る日だった。桜が咲いていたことを思い出した。西荻窪にある「旅の本屋のまど」で見つけた「小さな泊まれる出版社」という本で知ったこの宿を目的地に10年

          雨、干物、真鶴、花火 | 気まぐれ日記

          海と山のある街に

          千葉から引っ越した先は神奈川県と静岡県の境目、湯河原町。縁あって2か月弱、この街に住むことになった。7月下旬、本当は京都へひとり旅をする予定だったのだけれど、東海道新幹線の運休により京都行きをおとなしく諦め、予定より早く湯河原町へ入った。 東京駅から東海道線に乗って2時間弱。窓の外の景色をぼーっと眺めていると突然視界に入ってきた青い海。心音が少し大きくなる。海を見るとなぜか、何とも言えない興奮が身体の中を渦巻く。海なし県の埼玉で生まれ育ったから、海に対しての憧れが強いからか

          海と山のある街に

          やっぱり紙の本が読みたい!| わたしの本棚(2024/06)

          旅中の読書の利便性を考えて、なんとかKindleで本を読もうと試みた約半年。あぁ、まったくもって頭に入ってこない。結局6月の半ばにKindleで読むことを諦めて、紙の本を爆買いした。読んだ本はどれも言葉ひとつひとつがふわりと紙から浮き上がって、口から、耳から、毛穴から、様々なところからわたしの身体に入ってくるようだった。わたしはやっぱり、紙で読む本が好きなのだ。旅中、できるだけ紙の本を持ち歩こうと心に決めた。 読書という行為のみならず、いつも小さなリュックのポケットの中にあ

          やっぱり紙の本が読みたい!| わたしの本棚(2024/06)

          夫が無職になる話

          わたしはずっと、男の人は社会と必死に戦って、出世を喜びとし、年収で自分の価値を指し示すのだと思っていた。( 不快に感じる人がいるかも、ごめんなさい ) でも、それだけではないのかもしれないということを、夫に出会って知ったという話。わたしたち夫婦にとってのお金、仕事の価値観について。今日はそんなことを書いてみようかなと思います。頭が冴えてしまった午前2時、夫の寝息を聞きながら書きました。 わたしの父は、前にも書いたかもしれないけれど、バリバリのサラリーマンだった。ほとんど家に

          夫が無職になる話

          記憶するために書く | 旅の準備

          旅の持ち物はなるべくこだわりを持って丁寧に選びたい。もちろん、旅先で新調するものもたくさんあるだろうが、旅の間ずっと持ち歩きたいものもいくつかある。 そのひとつが記録のためのノート。携帯のメモやipadなど電子機器のノート機能などなど…”軽さ”や”大きさ”を軽減させるという視点では選べるものがたくさんある。でもやっぱり、わたしはペンで、紙に書くことをやめたくないし、むしろ旅中は今よりももっともっとそういう時間を大事にしたいと思っている。 そんなことを考えている中、ふと用事

          記憶するために書く | 旅の準備

          世界は遠くて、広くて、果てしない | 気まぐれ日記

          2024/07/10 彼女に子どもができた、と報告を受けたのは、なんてことのない平日の昼下がりのことだった。Hey!と冒頭に綴られたメッセージにいつもの何気ない連絡かな?と思った。この間会ったときにはもう宿っていたのだと思うとなんだか不思議な気持ちがぐわーっと押し寄せて、そしてふぅっと一息を吐いたあとで一気に嬉しさが込み上げた。彼女が母になる、それは本当に素晴らしいことだと思った。彼女のもとにやってきたベイビーを心から歓迎した。 母になる、ということが近い将来の話としてわ

          世界は遠くて、広くて、果てしない | 気まぐれ日記

          気持ちは有限 | 気まぐれ日記

          2024年某日 不倫の謝罪コメントって誰に向けて謝ってるんだろう。といつも思う。ちょっと有名な人が、知る人は知っている、みたいな人が謝っていた。それを読んでも別に何にもわたしは思えなくて、記号としてしか頭に入ってこなくて、ごめんなさいの気持ちの無駄遣いだなと思った。仮にもし、本当に謝られるべき人がいるとしたら、その人にとってこの誰に向けたかわからない言葉も私にくれよ、と思うのではないかしらん。少なくともわたしはきっとそう思う。 気持ちは有限だ。誰かにとって、その気持ちには

          気持ちは有限 | 気まぐれ日記

          世界一周に向けてワクチンを打つ | 旅の準備

          今年の10月から日本を出ることを決めました。少しずつその準備を始めています。わたしもたくさんインターネットにある情報に助けられたから、有益だと思う情報は書き溜めていこうと思っています。 しばらくは準備の話が続きますが、旅の発信もメインはnoteでしていこうかな、と考えています。 まずはワクチンの話。「さて、何を打ったらいいのかしら?」全く分からずとりあえずネットで情報を集めました。そもそも病名を聞いてもよく分からない。A型肝炎、B型肝炎などなど、聞いたことはあるけれど、症状

          世界一周に向けてワクチンを打つ | 旅の準備

          この街で暮らした日々のこと

          どんなに心や体がへとへとでも、そこに行くと元気になる。この街の中で、そういう場所や人と出会えたこと、それがいつも自転車で行ける距離の中にあったこと、それがこの2年間、何度となくわたしを救い出してくれた。 もうすぐわたしはこの街を出る。少しずつ、みんなとお別れをする日々。終わりではない。そう分かっていても、やっぱり寂しくて、ちょっとだけ涙が出てしまった。「またね。」をどれだけ確信を持って伝えることができるか、それはわたしにとっての対人関係において大事なことのひとつだ。心から思

          この街で暮らした日々のこと

          あとで後悔をしないように | 気まぐれ日記

          2024/07/02 スマホのメモに残して、時々読み返すお父さんの言葉。大好きなドラマのこの台詞はいつもわたしの心をぐんと動かす。 コロナ禍で経験した会いたい人に会えない辛さ、苦しさ、寂しさ。触れ合うことの喜び。ぎゅっと抱きしめて、手を握ることの安心感。好きなひとの匂い。 SNSを通して画面越しに簡単に繋がることができるこの世界で、わたしたちは本当にその人のことを、理解できているのだろうか。自分のことをちゃんと表現できているのだろうか。幾重ものフィルター越しにしか、誰か

          あとで後悔をしないように | 気まぐれ日記