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記憶するために書く | 世界一周の旅(持ち物)

旅の持ち物はなるべくこだわりを持って丁寧に選びたい。もちろん、旅先で新調するものもたくさんあるだろうが、旅の間ずっと持ち歩きたいものもいくつかある。

そのひとつが記録のためのノート。携帯のメモやipadなど電子機器のノート機能などなど…”軽さ”や”大きさ”を軽減させるという視点では選べるものがたくさんある。でもやっぱり、わたしはペンで、紙に書くことをやめたくないし、むしろ旅中は今よりももっともっとそういう時間を大事にしたいと思っている。

そんなことを考えている中、ふと用事があって、中目黒に行く機会があった。ちょっと時間があったので、以前友人が中目黒に「トラベラーズノート」のお店があるということを教えてくれたことを思い出し、行ってみることに。駅から徒歩3分の細~い路地を入ったところに小さく佇むお店「トラベラーズファクトリー」。中に入ると、様々な国の人たちがいて、なんだか突然海外に来たような気持ちになった。

トラベラーズノートについては、なんとなくSNSなどで見たことがあったが、わたしが知っていた何倍もカスタマイズ機能に長けていて、そして奥深く、ロマンが漂っていた。迷いながら、様々に手に取ってみていると、店員さんが「何かお困りですか?」と声をかけてくれた。どういうわけでノートが欲しいか、どういうことのために使いたいか、わたしが伝えると、「なんと、まぁ。一緒に選ばせてください!」ととっても親身になってたくさんアドバイスをくれた。

そんなこんなで1時間ほど迷ったことだろう。わたしは、キャメル色の牛革の本体カバー、コットンジッパーケース、月間の予定が書けるもの、好きな色である黄色のクラフト紙、真っ白なメモ、を選んだ。

本体カバーは店頭に並んでいるものと、新しいものは全くの別物で、わたしのこの本体カバーがどんなふうに育っていくのかとても楽しみになった。

常々思うことだが、人は忘れていく生き物だから。どんなに大事だと思ったことも、どんなに心が動いたことも、それは薄れていく。それは日々が新しく、いつだって進んでいる証拠だから悪いことではない。でもときどき思い出すことで、それがそのときの自分を救うこともあると思うのだ。いつかの自分のために、わたしは今を残していく。

ちなみにペンはまだ見つけられていない。トラベラーズファクトリーでみた真鍮のペンもかっこよかった。自分の好きな書き心地っていくつかあるので、とても迷っている。まぁ焦らず、ゆっくり、試しながら、旅の大事なおともをこれからも少しずつ増やしていこうと思う。

ちなみにさっき「人生には無駄があってもいい」という言葉をメモした。なんにでも意味とか成果を見出だそうとしがちなわたしへの、自分を楽にさせる言葉。あんなに色々やったのに、あれだけ色々考えたのに、糧にならなかった、なににもならなかった、無駄だった。そう思うことがあっても、いい。親友が教えてくれたこと。

早速油染みつくった🤣

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