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”ゼロフラ”体験記ー3カ月を振り返って
2023年12月から2024年2月末までの3カ月間、渡辺まりこさん主催「取材ライターのための個別サポートZero Flag(通称”ゼロフラ”)」に参加していた。
今回は3カ月の活動を振り返ってみたいと思う。
きっかけは無料セミナー2023年10月。渡辺まりこさんの「取材ライター初心者のための案件獲得Zoomセミナー」に参加したのが始まり。無料とは思えない充実した内容。
気がつくと熱量高く話すまり
「日常のお菓子でありたい」変わらぬ思いと生まれるアイデアー老舗和菓子店「満月堂」
神戸市の中心部から北へ車で30分、のどかな田園風景が広がる北区淡河町。かつて宿場として栄えた町の中心部にひときわ目立つ大きな櫓が立っています。ここが今回ご紹介する「満月堂」です。創業明治15年、初代の名前を冠した「豊助饅頭」は、長年変わらず作り置きをしないスタイルでいつでも出来立てが店頭に並びます。5代目の妻で取締役の吉村元子さんに満月堂の創業当初からの変わらぬ思い、現在の商品やSNSでの取り組み
もっとみるUターン起業から5年。夫婦で営む会席カフェ「ごはんやさんキモリ」の軌跡
神戸市の中心部から車で北へ約30分、にぎやかな都会とは一転、田園風景が広がりスローな時間が流れる淡河町(おうごちょう)。全国有数の酒米生産地としても知られており、里山の澄んだ空気と肥沃な土壌が農産物を育んでいる。この穏やかなロケーションに溶け込むように佇むのが本格的な和食会席膳を楽しめるカフェ「ごはんやさんキモリ」だ。
店を営む木全(きまた)浩治さん早穂さん夫婦は、以前は東京で生活をしていたが、
「欲と知足ー船上で揺れる心」
今回は、青空文庫から。
森鴎外の「高瀬船」の紹介をしてみたい。
あらすじ
高瀬川を上下する高瀬舟は大坂まで受刑者を運ぶ船である。乗船した喜助は、弟殺しの罪で島流しの刑を宣告されていた。彼を護送するのは、同心の羽田庄兵衛だ。喜助は弟を殺したのにも関わらず楽しそうに見える。一体どんな心持でいるのだろうかと庄兵衛は気になり声をかけた。
みどころ
高瀬舟は、1916年森鴎外が54歳のときに中央公
【書評】三行で撃つ:書くを探求する
日常の一瞬の言葉を書き留めるようになった。言葉は、すぐにメモしないと消えてしまう。頭に浮かぶ言葉は、たいてい起きがけの時間に閃くこともあれば、水に手をくぐらせて皿洗いをしているときにも降ってくる。あれはなんだろう。そんなことを考えていた。
「忙しい読者は、あなたに興味などない」
読者の心を射止めるには、冒頭つかみの三行が勝負だ。三行で撃つは、第1発から第25発の言葉の銃弾に、文章の技術、企画、時