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読書

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#新潮社

本を閉じたら聖地に行きたくなるような、、読書記録 成瀬は天下を取りに行く〜

本を閉じたら聖地に行きたくなるような、、読書記録 成瀬は天下を取りに行く〜

読書記録
「成瀬は天下を取りに行く」

新潮社

私は本屋さんはよく行くのですが、

しかし、あまり流行りものが好きではなく、私の好みは流行りとは違うところにありそうな気がしていました。

が、ここ数年やっぱり気になります。

『本屋大賞』

今回、買い物ついでに通っている本屋さんの、ランキングで、ちらっと見て、

このタイトルに引き寄せられたかのように、まず1冊、購入してしまいました。

作者の

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失われた時間を取り戻すために。   読書記録8050

失われた時間を取り戻すために。   読書記録8050

読書記録 小説 8050
2021年  新潮社

私は林真理子さんの著書の昔からの愛読者いやファンです。

そう雑誌ananの巻末エッセイが好きで真理子様の母校、江古田の日大芸術学部にもお参りしました。

色々ある母校日大の理事長になって火中の栗を拾いに行った今も、応援しています!

そう何度か読書記録も書いてきました。

今回は比較的最近の小説
8050です。

私は、一気に読んでしまいました

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裸足でたどりついたら、、、。読書記録 とわの庭

裸足でたどりついたら、、、。読書記録 とわの庭

読書記録 とわの庭
小川糸先生著
新潮社

買い物ついでに何となく寄った本屋さんで、見つけてしまいました。

夏色の街でサルスベリやキョウチクトウを見かけ、草や木、植物の物語を読みたくて、。

小川糸先生の作品は「キラキラ共和国」以来です。

読み始めたら、止まりませんでした。久しぶりの小川糸さんの文章はやさしく私の心に響いてきました。

◎ざっくりあらすじ
主人公は「とわ」。10歳の誕生日をもう

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時代に翻弄されながらも、、、。読書記録 水曜日の凱歌

時代に翻弄されながらも、、、。読書記録 水曜日の凱歌

読書記録 水曜日の凱歌
乃南アサ 先生
新潮社
2015年

このところ、穏やかなストーリーを楽しんでいたように思い、少し人間の泥臭い物語を読んでみたいようなきがしていました。

そんな時、偶然に図書館で見つけたのが、この乃南アサさんの「水曜日の凱歌」です。

乃南アサさんは、初めましての作家さんです。お名前は知っていましたが、調べてみたら、私と同世代の方。

なんだかちょっとだけ親近感を持ちまし

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これから、これから、、、。読書記録 女たちの避難所

これから、これから、、、。読書記録 女たちの避難所

読書記録 女たちの避難所
垣谷美雨さん、2017年 新潮社

本屋さんで、垣谷美雨さんの本をみつけて思わず手に取りました。

垣谷さんは、ここ数年で何冊か読んでいます。

「70歳死亡法案、可決」などは、

ドッキリするようなタイトルでしたが、終盤の展開はとても爽やかでした。

女性の立場から家族との生活の中での葛藤を、リアルに時にはコミカルに描いていく作家さんのように思います。

さて、今回は「

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更に熱くなる、夏に。読書記録 格闘

更に熱くなる、夏に。読書記録 格闘

読書記録 格闘

高樹のぶ子先生著
2019年 新潮社

ずっと前から、そう「光抱く友よ」で芥川賞を受賞された頃から注目していた作家さんです。

何冊かは、読んでみました。
「オライオン紀行」は、私のお気に入りの一冊になりました。

さて、今日も図書館の高樹のぶ子先生のコーナーからちょっと悩みつつ選んだ一冊です。

◎あらすじ
主人公の私、新進小説家で、今度はノンフィクションを書きたいと思っている

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読書記録 たんぽぽ団地

読書記録 たんぽぽ団地

重松清さん著、新潮社、2015年

図書館で重松清さんのコーナーを見ていたら、読んだことのない本の中で、この本が目に止まり、手に取ってみた。

たんぽぽ団地。

私は団地住まいをしたことはないが、東京くらしが長い中、団地の近くに住んでいる。

同じ形の窓でもカーテンや植木が少しずつ違う。
そんな箱型の団地が何棟も並んでいる。
一階は庭付きで、カタバミやコスモスなどの季節の花が何気なく咲いている。

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